2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

わが道の人。

晴れ、薄曇り。 Sさんから手紙がきた。2〜3か月に一度くる。いつも便箋4〜5枚にびっしりと書いてある。今の時代、珍しい「わが道」をゆく人である。 今どき、通常のことごとを知らせるのに、郵便でというのは珍しい。Sさんは、パソコンを持たない。い…

小さなニュース。

晴れ、一時曇。 今日の朝日夕刊に、一昨日のブログで触れた、マース・カニングハムの死を悼む文を、一柳慧が書いている。 「実験精神貫いた闘争心」と。 1959年から61年にかけて、ニューヨークのカニングハムのスタジオで、ダンスレッスンのピアニスト…

夏だ。

晴れ。 夏だ。暑い。 当たり前だ、もう7月も末だものな。子供の頃なら、夏休みの水錬学校に毎日通っていた時季だ。 エアコンや扇風機の室内に居ながら、外の熱気を感じるもの。「暑そう」って。 夕刻、陽がだいぶ傾いてから、外へ出る。

46〜47年前。

晴れ、一時小雨。 マース・カニングハムが死んだ。もっと若いと思っていたが、90歳。ニュー・ヨークの自宅で、老衰で。大往生だったんだ。 たしか1962〜3年ごろ、46〜7年ぐらい前だったと思うが、「チャンス・オペレーション」の前衛作曲家・ジョ…

主従二人(最上川)。

晴れ、夕刻雨。 芭蕉と曾良の主従二人には、このところ、とんとご無沙汰している。 4日前のブログに、大石田から最上川を下った芭蕉と曾良の二人は、今は羽黒山の南谷にいる、と1行のみ記したが、昨日羽黒山から鶴岡へ発った模様。 なお、大石田で気の進ま…

思うこと。

晴れ。 3週間前の5日、このブログにカナダ訪問の後、ハワイへ行かれる天皇、皇后のお二人について記した。アメリカ人の意識下にあるパール・ハーバー奇襲の一点から見て、お二人が真珠湾へ行かれる必然性はない、と。 今週火曜日(21日)発売の週刊朝日最…

久しぶりの新宿。

晴れ。 2〜3週ぶりに夕刻の新宿へ行く。 駅構内、人も多く、まさに蒸風呂。とても暑い。以前はあんな所を30何年もの間通っていたんだな、とたまにしか行かなくなって、改めて思う。 学生時代の同じクラスの小さな飲み会。いつもながら、女性陣が元気。先…

名古屋場所 13日目。

薄日、小雨。 白鵬の台頭、そして、明らかに朝青龍の力が落ちたな、と感じた頃から、テレビの中継をそう熱心に観なくなった気がする。 今場所も、時折にしか見ていない。出だしは良く、オッいよいよやってくれるかな、と思っていた稀勢の里も終盤崩れている…

日は経つ。

曇り、小雨。 梅雨は明けたはずなのに、このところ、はっきりしない天気が続く。 それよりも、1週間がすぐに過ぎていっちゃうな。 1週間前には大石田にいた芭蕉と曾良の二人は、最上川を下り、新庄を経て、今は羽黒山の南谷という所にいるし、麻生はギリギ…

御堂筋、南から北へ。

曇り、小雨。 一昨日、20日、御堂筋を南から北へゆっくり歩いた。 難波から梅田まで。いや、片仮名でミナミからキタへ、と言ったほうがいいか。いずれにしろ、御堂筋を通して歩くのは久し振り。 ナンバ近辺は常の如く人でごった返していたが、祝日なので、心…

夫婦の間柄。

曇り、小雨。夜雨。 叔母の葬儀に出席のため関西へ行き、3日間留守にした。そのため、ブログも3日間休み。 今年95歳の叔父と89歳の叔母は、6〜7年前からは、奈良県の設備のよく整った老人ホームに入っていた。3〜4年前、それ以前から患っていた叔…

自然な旅立ちであることを。

朝小雨。日中晴れる。 叔母死す。意思疎通がかなわず、栄養も腹のチューブで胃へ直接入れるという、現代の医学技術によって生を保っている、という状態を長く続けていたが、ついに旅立つ。 1週間前、関東の叔父を失い、今日、関西の叔母を亡くす。 知らせを…

暑い。そして、死。

晴れ。 梅雨があけたら急に暑くなった。昨日も暑かったが、今日はより暑い。 日中外へ出る用あり。はるか彼方にある太陽が、ほんの4〜5メートル先にあるんじゃないか、と感じた。 「熱ッ」って感じ。 今日の朝日夕刊に、四方田犬彦が、1週間前の9日に死…

