2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

JAZZ SPOT Jでの鳥・宙・人。

半月少し前、島谷のカミさんから手紙がきた。 島谷晃、何度か記しているが、学生時代のサークル仲間。仲間で唯一絵筆一本で食ってきた男である。3年前に突然死んだ。 <4月に100号2点を含む8作品を、会津八一記念館に入れていただきました>、と記さ…

これは、あり得るかもしれない。

ホワイトハウス、またもや攻撃を受けている。 昨日の『エンド・オブ・ホワイトハウス』は、2か月ほど前に観たもの。今日の『ホワイトハウス・ダウン』は、1週間ほど前に観たものである。 タイトルもよく似ているが、そのコンセプトも酷似している。実はこ…

あり得ないよな、と思いつつ。

旅客機を乗っ取り、WTCやペンタゴンに突っ込むことはできたが、まさか、これはあり得ないよな、というお話である。 ホワイトハウスが陥落する。テロリストの手に落ちる。 空からはガンシップの攻撃。しかも、機体にはUSAFと記されたガンシップ。バリ…

自由という大悟。

これもニューヨークのお話。但し、郊外のロングアイランドではなく、ど真ん中のマンハッタン。 主人公は、ギャツビーとは対極の男。 住んでいるのは、カーネギー・ホールの上の小さなアパート。ネガフィルムの入ったキャビネットと簡易ベッド以外、何もない…

ローリング、ジャジー & ショーウィー。

20世紀で最も熱かった時代は何時か、アメリカの場合は1920年代であろう。 第一次世界大戦後のアメリカ、世界のトップに躍り出た。 Roaring 20th(狂騒の20年代)であり、Jazz age(ジャズ・エイジ)のアメリカ。1929年10月…

自らを信じる男の物語。

昨日の夕刊、朝毎読は一面トップ、しかも紙面の2/3を占める。イチローの偉業、中面でも大きく。さすが、と言うか何と言うか、日経の一面だけは囲みであったが。 今日のスポーツ紙が面白かった。通常、見開き全ペーとは、中面を開いた全ページということで…

終わったか。

今日の日本のメディア、イチロー一色。それは当然。 しかし、私にとっての今日は、藤圭子の死。 藤圭子の死は、私に二重の衝撃を与えた。 彼女の死が自死である、ということではない。それは考えられることであったから。 藤圭子の死を伝えるメディアの報道…

金より名。

遅く帰ってきたり、終日家にいても夕方から飲みだし、いつの間にかビールが焼酎に変わってボウとなったりで、ブログ3日間お休みにしました。が、また映画に戻ります。 ロンドンに住まいするメディア王・シャバンディーの雇われ鑑定士・ハリー、雇い主からコ…

昭和20年の風太郎。

<今から考えて、正気の沙汰ではない思想もあるし、見当ちがいの滑稽な判断もあるし、前後に矛盾撞着もあるし、「日記は自分との対話」だとはいうものの、当然年齢相応の、青くさい、稚拙な、そのくせショッた、ひとさまから見れば噴飯物の観察や意見もある…

タブーに挑んではいる。でも、違う(続き)。

『終戦のエンペラー』、フィクションを取り入れてはいるが、史実を忠実になぞっている、と言う人が多い。各紙の評も概ね良い。 このハリウッド製の歴史劇、ハリウッドでなければ、日本では作ることのできない映画である。しかし、私には史実に忠実であるとは…

タブーに挑んではいる。でも、違う。

68年目の終戦記念日。 正午、日本武道館での全国戦没者追悼式。 NHKの画面に向かい黙祷す。 今上天皇のお言葉。 例年通り。 昨年よりは、お元気そうに見受けられる。 今上天皇には、いつまでもお元気で、という思いを強く抱く。 1945年8月15日、…

お父ちゃんが哀しい。その心に。

原作は、妹尾河童の『少年H』。15〜6年前の大ベストセラー。 あるはずだが、と思い探すが見つからない。読んだ記憶も明確にはない。もっとも私の場合は、買った本の半分以上は碌に読んでいないので、このようなこと、珍しいことではない。 その代わり、…

”いざ生きめやも”は、”生きねば”ってことか。

白状すると、宮崎駿のアニメ映画を観たことがなかった。アニメなんか、という思いがあった。 1〜2年ほど前、通っている近所の学校で宮崎駿のアニメを観たことがない、と言ったら、クラスメートの女性からヘンな顔をされた。 1〜2か月ほど前から、近所の…

