2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人間芭蕉。

晴れ。 芭蕉主従の行動で、不思議なことが幾つかある。 直江津で紹介された聴信寺での宿を断られ、腹を立て、再三の引き留めにもかかわらず、首を振らなかった芭蕉、丁度雨が降ってきたので、シブシブを装いながらも、内心これ幸いと、寺に戻る。 ここまでは…

主従二人(越後路)。

晴れ、時々曇り。 今日の朝刊のエドワード・ケネディーの扱い、朝日では、国際面の囲みだった。まあ、予想はしていたが。個人的な思い入れと客観的な報道との違いなど、百も承知、ではあるが。 芭蕉と曾良、主従二人の旅、越後路に入る。 今日は一気に進む。…

思い入れ。

晴れ。 先ほどのテレビのニュースで、エドワード・ケネディーの死を知った。 25日深夜にマサチューセッツで、というから、今日の夕刊には、時差からみて東京版でも間にあうかどうか、締切りの早い千葉版にはもちろん載っていない。しかし、朝刊の扱いもそ…

選挙。

晴れ。 30日は留守にする為、期日前投票へ行く。 前回同日比で、事前投票をした人は5割ほど多い、とのことだが、まあ、途切れることなく人が来ている。晩い時間に行ったのだが、一人、二人、と入ってくる。事前投票だから、これが多いという状況なのだろ…

主従二人(酒田)、弾み。

晴れ。 『おくのほそ道』の象潟の条には、昨日のブログで触れた「雨に西施が」の句と「鶴はぎぬれて」の二つの句の後に、「祭礼」と記し、二人の句を、芭蕉は書き加えている。 一人は曾良であり、もう一人は低耳とある。その低耳という名の右肩には、小さく”…

主従二人(象潟、酒田)。

晴れ、薄曇り。 時には、衣類を借りて、びしょ濡れになった着物を乾し乾かさねばならないほどの激しい雨の中を歩んだ、主従二人の、酒田から象潟への4日間の往還、ホントに良かった。 これが、ピーカン、カンカン照りの4日間だったなら、あの、なんとも言…

主従二人(酒田、象潟)。

曇り。 暑いと思考力も鈍り、ボーとしていることが多いのが普通だが、日本の8月は違う。 新暦の御盆の時季でもあるし、今生きている日本人の責務としての黙祷や個人としての追悼もあるし、当然のこととして、それらについての由無し事を考えることもある。…

セミ、再び。

曇り。 なんていうことだ。なんて理不尽な、と思った。何故だ、と思った。昨日のブログ、消えてしまった。 セミの写真をいっぱい入れたんだ。それを、一度に更新したんだ。しかし、いつもはすぐに更新されるものが、なかなか出てこない。10分経っても出て…

セミ、再び。

曇り。 いや、参った。なんて理不尽な、と思った。そして、何故か、と思った。昨日のブログ、消えてしまった。

セミ。

晴れ。

風太郎選「昭和の番付」。

晴れ。 忍法帖シリーズの人気作家であった山田風太郎は、軽ろみのあるエッセイの名手でもあった。ユーモアあふれる文章の中に、深い洞察を含み、時には、諧謔の裏に毒をも忍ばせていた。 「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと…

日本語を話す人。

晴れ。 日本人ではないのに日本語を話す人は、他の言葉に比べて多くはないが、あちこちの国にいる。 日本に住んでいたり、何らかのことで日本に興味を持ったり、日本の文化を研究したり、仕事に有利であるからという理由で、とさまざまである。しかし、そう…

陸軍vs.海軍。

晴れ。 昨日、半藤一利と阿川弘之、大井篤の鼎談「『昭和天皇独白録』の空白部分」について書くつもりが、『独白録』の思い出のようになってしまった。 「記憶が不鮮明だが、確かこういうものだったなあ」なんて考えているうちに、本筋のことなどコロッと忘…

『昭和天皇独白録』。

晴れ。 目についた半藤一利編『昭和史が面白い』を拾い読む。 10年ぐらい前に求めた書。このころは、本は四六時中買っていたが、その多くはいわゆる積ン読となっていた時期。これも、軽いものなので、パラパラと斜め読みぐらいはしただろうが、よく憶えて…

7月26日から8月15日まで、20日間。

晴れ。 いつもこの日は、ぬけるような晴れ。12時、NHK「全国戦没者追悼式」中継観る。黙祷。 1945年8月14日、最後の御前会議にてポツダム宣言受諾、無条件降伏受け入れ決定。15日、大東亜戦争終わる。 それ以前、7月17日から8月2日にかけ…

前へ。

薄曇り、一時小雨、のち晴れ。 友と学生時代の先輩を病院へ見舞う。 放射線治療、10回行ない、あと何回かでひとつの区切り、とのこと。ベッドの上に、この秋予定されているグループ展への出品作の習作2点がかかる。 前へ。Go ahead! Never give up!