主従二人(大石田)。

晴れ。 山寺で、「閑さや・・・」の名句を残した芭蕉と曾良の二人、その夜は山寺・立石寺の宿坊に泊まり、よく日、つまり、昨日(新暦7月14日)大石田の船宿・一栄宅へ入る。 一栄は、本名・高野平右衛門、尾花沢の清風の俳友であり、商売上の付き合いもあ…

短い梅雨。

晴れ。 関東、今日梅雨明けとか。平年より6日早いそうだ。 梅雨入りも遅かった気がするし、雨の少ない梅雨だったな。降っても、小雨、細雨、小糠雨の類。さしたる雨の記憶なし。 そういやここしばらく写真を取り込んでいないので、このひと月ばかりの雨の日…

タニマチ。

薄日、晴れ。 ここしばらく、内外なんやかやあって、しばらく芭蕉と曾良の旅のおっかけからは離れていたが、お二人のことを忘れていたわけではない。 それに彼らは、7月3日(旧暦5月17日)に尾花沢に着いて以来、今朝までずっと尾花沢の清風邸にいたん…

「第4の権力」の盲点。

晴れ。 今日朝日の朝刊を見た時、一瞬、「アレッ」と思った。 一面トップ記事のヘッドラインが、「デモ、最初は平穏だった」 となっていたからである。サブは、「新彊ウイグル騒乱 住民が証言」で、ウルムチの暴動から1週間たち、住民の目撃証言を聞いたものとの…

真っ当な人生。

晴れ。 長く臥せっていた叔父が亡くなり、通夜、葬儀に出席の為、昨日、今日と留守をした。それ故、昨日のブログはお休み。 大正の初期に北関東の地方都市に生まれ、兵隊にとられ、中国大陸から南方まで5年にわたり転戦、お国のために必死に戦い、最後はニ…

もう一人の主役、帰る。

薄曇り。 昨日からローマ近郷のラクイラで始まったサミットに出席するため、他の首脳の誰よりも早く、何日も前からローマに乗り込んでいた胡錦涛が、急遽北京へ帰った。 ローマへは相当気合いを入れて行ったはずだ。G8には入っていないが、今回のサミット…

死。

雨、夕刻やむ。 半月ほど前に急死したマイケル・ジャクソンの追悼式が、昨日(日本時間では今日未明)ロサンゼルスで行われた。 マイケルが、スーパースターであることも、キング・オブ・ポップと呼ばれていたことも、また、ムーン・ウォークなるものも知って…

ウルムチ。

薄日。 ウルムチで暴動が起った。起るべくして起こった騒乱、暴動である。 今日の夕刊には、死者156人、負傷者1080人、そして、1400人以上が拘束された、と出ているが、これは新華社報道の数字故、実際にはもっと多いだろう。 ウルムチは、新疆ウ…

主従二人(尾花沢)。

雨、夕刻あがる。 4〜5日ご無沙汰したが、芭蕉と曾良の主従二人は、320年前のこの日、尾花沢にいる。 7月2日(旧暦5月16日)は、堺田で雨に降り籠められていたが、翌3日(旧暦5月17日)、堺田を発ち、尾花沢に到る。 堺田で泊めてもらった封人(関…

パール・ハーバー。

薄曇り、夕刻薄日。 ハワイでの天皇、皇后の日程はどうなのかと思い、、宮内庁のホームページを見る。 ホノルルへは、14日にバンクーバーから着き、翌15日ハワイ島のコナへ発つ。ホノルル滞在1日半ぐらいである。予定されている行事は、メーンの「皇太…

平成も21年。

日中薄日、晴れ。 佐野眞一講演会へ。『平成論』。 地方とはいえ、そこそこ大きな会場、ほぼ満席。 昨今の政局からドバイの100円ショップまで枝葉を織り交ぜ、美空ひばりが死に、手塚治虫が死に、松下幸之助が死に、ベルリンの壁が崩壊した元年から、バブ…

飲み会。

朝薄日、昼晴れ、夜小雨。 古い仲間と渋谷で飲み会。帰宅日をまたぐ。

荷風の世界。

夜来の雨降り続く。日中細雨。 たしか、「お願い、入れてって。そこまで」と、お雪が大江の傘の中に駆け込んできたのは、この時季じゃなかったかな。夕方、急に雨が降り出して。そうだ梅雨時だった。大江が初めてお雪に会ったのは。 『ぼく東綺譚』探す。そ…

主従、出羽へ。

曇り。 320年前のこの日は小雨。(曾良『旅日記』) 芭蕉と曾良の主従二人は、岩手山を立ち、出羽へ向け尿前の関を抜け、歩き、堺田に到る。 蚤虱馬の尿する枕もと の句は、この日ここでのもの。 この第二句の「馬の尿する」は、私の副読本(山本健吉本)によ…