2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

0.02秒差。

残念だった。スケート女子団体パシュート(追い抜き)決勝、0.02秒差でドイツに敗れた。 日本選手団の団長、橋本聖子は、こう言っている。「金メダルを取れるチャンスは、めったにない。金を取らせてやりたかった。悔やんでも悔やみきれないが、みんな力…

国別対抗戦。

今日の夕刊に、ロシアの選手があまりにも勝てないので、プーチンが怒っている、との記事がある。 もうオリンピックも終わろうというのに、今日までの金メダルは、たったの3個。以前なら、スケートのフィギュアだけでも、金の2つや3つを取っていたことがあ…

強い意志。

浅田真央は、勝ちにいった。自分の滑りをして勝つんだ、ということだけを考えていた。 一昨日のショートプログラムでは、4.72の差をつけられている。世界歴代最高点を出した、キム・ヨナの演技は、完璧だ。だが、それをひっくり返す。自分の演技だけに、…

幕間。

反省と、事故車による犠牲者への陳謝は、述べたが、それ以上には、踏み込まなかった。 事業の拡大スピードに、安全性の優先順位が伴わなかった、とは述べたが、電子制御システムの欠陥は、認めなかった。 今日未明に行われた、アメリカ下院での公聴会での、…

忙しい一日。

忙しい日だった。 浅田真央は、完璧な滑りをした。トリプルアクセルも成功した。少なくとも、ここ2年ほどの浅田の滑りでは、最も素晴らしい滑りではなかったか。もちろん、浅田の試合、すべてを見ているワケではないが。私が、見た試合の中では、一番の滑り…

実力差。

特に大きな失敗が、あったワケではない。4人それぞれ、普段通りのジャンプではなかったか。 スキージャンプ団体、日本は、5位であった。実力通り、妥当な結果だろう。ひょっとすると、ひょっとするのでは、なんて言われていたが、そうはならなかった。ライ…

国と国民が甘やかしたのか?

私の友達には、冷静といえば冷静、少しひねくれてるといえばひねくれてる男が、何人かいる。 「世はオリンピックか」、なんて言って、山歩きに行ってる男もいれば、「オリンピックにはうんざり、『80日間世界一周』とか、『ドラキュラ』なんていう、他愛の…

対応力。

スキージャンプ・ラージヒル、決勝前の試技で、シモン・アマンの飛距離があまりにも伸びたので、スタートゲートが、ずいぶん下げられた、という。当然、助走スピードは、落ちる。 葛西紀明の1本目は、121.5メートルにとどまった。伊東大貴も伸びない。…

地味な競技にも、ドラマがある。

カーリング女子、今日は、強豪国のひとつイギリスを破った。これで、2勝2敗。なかなかやるもんだ。 出場10チーム中、おそらく、ほとんどのチームは、格上であろう。しかし、今日までの試合を見ると、ほぼ互角に戦っているように見える。世界ランク1位の…

挑む。

フィギュアの高橋大輔、やったな。立派な銅メダルだ。 着氷に失敗はしたが、4回転に挑んだ。4回転を回避しても、3位には入ったであろう。しかし、それでは、金が取れないことは、解かっている。アスリートとして、悔いを残さないためには、チャレンジすべ…

ナショナリストになるな。

今日の見所は、何といっても、スノボのハーフパイプ。 決勝に残ったのは、アメリカ 4人、フィンランド 3人、日本 2人、スイス、カナダ、フランスが1人ずつ、計12人。もちろん、腰パンの国母和宏は、残っている。 別格のスーパースターである、ショーン…

「朝鮮日報」を見てみれば。

スケート、韓国の選手は、強いな。 500メートル、昨日の男子に続き、女子でも、韓国のイ・サンファという選手が勝った。 イ・サンファ、絶対の世界女王、ジェニー・ウォルフとの一騎打ち、ともいえる勝負を制した。2本目の勝負は、凄かった。先行するイ…

紙一重。

紙一重を争う勝負である。 500メートルを35秒前後で駆け抜ける。1/100秒、時には、1/1000秒を争う。特に今回は、誰が勝ってもおかしくない、という金メダル候補が10人ほどいる、という。 日本は、長島圭一郎、加藤条治の二枚看板を持つが、…

千鳥ヶ淵戦没者墓苑。

オリンピックが始まったので、触れなかったが、先週11日の建国記念日、靖国神社へ行った後、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑へも行った。 千鳥ヶ淵戦没者墓苑は、この時季は、午後4時で門を閉める。3時半過ぎ、急いで入る。雨の降る寒い日、靖国神社も人は少なかっ…

