2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リュウ。

「死刑台のエレベーター」を久しぶりで観て、マイルス、小沢昭一、石原慎太郎の『ファンキー・ジャンプ』、と尻取りをしてきたようなジャズがらみの話、暫く間が開いたが、今暫く続ける。 石原慎太郎が、『太陽の季節』で芥川賞を取り、衝撃的なデビューを果…

雨の新宿 出版記念会。

久しぶりで新宿へ。くぼたかずこ歌集の出版記念会。花園神社のそば、ホテル・サンライト新宿で催された。 くぼたかずこは、新宿ゴールデン街のバー「十月」のママである。夫君を亡くした後、会社員をしながら2人の子供を育て上げ、5年前に大転換、ゴールデ…

献血、そして眼力。

一昨日、学校へ行った時、日赤の献血車が来ていた。 この赤十字の車の向うの校舎の中で、献血作業が行われていた。 茶髪の学生が次々に献血している。もちろん、その横を通りすぎるヤツもいる。その方が、ずっと多い。側に立っていた係の人に、「学生たち、…

お休み。

ずおも(頭重)だったものが、ずかる(頭軽、こんな言葉はないが、感覚的には”ずかる”)になった。 昨日は、学校へも行った。まあ、学校へ行くのは、散歩の延長のようなことだから、少し歩いた、ということと同義語のようなものだが。 今日もお休み。明日あ…

お休み。

ここ数日、急に寒くなった。 昨日は頭痛がした。一昨日飲みすぎ、二日酔い。そう思っていたら、今日は、洟が出る。痛いというより、頭が重い。頭重。風邪らしい。で、今日もお休み。

ファンキー・ジャンプ。

小沢昭一のことを考えていたら、まったく逆の石原慎太郎のことを思い出した。 このふたり、似たところなど、どこにもない。年が近いだけ。慎太郎の方が、3つ下。今年、78歳。だが、どうだ。小沢が、 もう余録どうでもいいぜ法師蝉 変哲 なんてこと(変哲…

ジャズと軍歌。

マイルスのことを書いていたら、小沢昭一がジャズについて語っていたことを思い出した。 マイルスと小沢昭一、ほぼ同年代だが、もちろん、モードジャズやフリージャズのことではない。昭和初期、戦前のジャズのことだ。小沢昭一の話を、民俗学者の神崎宣武が…

So What(続き)。

マイルス・デイヴィスが、いつごろからジャズの”帝王”、と呼ばれていたのか。 それまでは、ルイ・アームストロングが、ジャズの”王様”であった。"帝王”と”王様”では、語感からして、”帝王”の方が上だろう。 60年代初め、「真夏の夜のジャズ」がきた。50…

So What。

「死刑台のエレベーター」がらみで、昨日、今日、マイルスのアルバムを聴いていた。 「もはや戦後ではない」、との文言が、経済白書に記載されたのは、1956年。しかし、日本は、まだ戦後を引きずっていた。 日本社会が、はっきりと変わるのは、1960…

ヌーヴェル・ヴァーグのころ。

公衆電話をかける女。ジュテーム。待てども、男は来ない。ミュートを付けたトランペットの鋭い音が被さる。 夕暮れの街中を歩く女。カフェを覗く。男はいない。夜も更けたパリの街を女は歩く。雨に濡れながら。ミュートを付けたペットの音が追いたてる。キレ…

それでも、やはり、不思議だ。

習近平が、中央軍事委員会の副主席に選出された。これで、党、国家、軍、国の行方を左右する権力すべてを、手に入れた。 胡錦濤の後継者となることが、決まった。既定路線ではあるが。 共産党一党独裁の中国でも、当然のことながら、また、そうであるから猶…

月と飛行機。

郵便局に行った後、少し歩こうかと思い、のっそりと歩きだす。別に宛てはない。 天気はいいし、暑くもなく、寒くもない。右に行こうか、左に曲がろうか、と思っているうちに、右に曲がった。信号の加減で。 この近辺、犬の散歩をしている人が多い。ジョギン…

可愛いな。

昨日来た郵便物の中に、ハガキが1枚混じっていた。 差出人は、犬飼三千子。裏面には、犬飼の作品が刷られている。表の宛名の下に、「ご覧いただけたら嬉しいです」、と書かれており、その下に小さな紙が貼り付けられている。その紙には、こう書いてある。 ”…

能面展。

4日前、後藤亮子の展覧会を観に行った折り、同じ清月堂画廊の上のフロアで、能面展をやっていた。「十八界展」、となっている。 古い能面は、時折り博物館や美術館で観ることがあるが、このような画廊で能面展とは珍しいなと思い、後藤の会場を抜け、覗きに…

やわらちゃんの引退。

谷亮子が、現役引退を表明した。 北京五輪で敗れた後、試合には出ていなかった。国会議員となってからは、小沢一郎の客寄せ、露払いのような感もあった。若手の台頭もあった。先月には、全柔連からは、強化選手の指定ランクを下げられた。いずれにしろ、引退…

感動から現実へ。

仲間すべてを送り出した後、最後に上がってくる予定のリーダー、ルイス・ウルスア、今日の昼ごろか、と思っていたら、朝10時前には上がってきた。どんどんピッチが速まっていたようだ。 長く地中に閉じこめられていた、チリの鉱山労働者33人のすべてが、…

ビバ エスペランサ!

