2011-01-01から1年間の記事一覧

シャンハイ。

映画『シャンハイ』の舞台は、太平洋戦争前夜、1941年の上海。日中戦争が始まってから4年余、日本軍は、中国各地へ侵攻、上海も日本の占領下にある。 『シャンハイ』、米中日の合作映画。監督は、ミカエル・ハフストローム。渡辺謙、コン・リーはじめ役…

ジャパンとは。

ラグビーW杯、現地ニュージーランドでは早い時間に行なわれているのだが、日本での放映は夜中。さほどの視聴率が取れるものとは思われないので、致し方ない。 昨日のトンガ戦もそう。結果は解かっているのだが、やはり、見た。 日本のヘッドコーチ、ジョン…

やせガエル。

今日の朝日夕刊、向井万起男の『大リーグが大好き!』に、トテモ大事なこと(本人、向井の言)が出ている。 映画『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)に、2人分のホットドックとビールを買うシーンがあるそうだ。私も観たが、そんなこと憶えてい…

ポカ、間違い。

このブログ、時々間違える。 間違い、勘違い、思い違い、ポカ、チョンボ、・・・・・。昨日も、間違えた。 江成常夫の書『シャオハイの満洲』の発行年、1994年と打ったが、正しくは、1984年である。この程度のこと、通常はそのままにしておく。後で…

満洲。

江成常夫の写真展『昭和史のかたち』には、点数は少なかったが、「偽満洲国」、「シャオハイの満洲」というコーナーもあった。 江成常夫、1981年以来度々訪中、傀儡国家・満洲、そして、残留孤児を写し取り、”戦争の昭和”を告発している。 1931年(…

鬼哭の島。

今年、太平洋戦争の発端、真珠湾攻撃から70年、また、その発端ともいえる満洲事変勃発から80年、という節目の年。 江成常夫は、40年近くに渉り、昭和の戦争とその負の遺産を、写真で表現し続けてきた。 東京都写真美術館で、江成常夫写真展『昭和史の…

オールブラックスとジョン・カーワン。

結果は解かっている。ゲーム展開も、あらかたおそらくは、と推測できる。でも、昨日のブログを打った後、日テレの夜中の録画中継、見てしまった。 こう考えた。 私の残りの人生、ジャパンとオールブラックスのゲームを見ることなど、今後おそらく、あるまい…

ウーン、残念。

ラグビーW杯、今日、世界ランク1位のニュージーランド戦が行なわれる。中継、楽しみにしていた。フランス戦の後から、ずっと。 胸にサクラのエンブレムのカーワンジャパン、世界最強のオールブラックスと如何に戦うのか、と。 日本代表、1995年のW杯…

秋場所5日目、この親方。

98キロの隆の山は、今日も負けた。幕内で取るには、やはり、荷が重すぎる。仕方ないか。 鶴竜、琴奨菊、稀勢の里の関脇3人衆は、そろって勝った。いいぞ、面白い。 日馬富士、琴欧州、把瑠都の大関3人衆は、と言えば、把瑠都は何とか星を拾ったが、日馬…

平常心でいられるか。

9月場所が始まっている。国技館では、初場所以来。 昨日は見ていないが、初日、2日目、そして、今日、4日目の取組みを見た。 日馬富士の綱取りは成るか。鶴竜と琴奨菊の大関取りは。この二つ、今場所の見どころだ。それにあとひとつ、私は、稀勢の里の巻…

(中秋+1)の名月。

昨日中秋、旧暦8月15日。しかも、この日、何年ぶりかの満月、文字通りの中秋の名月。近場のどこかで月の写真を撮ろうか、と思ったが、つい面倒になり、やめた。 今日、所用あり外へ出た。帰途、秋葉原のヨドバシカメラでプリンターのインクを買い、ついで…

不意打ち。

10年前の9.11、アメリカにとっては、不意打ちだった。 70年前の12月8日、日本によるパールハーバーへの不意打ち攻撃と同様の。国家に対する不意打ち攻撃。アルカイダ、70年前の日本と同じく、打ち潰すべき卑怯な敵となった。 昨日、10年前の…

3.11 半年、9.11 10年。

あの日から半年になる。 かって経験したことのない揺れだった。恐ろしくデカい地震であった。しかし、それは序章。夕刻のTVに津波の映像が出た時には、何てことが起こったのだ、と驚いた。2万の方が亡くなった。未曾有の大震災。 だが、それで収まらなか…

カーワンジャパン。

今でこそ、ザックジャパンだ、なでしこジャパンだ、なんてことを言っているが、サッカーのテストマッチを観るようになったのは、フランスでのW杯の時から。せいぜい、10年少し前からだ。 サッカー自体、あまり好きではなかった。なかなか点が入らず、まど…

パソコン入院。

パソコン、電器屋に入院し、2日間ブログ休んだ。 Cドライブのディスク領域、数か月前から1ギガを切り、だんだん500メガを切り、300、200メガ程度となっていった。もちろん、毎日、ディスク・クリーンアップを行なっていた。しかし、それでも及ば…

