2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

バー十月 犬飼三千子展。

個展、グループ展、団体展、多様な発表機会のすべてにコミットしている犬飼三千子、新宿ゴールデン街バー十月での小品展は、今年は9月。 バー十月での犬飼三千子展へは何時もつるんでいく久木に加え、今年は杉浦と高橋も参加した。区役所通りの「早い、美味…

今宵、多くの大相撲愛好家の心、やるせない。

大相撲9月場所、今日は14日目である。楽日ではない。 千秋楽を待たず、今場所に触れることがあるとは思わなかった。 ことの始まりは、白鵬であった。 初日、白鵬が隠岐の海に敗れた。 白鵬、2日目も嘉風に敗れた。 先場所の楽日にも記したが、白鵬の力、…

山口小夜子 未来を着る人(続き×2 影向)。

2003年から2007年の山口小夜子の死まで続く生西康典と掛川康典とのユニット。 『影向』。 構成・演出・衣装・出演:山口小夜子。 映像:生西康典、掛川康典。 音楽:八木美知依。 撮影:掛川康典。 撮影・編集:白尾一博。 タイトル命名:松岡正剛。…

山口小夜子 未来を着る人(続き モンゴリアン)。

山口小夜子、日本人というより、アジア人というより、蒙古人種・モンゴリアンなんだ。 夏前のMOT。 切れ長の目はモンゴリアンの証。 青い蒙古斑も。 山口小夜子と高木由利子のプロジェクト「蒙古斑革命」。 <私たちの美意識を探る旅>、と。 黒髪おかっ…

山口小夜子 未来を着る人。

漆黒の髪に切れ長の目を強調したアイライン、山口小夜子は、アジア人初のトップモデルとして世界のモード界を席巻した。 パリコレへのデビューは1972年、1977年には、「ニューズウィーク」に世界のトップモデル6人のひとりとして選ばれている。 1…

ガブリエル・オロスコ展。

4月末、溜まっていた映画の連載を始めた。その後も溜まるので長くなった。終わったわけではないが、その頃以降の展覧会の模様もそのままとなっている。そちらの方を少し追いつくこととする。 4月末のMOT(東京都現代美術館)前。 ガブリエル・オロスコ…

ノーサイド直前3点差、ペナルティーゴールを狙わずトライを取りにいった選択には、震えた。

「南アフリカの練習試合にはさせない」、日本のヘッドコーチ、エディー・ジョーンズは、試合の前そう語っていた。 調整のための練習試合の相手に日本のイレブンが使われるのなどまっぴらごめん、との心意気であった。一矢報いてやる、との意気込みである。 …

ガブリエル・オロスコ展。

「おじいちゃん おばあちゃん いっしょうけんめいはたらいて いいよのなかをつくってくれて ありがとう」。 昨日、孫が通う幼稚園の”おじいちゃんとおばあちゃんを招待”の「秋のコンサート」へ行った。その最後の方で発せられた言葉である。 幼稚園児が、「…

先輩方、お元気。

早稲田の美研(美術研究会)OB、ほぼ10年毎ぐらいの区切りで何らかの集まりを持っている模様であるが、展覧会に関して最もアグレッシヴなグループは、最も年長の先輩方である。 中心年代は80歳前後、90に近い方もおられる模様。お元気である。 先輩…

健康藝術。

それにしても大時代な。 「健康藝術」だなんてタイトル、時代を半世紀ばかり巻き戻したようである。ハイレッドセンターの「首都圏清掃整理促進運動」を思わせる。前回のオリンピックの前年だから、51年前となる。 秋山祐徳太子、犬飼三千子、上條陽子、宮…

銀座6丁目新保ビル2・3階。

2週間ほど前、犬飼三千子から来た封筒には、3枚の展覧会案内が入っていた。今週同時期のグループ展の案内が2枚、月末の小品展の案内がひとつ。 銀座6丁目新保ビル2階、画廊るたんでの「先鋭新象作家展」が、そのひとつ。 新象作家協会所属の作家の中か…