ついに地上に戻ってきた。700メートル下の地中から。69日ぶりに。 今、NHKで流れたチリのテレビのライブ映像。 今、午後11時少し前、時差が12時間のチリでは、朝の10時56分04秒。もう12人が生還した。 チリの鉱山で、落盤事故が起こった…

女は強い。

夕刻、銀座、清月堂画廊へ。後藤亮子・澁江美代子二人展。 後藤亮子は、学生時代の古い仲間。幻想的で、清澄な画面を描き続けている。いつもは、春と秋に、属している団体の展覧会に出品しているが、今回は、二人展。 このような作品20点を出展している。…

決然とした覚悟を持つ言葉。

数日前、とても美しい本が送られてきた。 茨木のり子著『倚りかからず』(筑摩書房刊)である。 娘の亭主の父君から贈られた。この本の製作過程に、父君がやっておられる会社が関わっている。”15万部のロングセラーになっており、・・・・・”、と添えられ…

没有、指定的主題不存在。

ノーベル平和賞を受賞した劉曉波の夫人が、今日、錦州の刑務所に入っている夫に面会した、という。 刑務所内か何処か、また、劉曉波本人に、ノーベル賞が贈られたことを話せたかどうかは、不明。夫人への電話も繋がらない状況だという。中国、国家に対する反…

「08憲章」雑感。

昨日のブログ、アルゼンチンに勝ったというところぐらいまでは、まあ普通だったが、ノーベル平和賞が中国の劉曉波に、というあたりから酔いがまわってきた。終わりの方では、だんだんと朦朧となってきたので、そこで打ち切った。 今の中国の体制、大いに問題…

戦い。

夕刻外出し、8時過ぎに戻ると、既に、1対0となっている。 カミさん、日本が勝っている、という。それは、見れば解かるが、少し驚いた。岡崎が点を入れた、と言う。 どうも、監督としての旬は過ぎているらしいが、人のよさそうなイタリア人監督の第一戦。…

セイサク君とセイコちゃん。

昨日ノーベル賞を取った、鈴木、根岸両先生のクロスカップリング反応、医薬、農薬、液晶はじめ、さまざまなものに使われている、とのこともあり、日本の先端技術いかばかりか、と思い、SEATEC JAPAN 2010へ行く。 SEATEC、世界最先端の…

学問。

週に一度、近所の学校へ行っている。仕事を辞めた後、暫くしてからだから、もう3年以上になる。 1時間半の授業を受けているが、聞いたことは、右の耳から左の耳へ通り抜ける、というのが実情である。、勉強なんてものとは、ほど遠い。まあ、散歩の延長であ…

偶然に。

検察審査会の審査員は、一般市民からくじで選ばれる。ある日、偶然に。 たまたまくじ引きに当たった普通の人が、”検察は、誰それを不起訴処分にしたが、はたしてそうか、おかしいのじゃないか”、ということを審査する。くじに当たった11人の審査員は、メデ…

静かな京橋。

夕刻、京橋の画廊へ。学生時代のサークルの、先輩方のグループ展のオープニング。 私は、故あり、長い間在籍したが、ほとんどの人は、4年間で大学を卒業する。だから、同じサークルに所属していたといっても、交流があるのは、前後数年の人たち、というのが…

断髪式。

まさに、駆け抜けた。 17歳で来日、2年後の1999年大相撲の世界へ入門、その2年後には入幕を果たした。その翌年、2002年の秋場所には、はやくも大関となった。と、なんと、大関わずか3場所で、翌2003年春場所には横綱に推挙された。 この初…

組織の判断。

どのような組織であれ、判断をする、決断を下す、ということは難しいことである。常に、さまざまな判断を求められる。攻めている時の判断よりも、負の判断の方が、より難しい。悩みに悩む。 企業の場合、新規プロジェクトを立ち上げるとか、新規事業に参入す…

野暮なことは思わずに。

近所のシネコンで、「食べて、祈って、恋をして」を観る。 先週触れた「ようこそ、アムステルダム国立美術館へ」は、とても面白い映画だが、東京でも単館上映(渋谷、ユーロスペース)、全国どこでも掛かっている映画ではないのだろうが、これは千葉の田舎町…