MOTと上村の涙。

昼、MOT(東京都現代美術館)へ行く。 レベッカ・ホルン展。昨秋にも行ったが、今日は、コンテンポラリー好きの若い人と。3カ月半にも渉った長期展、今日が最終日ということもあり、MOTの中、久しぶりに混みあっている。 大きなペインティング・マシ…

五輪初日。

冬季五輪、今日、初日。 開会式があったが、日本選手団の首脳陣は、忙しかったろう。 腰パン、鼻ピアスのスノーボーダー、国母和宏に、振りまわされた。入村式自粛までは、仕方なかろうが、開会式への参加も認めないとは、ちょっと気の毒じゃないか、開会式…

靖国・YASUKUNI (続き)。

靖国神社は、異界である。 靖国神社の監修を受けた、所功編『新・ようこそ靖国神社へ』には、<靖国神社は、明治2(1869)年、明治天皇の「我が国のために尽した人々のみたまは、国自ら永久にお祀りすべきである」との聖旨により、ご創建されて以来、国…

靖国・YASUKUNI。

朝、練馬の寺に行く。私が、大変お世話になった人のお墓参り。 2月11日の午前中は、この23年間、毎年そう。今にも雨が降ってきそうな空で、23年前の今日も、こんなどんよりとした空模様の寒い日だったな、と思いながら、お線香をあげる。 その後、九…

ピラカンサ。

暫く前から、気になっていることがあった。 週一で行っている学校の近くに、小さな空き地があり、そこに、垣根といえば垣根といえないこともないが、という感じで、何本かの雑木が立っている。手入れなど何もしていない。その中の1本には、赤い実がいっぱい…

赤いほっぺのフレッシュマン。

週に一度行っている学校からの帰り、若い男と会った。 最寄り駅への無料の送迎バスの乗り場に、いつも見る学生とは、少し違った若者が、大勢いる。学校の名を書いた腕章を巻いた人が2人、一人一人に話かけている。この春からの新入生の説明会か何かがあった…

大企業の生き残り。

今日の朝日の夕刊、比重の差はあれ、柱が3本立っている。 ”キリン・サントリー統合破談”、”「プリウス」リコールへ トヨタ SAIなど2車種も”、”日航・アメリカン提携維持”、いずれも日本を代表する大企業がらみの3本。 破綻し、再建を模索中のJALが、ア…

恐怖心との闘い。

もうすぐ、今週末から冬季五輪が始まる。 冬季五輪の種目中、私が、もっとも好きな競技は、スキーのダウンヒル(滑降)。 最大斜度40度ぐらいの急斜面を、時速100キロ以上、トップレーサーでは、最高時速160キロのスピードで、滑り降りる。コースの…

女性像と女性造。

今日、朝青龍は、ハワイへ行った。どこまでも抜けるようなハワイの青空の下は、心身のリセットをする場所として、とても相応しい。相撲の取り口同様、その行動、素早い。 で、私は、東博へ行き、「国宝 土偶展」を観た。 昨年秋、大英博物館で開催された「Th…

今日の朝・毎・読。

今日の朝刊一面、朝日と読売は、左1/3を割いている。紙面構成、がっぷり四つ。いや、朝青龍引退の記事のことだ。 さすが、小沢一郎の不起訴、幹事長続投という、国家がどうなるか、という問題は、トップに置かざるを得ない。まあ、妥当だろう。 ところが、…

仕方ない。

NHKだから、できたのであろう。9時だったか11時のBSだったかのニュースで、引退会見をした後、車で国技館を後にする朝青龍の、車中での単独インタビューが流れた。 今日の一連のニュース映像の中で、最も朝青龍の胸中が表われていた映像であった。窓…

世間は広い。

何日か前に紹介した、高橋義孝著『大相撲のすがた』の中に、尾崎士郎との対談”「八百長」礼讃”がある。 尾崎士郎は、『人生劇場』の尾崎士郎。『人生劇場』の小説も映画も観たことがない、という方には、村田英雄の歌う「やーるーと思えばどこまーでー・・・…

哀しい縮図。

一夜明けた貴乃花、朝稽古で、気を引き締め、四股を踏んだそうだ。 造反者が2名出て、友綱は入ったものの、一門の長老、大島親方が落ちた立浪一門は、今日、国技館で会合を開いた。一門の親方衆一人一人に尋ねたが、造反者の特定はできなかった、という。し…

不惜身命の男。

いや、驚いた。 昨日、「やはり、このままではイカン、という親方が、あと2〜3人、・・・貴乃花に入れるなんてことがあるのかな。見ものだが、まあ、ないだろう」、と書いたが、それがあった。 今日の相撲協会の理事選、基礎票は、自らを合わせ、同志7人…