歴史にイフは・・・。

歴史にイフはあり得ない。でも、歴史にイフがありとせば、ということはよく言われる話。 1945年初めからのアメリカ大統領を決める大統領選、常の如く、その前年に実施された。その前段階の民主党の候補選出の党大会も。 民主党の大統領候補は、アメリカ…

官能的カンフー。

1931年(昭和6年)、満洲事変勃発。翌1932年、日本の傀儡国家・満洲の建国。1937年、支那事変勃発。1945年の日本敗戦まで、日中15年戦争が続く。 刻一刻、日本軍による大陸侵攻が続く1030年代、ウォン・カーウァイによるカンフー映画…

暑かった。

もの凄く暑かったな、今日は。 高尾の東京霊園へ行った。毎年行っている学生時代の友だちの墓参り。できる男であったが、酔っぱらって死んじゃった。毎年5〜6人で行っている。今年もそう。 今日は、暑かったが、快晴ではなかった。 高尾の空を毎年撮ってる…

米兵25万人。

今日、長崎原爆忌。 今日の長崎平和公園。 今日の浦上天主堂の被曝マリア。 夜9時のNHKニュースに、終戦直後の8月19日に、長崎へ入った科学者が撮影した写真33点が出てきた、という映像が流れた。 後に気象学者となる藤田哲也博士という人だそうだ…

ヘンな奴らだ、と思っていたな。

オリバー・ストーンが来日している。 一昨日の広島での平和記念式典にも参加していた。同時通訳のイヤホンを付け、じっと目を瞑っている映像が流れた。明日の長崎での式典にも出、その後沖縄にも行くそうだ。 オリバー・ストーン、ベトナム戦争で戦い、その…

生きてく苦悩。

今、岩波ホールでは、2本の映画が緊急上映されている。 地下鉄の神保町駅から地上へ上がる階段の所に、こういう看板。 昨日は、リンダ・ホーグランド監督の『ひろしま 石内都・遺されたものたち』について触れた。今日は、スティーヴン・オカザキ監督による…

68回目の原爆忌。

広島上空で原爆が炸裂してから68年が経つ。 今日、原爆忌。 朝8時からのNHK。 原爆ドーム。流れるのは元安川。 広島平和記念式典。 奉納された原爆死没者名簿は、総計28万6千余人になる、という。 8時15分、テレビ画面に向かい黙祷す。 広島、そ…

「飯を炊け」。ブッ飛んでる。

40年以上前、1970年前後、新宿歌舞伎町の区役所通りから少し入った裏道に、木造の2階建てがあった。細い階段を上っていくと、細長く伸びたカウンターのみのバー。その名は、「かくれんぼ」。 ママは、ふくよかで大らかな人。カウンターの中には、状況…

さすが清順。

日本最古の映画会社は日活である。昨2012年9月、創立100周年を迎えた。で、その前年の2011年秋から、日活100年の中から選りすぐった作品をまとめ、世界巡回上映をしていた、という。 まずニューヨークから始まり、ナント、パリ、香港、さらに…

どっちがギャングだ。

これも善と悪との戦いのお話。 善と悪との戦いと言っても、昨日の『G.I.ジョー』のような荒唐無稽なものじゃない。実話に基づくお話なんだ。 物語の舞台は、1949年のロサンゼルス。 そのLA・ロスを暴力と賄賂で手中に納めていたのはユダヤ系のギャン…

ハイパーハンパねぇ。

今日は、ピストルどころか最新のマシンガンや電子兵器、さらに刀、手裏剣まで、新旧あらゆる兵器が飛び交うお話。 ”ハイパーハンパねぇ”って映画のお話なんだ。 『G.I.ジョー バック2リベンジ』、監督は、ジョン・チュウ。 ”斬られるか”、”撃たれるか”。…

クールな殺し屋、かな?。

これもアメリカ南部ルイジアナでの物語。ただし、場所は川べりのどこかの村ではなく、多くのヤクザが巣食う町・ニューオーリンズ。 刑務所を出たチンピラ2人が裏社会の賭場を襲う。時代は2008年、オバマがマケインと大統領選を争っていた時である。とい…