閑居。

晴れ。 今の時間でも、今夜は蝉の声しきり。日中とそう変わらないように聞こえる。 昨日と同じような天候だと思えるのだが、何か気象状況違うのか。あるいは、ある程度の蝉が同時に鳴きだすと、その他大勢の蝉たちも一斉に鳴きだすような習性でもあるのか。 …

蝉噪。

晴れ。 日中の窓外、日がな一日蝉の声しきり。 夜間、今、ジィジィー、ギィギィーとの声、時折りす。ジィージィー、間をおき、ジィとも、命尽きるか、まさに空蝉。

病院、ズル休み。

曇り、のち晴れ。 台風は、東の方にそれたらしい。その代り、明け方に地震があった。 病院の予約があったのだが、台風でまた大雨が降るかもわからないからな、と勝手な理屈をつけ、通院ズル休みとする。 病院など喜んで行く所じゃないし、行くこと自体億劫だ…

鈍る。

台風近づく。雨、時折り止む。 急に台風が来たようだ。今日出かける予定があったのだが、雨がひどく延期する。 よかった、出なくて。日々大したことは何もしていないのだが、なんとなく疲れた感じがあるので、一日中じっとしている。食事も二回のみ。そうい…

8月9日。

薄曇り。 長崎原爆の日。 11時前、NHK「長崎平和祈念式典」観る。投下時間の11時2分、テレビの前で黙祷。 長崎市長・田上富久、挨拶中、オバマ、メドヴェージェフ、ブラウン、サルコジ、胡錦涛、シン、ザルダリ、金正日、アフマディネジャド、ネタニ…

主従二人(鶴岡、酒田)。

薄曇り、晴れ。 旅を続ける主従二人を追っかけよう。 旧暦6月10日(新暦7月26日)、それまで1週間滞在した羽黒山を発ち、芭蕉と曾良の主従二人は、申の刻(夕方4時ごろ)鶴岡の長山五良右衛門宅に入る。 <粥ヲ望、終テ眠休シテ>、その後、歌仙を巻…

実態経済。

晴れ、薄曇り。 夕刻、京王プラザで以前私が大変お世話になった方に会う。中堅企業のオーナー経営者。 新宿へ2日続けて出るのも久しぶりだが、この方に会うのも半年ぶり。美味ご馳走になりながら、現実の経済活動の場から離れて長く、隠棲生活を送る私には…

8月6日。

薄日。 朝、7時40分、起きる。1年を通しこの日以外、この時間に必ず起きる日はない。 8時、NHK「広島平和記念式典」を見る。原爆投下され64年。8時15分、テレビの前で黙祷。 生き地獄・沖縄での組織的抵抗が終わった6月23日、この8月6日、…

主従二人(羽黒)。

晴れ。 芭蕉と曾良の主従二人には、ホントに長いご無沙汰だった。最上川を下り、羽黒山に入るころから。 この間、世の中、身の回りにいろんなことごとがあったこともあるが、なにしろ、私の参考書にしている嵐山光三郎が,「出羽三山こそが、芭蕉にとっても…

肩書きの使い方。

晴れ、薄曇り、晴れ。 今日、クリントンが突然ピョンヤンを訪れた。 ヒラリーでなくビルの方、大統領になり損ねた方でなく、大統領だった方、現役の方ではなく、引退した方のクリントン。 この3月、中朝国境付近で捕まり、労働教化刑12年という無茶苦茶な…

アリ。

晴れ。 「アリとキリギリス」を持ちだすまでもなく、たしかにアリは働き者だな。じっと立ちどまって考えているアリとか、座って休憩しているアリとかってのは、見たことない。いつも動いている。 今日、出先から戻ってくる時、カマキリを運んでいるアリを見…

涙する。

晴れ、夕刻雨。 スポーツ・ニュースを見たら、トップで古橋の死を報じていた。古橋廣之進だ。今日、世界水泳の行われているローマで急死、80歳、と。日本選手が勝った時のメダル・プレゼンターとして行っていたのだろう。現役引退後、日本水泳界のドンとな…

昼の蓮、を加えよう。

曇り、のち晴れ。 うっかりしていた。蓮の花期は、6月末から8月中旬だと思っていた。うっかりばかりでなく、実は、今日は出かけるのが億劫だな、という日もいくらもあったのだが。 7月の初めに不忍池を見に行った時には、見渡す限り葉っぱばかり、かろう…