2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

シーテック 2014(続き)。

今回のシーテック、4〜500の団体が参加している。その多くは企業。大中小の。 大企業であるTDKのキャッチフレーズは、こういうもの。 その割には、てんとう虫のような車が風車の前を走っている。 長閑、のどか。 のどか感があるなー。 こうなってくる…

シーテック 2014。

九州場所の打出し太鼓を聴いて一週間に近くなる。 その間、毎日外へ出ていたこともあるが、一年納めの場所が終わってどこかホーとした、という感と共に、今年も終わったなー、という思いにも囚われていた。 しかし、場所後の休みも終わり、関取衆(関取衆ば…

15年前、モンゴルから来た体重62キロの少年が。

一年納めの九州場所、今日、千秋楽。 初日恒例の理事長・北の湖の協会挨拶。 後ろの右端にこの男がいる。 入門して1年も経たず、大銀杏どころかやっとちょん髷が結えるようになった逸ノ城。 その身体、稀勢の里にも負けない。199キロだもの。 初日の幕内…

ヨコトリ番外編。

10月中旬のNHKEテレ日曜美術館、ヨコトリの模様を流していた。おそらく再放送であろう。 森村泰昌が横浜美術館の2階へ上がっている。その後ろには7〜8人の中高生が続いている。 まるでメダカの学校。 その前に、今回のヨコトリの親分・森村泰昌、ア…

ヨコトリ(12) 横浜、港、そして海。

大竹伸朗の先には、喫茶エリア。 椅子テーブルの向こうには、港が見える。 青い風船も見える。 ギムホンソック作≪8つの息≫。 ”8つの息”っていうからには、8人の人が青い風船に息を吹きこんだのだな、きっと。青い風船も8つあるし。 外へ出る。 その青い…

ヨコトリ(11) 大竹だっ。文句あっか。

ハングルのダンボールの向こうにこれが見えてきた。 遠目にも、ひと目見ただけで大竹伸朗。 車輪が付いてるな。 ≪網膜屋/記憶濾過小屋≫か。 近寄る。 大竹伸朗の≪スクラップブック≫をデカくしたようなものだな。 2006年、MOT(東京都現代美術館)で大…

ヨコトリ(10) アジアを漂う。

新港ピアでの第10話と第11話、森村泰昌はこう述べる。 アジアの美術をどう捉えるべきか、と考え・・・ 広大な忘却の海、旅はまだまだ続く、と。 これ、どういう作品だったのか、何というタイトルだったのか、作家は何という人だったのか、まるで憶えてい…

ヨコトリ(9) ステージ・トレーラー。

ヨコトリ、今回の第二会場である新港ピアへ。 新港ピアの入口にもこれがある。 森村泰昌が唱える”華氏451の芸術”、”・・・忘却の海が”、というこれが。 展示場へ入ると、すぐ目の前にこれがある。 やなぎみわの作品。ステージ・トレーラー、移動舞台車で…

九州場所中日・豊響。

逸ノ城は気にかかるが、白鵬がどうとか、今さら稀勢や奨菊、豪栄道、ましてや10年とは言わず3年は早い遠藤がどうこう、という感覚からはやや隔てた相撲好きである。 今日のNHKの画面。 常幸龍とか、豊響とか、安美錦とかってどういうことなんだ、と誰…

ヨコトリ(8) アート・ビン。

第5話、6話、7話、8話、9話、とヨコトリの「忘却めぐりの旅物語」は続く。 しかし、先を急ぐ。 前回、3年前のヨコハマトリエンナーレ、ヨコトリは、10回少しでブログを閉じた。今回もその程度で幕を引こうと考える。あと4、5回で。 横浜美術館のエ…

ヨコトリ(7) 梟に非ず鷹だった。

第4話、「たった独りで世界と格闘する重労働」、と森村泰昌が言う部屋の一番奥へ近づくにつれ、「オッ、島谷じゃないか」、という思いが強くなる。 だんだんと大きく、こういうものが現われてきたので。 真ん中の鳥、まさに島谷だ。島谷が描く鳥。島谷晃、…