芙蓉咲く。

一昨日夕刻、散歩に出た。コーヒー屋で少し休み、ユックリと歩き帰ってきた。あちこちで芙蓉の花を見る。夕刻故、みなつぼんでいる。でも、風情がある。 道端の家の前で、女性が二人おしゃべりをしていた。芙蓉の花が咲いて(実際は、咲き終わり、つぼんでい…

久しぶりの飲み会。

夕刻、国立新美術館の二科展へ。会友・久保寺洋子の作品前で、何人かの古い仲間集合。 会場、相変わらず夥しい数の作品で埋まる。ほとんど観ず。久保寺の作品のみ観る。 久保寺洋子の今年の出品作。タイトルは、『輪違屋 3』。100号の油彩。京都、島原の…

新藤兼人の思いと、天皇のお心。

3日前に記したドナルド・キーンは89歳だが、この人は99歳。 ノンビリと生きているどころじゃない。骨董じゃない男・新藤兼人、執念を持って人生最後の映画を創りあげた。 『一枚のハガキ』、戦争の愚かさを描いている。ごく普通に生きている人が、戦争…

心臓に悪い。

ついこの間まで、サッカーのテストマッチの中継は、男子のみ(だったと思う)。 しかし、先日のW杯で勝って以来、女子サッカーも全国区。「も」、どころか、世界一になっちゃったのだから、女子こそ主役、となっちゃった。 今日は、その女子、ロンドン五輪…

身びいき、または、愛国心。

W杯サッカー、アジア地区の3次予選が始まった。去年、南ア大会が終わったばかりなのに。 本大会までは長丁場。勝って、勝ってを続けなければならない。また、長い付き合いを続けなければならない。ザックジャパンが、勝って、勝ってを続けてくれればの話で…

ノンビリ生きてほしい。

もうそろそろ、と思っていたドナルド・キーン、今日、成田に着いた。ニューヨークでのさまざまなもの、すべてきれいに処分して。 早速、中尊寺へ行きたい、と話している。まずは東北、震災を受けた地へ、ということだろうが、キーンも89歳、ひとまず身体を…

ノンビリ(続き)。

樹木希林と尾久彰三の気楽な二人旅、佐渡のあとは金沢へ寄ったり、大阪へ行ったりし、最後は京都へ行く。 オイオイ、ノーテンキでノンビリとしている連中のこと、まだ続くのかよ、とお思いの方もおいででしょうが、そうなのです。あの二人の珍道中、4日間連…

ノンビリ。

樹木希林と尾久彰三の二人旅を追った、2〜3週間前のNHKの番組、あちこちで行き会う人、面白い人が多い。 一昨日載せた佐渡のオヤジさんも、ノンビリとしていていいねー、という人だった。店番は、カミさんに任せ、自分は、穴を開けた醤油樽の中で一杯や…

予想外れた。

第一回目の投票での野田佳彦の得票、三桁に乗せたのには、意外な感じがした。 復興にしろ何にしろ、日本という国を考えた場合、避けては通れない財政規律の問題に、まともなことを言っていたのは、野田佳彦ひとり。あとの皆さんは、腰が引けていたり逆行であ…

心安らぐ人たち。

新聞にしろ何にしろ、面白くない顔ばかり出てくるな、と思っていたら、面白い人たちのことを思い出した。 2〜3週間前NHKでやっていた樹木希林と尾久彰三の珍道中。この二人の掛け合いも面白かったが、行く先々で会う人も皆面白い人たちばかり。ノンビリ…

主役。

党員資格停止処分を受けているということは、党内での被選挙権もないし選挙権もないことだ、ということ、つい忘れてしまう。 それ以前に、党員でもないのだろう。それとも、党員ではあるのかな。いや、資格停止だから、そんなことはない。 しかし、今回の主…

退場。

死に体であった菅直人、今日、正式に退陣を表明した。退場だ。 薬害エイズで国の責任を認めたり、O157でカイワレを食っていたころが、華であった。大震災、かてて加えて原発事故、という未曾有の大事に対応するには、器が小さすぎた。 もっとも、あの事…

浮世離れ。

現実には、そんなことを言ってる場合じゃないのだが、どこか可笑しなことがある。その行動、どこか浮世離れしているな、ということが。 例えば、昨日、トリポリが完全に陥落し、その内に見つかるだろうカダフィは、外国へ行く時には、テントを持参していた。…

一に頭、・・・・・。

今日、トリポリが、完全に陥落した。 カダフィの所在こそ不明だが、リビア、完全に反体制派の手に落ちた。半年余の戦闘、ここ一両日で、急転直下の解決をみた。 カダフィ派の拠点への空爆こそ、NATOのヨーロッパ諸国軍に任せていたが、米軍機による上空…

リビア 最終章。

昨日、リビア情勢、一挙に動いた。 反カダフィ派軍、トリポリ市内の9割を制圧した。残るは、カダフィが立て籠っているバーブ・アジジヤ地区のみ。数キロ四方の地域だそうだから、そう時間を要せずに落ちるだろう。 チュニジアに始まった中東の反独裁民主化…