第100回記念二科展。

「二科会」、1915年に創立されている。で、今年の二科、第100回記念展。 8月下旬、二科会友の久保寺洋子から案内がきている。 国立新美術館入口。 久保寺洋子の作品は1階14室。ここだ。 学生時代の仲間とこの前で待ち合わせていたのだが、私は遅…

三陸沿岸紀行(27) 補遺。

明後日、あの大震災からちょうど4年半となる。しかし、その復興、復旧はまだまだである。長期の戦いである。 今、八戸から仙台まで、新幹線なら1時間20分で着く。その沿岸部を足かけ5日をかけて歩いた。だらだらと歩き、のそのそとした動きであるからこ…

三陸沿岸紀行(26) 仙台。

松島には2時間ばかりいた。 1時44分の電車で仙台へ行く。 松島海岸から6、7分で東塩釜。東塩釜から本塩釜までは、塩釜の港に沿って電車は走る。 東塩釜を出てすぐの車窓から見た塩釜港。 東塩釜と本塩釜の間。 あの日、2011年3月11日、ここにも…

三陸沿岸紀行(25) 瑞巌寺。

<このあと、芭蕉は臨済宗の大刹瑞巌寺へ行っている。私どもも訪ねた>、と前出の朝日文庫『街道をゆく26 仙台・石巻』の中で、司馬遼太郎は記している。 私も訪ねる。 瑞巌寺総門。 「桑海禅林」と書かれた大きな扁額が架かる。瑞巌寺、臨済宗妙心寺派の…

三陸沿岸紀行(24) 松島海岸。

駅への途中ホテルへ寄り、小さなリュックを取りチェックアウト。 10時58分発のJR仙石線の電車で松島海岸へ。 JR仙石線石巻駅のホーム。 上の方に何かが見える。 仙石線全線復旧って、ついこの間までは、そうではなかったってことらしい。 石巻を出て…

三陸沿岸紀行(23) 石ノ森萬画館。

石巻が誇るマンガミュージアム・石ノ森萬画館へ。 中瀬へ渡る西内海橋の上から見る石ノ森萬画館。 石ノ森萬画館入口へのアプローチ。 開館時間は9時。 多くの漫画家の手形が。 開館を待つ先客がいた。 7分丈のズボンにサンダル。両肩にはそれぞれにリュッ…

三陸沿岸紀行(22) 石巻(続き)。

石巻は、宮城県である。そして、宮城県を代表する新聞は、河北新報である。 8月4日付け河北新報朝刊。 一面トップは、仙台第1合同庁舎関係の記事であるが、その横には竿灯の写真が。<秋田・竿灯まつり開幕>、との見出しがある。仙台に本拠を置く河北新…

三陸沿岸紀行(21) 石巻。

駅を出たところにも、さまざまなマンガがあったが、すぐホテルへ。歩いて6、7分の石巻グランドホテル、石巻では一番大きなホテル。すぐ分かる。 チェックイン後、1時間ばかりベッドでひっくり返っていた。が、夕飯も食わなきゃならないし、駅の周りのマン…

三陸沿岸紀行(20) JR気仙沼線BRT。

気仙沼から石巻へ。前谷地まではBRT。 柳津・前谷地行きのJR気仙沼線BRT、気仙沼駅を14時56分に出る。 JR気仙沼線BRTの路線図。 今年6月末、柳津から前谷地までBRTが延伸した。 前谷地でJR石巻線に乗換え、石巻へ。前谷地での乗換え…

三陸沿岸紀行(19) 気仙沼。

JR大船渡線BRT、陸前高田を離れ気仙沼への中間あたり。 長部と鹿折唐桑の間、大理石海岸の近くか。 気仙沼へ着く。 小さなリュックをロッカーへ預け、タクシーで港へ行く。 まず、少し遅い昼飯を食おう。気仙沼の復興屋台村で。 間もなく、車の窓にこう…