ヨコトリ(6) 孤高の格闘技。

第4話へ移る。 森村泰昌は、「たった独りで世界と格闘する重労働」と規定する。 このように。 福岡道雄の作品≪飛ばねばよかった≫。 何やら丸いものが浮かんでいる。 石膏、ロープ、針金、麻布人体。1966年の作。50年近く前の作品なんだ。 福岡道雄っ…

ヨコトリ(5) 大谷芳久コレクション。

今日も”華氏451”がらみの問題である。 大日本帝国時代、なかんずく太平洋戦争中の文学者、特に詩歌の世界はどうであったか、ということ。 対中戦争から太平洋戦争へ至るまでの主に詩歌、17冊が展示されている。 大谷芳久コレクションである。 お読みい…

ヨコトリ(4) バーミヤン。

これも<華氏451はいかに芸術にあらわれたか>の一断面。 正面にビデオモニターが見える。右の方には、小さな机の上に何やら小さなものが乗っている。 2001年、タリバーンはバーミヤンの大仏を爆破した。大仏がおわした石窟の中は、ガランドウとなっ…

ヨコトリ(3) 華氏451の芸術。

今回のヨコトリの心臓とも言えるものは、この部屋に詰まっている。 この広い部屋のあちこちに。 第3話。 <華氏451はいかに芸術にあらわれたか>って森村泰昌は言う。 SFってものが苦手である。さほど面白いと思わない。だから、レイ・ブラッドベリの…

ヨコトリ(2) 釜ヶ崎芸術大学。

今回のアーティスティック・ディレクター・森村泰昌がフィーチャーした第2話は、これ。 <大阪の釜ヶ崎は「忘却の町」である>、と森村は言う。 その釜ヶ崎に芸大がある。 釜ヶ崎芸術大学、カマゲイである。 ウヌッ、中ほどに顔出し看板がある。 ヨコに<ふ…

ヨコトリ(1) 忘却めぐりの旅物語。

ヨコトリ、トリエンナーレだから3年経たないと廻ってこない。 9月下旬、3年ぶり、5回目のヨコトリへ行った。古い仲間7人と。 今回ヨコトリのメーン会場・横浜美術館が見えてくる。 今回のヨコトリ、つい先日幕を閉じたが、3か月に及んだんだ。 ”華氏4…

米窪雄介展「箱庭の旅」。

河瀬和世の「和紙の世界」、面白かったので、つい長居をした。7時に近い。奥野ビルのギャラリー、次々に閉めている。中に若い男のいるギャラリーがまだ開けていた。 小さなギャラリー。507号室のギャラリー・フォレスト。 米窪雄介展「箱庭の旅」。河瀬…

河瀬和世 「和紙の世界」展。

ひと月ほど前、久しぶりで銀座奥野ビルの501号室へ行った。柔和なオーナーの丸山さんはいるかな、と思って。丸山さんはいた。 「アレッ」っと言って、柔らかい笑顔で迎えてくれた。 展示がとても面白い。「オゥー」という感じ。 あちこちデコボコの壁の前…

白と黒の間に展。

9月中旬、「色が色と色を語る展」を観に行った折り、ギャラリーGKのオーナーからこう言われた。 「この後、月末に”白と黒の間に展”をやるので、また来てください」、と。色尽くしからモノトーンへ、ということなんだな。 この看板もお馴染みとなったな。…

第58回日本表現派展。

半月ほど前の上野、東京都美術館。 第58回日本表現派展。 幾つものグループ展へ出品している山本宣史、その大本、拠って立つところは日本表現派。その会員である。 山本宣史、山宣の膠彩画が見えてくる。 山本宣史作≪剱岳へ≫。F150号。 雄大な山容であ…

石田宏スケッチ展「三河の街」。

9月下旬、横浜トリエンナーレへ行った後、打ちあげを兼ね石田宏のスケッチ展を観るため磯子へ。石田を含め古い仲間7人。 石田宏、磯子の住人。さすがあちこちの居酒屋で飲んでいる石田宏、地元の居酒屋もおろそかにはしない。 欅、この日の会場。 石田宏、…