2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

スケッチ変じて・・・。

スケッチの上手い人がいる。稀に、「あなた、そんなに上手くてどうするの」、と言いたくなる御仁も。 たまに、東博本館正面のスロープ脇で、小さな椅子に座ってスケッチをしている人を見る。大体が若い人なので、芸大の学生なんだろうな、と思っている。 何…

始まりは松方幸次郎。

国立西洋美術館の常設展を観るのは久しぶりである。ラファエロ展を観た後、さほど時間がなかったが駆け足で観て回った。 こういうところや、 こういうところも。 ラファエロ展の流れで人は多い。 国立西洋美術館、14〜5世紀あたりのものからあるが、ある…

ロダンのブロンズ。

10日少し前、川崎重工でクーデターが起こった。企業合併がらみで、合併推進派の社長他3人の役員が解任された。大企業とはいえ、クーデターを起こした側も解任された側も、いわばサラリーマンであろう。しかし、はるか昔は違った。 川崎重工の前身は、川崎…

ラファエロ、500年前も、500年後の今も。

丁度ひと月前、上野へラファエロ展を観に行った。 大規模なラファエロ展、日本初。国立西洋美術館の外には、こういう看板が。 「ルネサンスの優美(グラツィア)、500年目の初来日」、と。 目玉は、これ。 フィレンツェのピッティ宮殿内パラティーナ美術…

ベルリンのオバマ。

今日のサッカー・コンフェデ杯の対イタリア戦、こう思っていた。また3点ぐらいは取られるだろうが、日本も1点ぐらいは取るのじゃないか、と。 すると、どうしたことか4点は取られたが、日本は3点も取ってしまった。本田、香川、岡崎の3発。取るべき名前…

至当な敗北。

国対国のテストマッチ、昨日のラグビーでは、世界ランク5位のウェールズ相手に歴史的な勝利を収めた。主力を欠いた相手だとはいえ、それはそれ。 今日のサッカー、ブラジルとのテストマッチ、もちろん、未明のライブは見ていない。再放送を見た範囲である。…

歴史的な勝利。

デジカメの映像が、パソコンに取り込めなくなった。つい今しがた、少し前から。腹立たしいったらない。歴史的な勝利のテレビ映像を撮ったものだったので。 桜のエンブレムのジャパンが、歴史的な勝利をおさめたのだから。 明日未明のサッカーのブラジル戦で…

一宿一飯のお礼佛。

東博、「国宝 大神社展」の前の特別展は、「飛騨の円空展」であった。この春、1月から4月にかけて催された。3か月ほど前に観に行ったが、他事に紛れそのままになっていた。「神」を記した繋がりで、「佛」も記しておこう。 江戸時代の遊行僧・円空、寛永…

八百万の神。

ちょくちょく出歩いたりしていたので、暫らく休んだ。 今月初めに終わったが、東博で「国宝 大神社展」が開かれていた。5月初旬に見に行った。 ひと月ほど前の東博正門前。 東博構内のタテ看。 山、川、海、木、いや、滝であれ岩であれ石であれ、古来、日本…

絵描きさまざま。

昨日は、2時すぎに都美術館へ行き、まず新象展を見た。犬飼三千子の作品を見に行ったんだ。 と、図らずも犬飼のお姉さん・吉田佑子さんと会った。意志がにじみ出た巨大な作品を創っていた。暫らく話し、3時前美術館の玄関へ行った。古い知人と3時に待ち合…

面白いことって、行き当たるものだ。

面白いことってあるものだな、と思った。行き当たるものなんだ。 昨日は、学生時代の古い仲間の山本宣史の作品を見に、新宿のゴールデン街へ行った。今日は、やはり古い仲間の犬飼三千子の作品を見るために、上野の都美術館へ行った。第56回新象展。 新装…

宵の新宿。

紀伊国屋の前で待ち合わせ、古い友人・R.H.とN.Y.とで居酒屋へ入る。区役所通りの居酒屋、とても安い店。 時間は5時。今の時季、5時は日中同然、明るい。しかし、広い店内、年寄りがいっぱい。元々この店を知るR.H.が言うには、西口の店は若いヤツが…

「オレが決める」が似合う男。

日本が押してはいた。しかし、先制点は取られた。時間も無くなった。後半のアディショナル・タイムもあと1〜2分。ペナルティー・エリアで相手がハンド。ラッキーなPKをもらった。 ごく自然な感じで、本田圭佑がボールをセットした。当然である、という感…

巨人ベーコン(続き×2)。

「絵というものは、文学でもそうですけど、それ以前に作られたものの影響を無視できない」。NHKのEテレの中で、大江健三郎はこう言っている。そりゃそう、誰しもそうである。 フランシス・ベーコン、ピカソの影響を受けた、と自ら語っている。ベラスケス…

巨人ベーコン(続き)。

昨日は突然酔いがまわり打ち切った。 フランシス・ベーコン、1909年、アイルランドのダブリンに生まれ、1992年、英国のロンドンで死んだ。 この男である。 レインコートを着たフランシス・ベーコン。撮影は1967年頃。 ≪人物像習作Ⅱ≫。1945〜…

巨人ベーコン。

ともかく凄いんだ、この人は。私たちとはまったく違う。特殊な男ではあるのだが、やはり凄い。 東京展は終わり、今は、コンテンポラリー・アートの世界では存在感を際立たせている豊田美術館へ移って行った。 フランシス・ベーコン展、日本では30年ぶりで…