2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オホーツクふらふら行(30) 小樽港。

朝、そろそろ食堂へ下りて行かなきゃな、と思っていたら電話がかかってきた。「もしよろしければ、食事をお部屋の方へ運びましょうか?」とのこと。そうしてもらった。 ゆっくりと食い、10時半ごろチェックアウト。この日は新千歳から16時の便で帰る。 …

オホーツクふらふら行(29) 夜の小樽運河。

8時前、小樽駅近くのホテルに入る。 1時間ほどベッドにひっくりかえっていた後、飯を食いに出る。フロントで開いている店を聞き、近場の居酒屋に行く。テーブル席では地元の人であろう3、4人の人が3組ばかり飲んでいる。私はカウンターに座り、熱燗を頼…

オホーツクふらふら行(28) 鉄道。

11時にチェックアウト、タクシーを呼んでもらいJR稚内駅へ。 13時01分発の旭川行き特急サロベツ4号に乗るのだが、駅以外行くところがない。 その日、3月4日の道新一面。 一面の中央にこういう記事がある。 今年の降雪は、統計のある2061年以…

オホーツクふらふら行(27) ノシャップ岬。

稚内港からバスターミナルまで5、600メートル。タクシー、5分ばかりで着く。 途中、JR宗谷本線の踏切を渡る。「日本最北の踏切」だそうだ。稚内、何でも「日本最北の・・・」なんだ。 2時すぎ、バスターミナルから宗谷バスでノシャップ岬へ。ノシャ…

オホーツクふらふら行(26) ヴィラ九条山の旅行者。

ひと月ほど前、エリック・ファーユというフランスの作家を知った。1963年生まれだから、今年56歳である。何冊か邦訳もあるが、それまでまったく知らなかった。 2012年8月下旬から12月下旬にかけ、京都のヴィラ九条山に滞在している。フランスの…

オホーツクふらふら行(25) 稚内港再び。

どういうことなのか昨日、「稚内港」とタイトルを打ち、「ドームから」と打ったところでニッチモサッチモいかなくなった。 字も打てない、写真も取りこめない。あちこちどうこうしても、まったく機能しない。ブログのタイトルと本文5文字のみではみっともな…

オホーツクふらふら行(25) 稚内港。

ドームから

オホーツクふらふら行(24) ドームと鴉。

昭和20年(1945年)の日本敗戦まで、稚内と樺太の大泊(コルサコフ)の間には定期連絡船があった。「稚泊航路」である。 稚内の連絡船発着所として造られたのが、今、稚内港北防波堤と呼ばれているアーチ型構造物である。通称「ドーム」。これがカッコ…

オホーツクふらふら行(23) 稚内へ。

「お客さん、そろそろ出ます」、とバスの運転手が呼びにきた。 国鉄天北線や鬼志別駅の諸々の品々を見ている途中であったが、運転手についてバスへ戻った。稚内行きの宗谷バスに、鬼志別からも乗ってくる人はいなかった。 宗谷バス、私ひとりを乗せ走る。オ…

オホーツクふらふら行(22) 鬼志別へ。

浜頓別から稚内までは、この日4路線目の宗谷バス天北宗谷岬線が走る。 乗り換えの時間が長いので、小さなものだがザックをバスステーションのコインロッカーに預けていた。バスに乗る時に引きだすと、100円玉が戻ってきた。美術館や博物館のコインロッカ…

オホーツクふらふら行(21) クッチャロ湖。

浜頓別から稚内へのバス、乗り換えの待ち時間は2時間10分。 クッチャロ湖へ行くことにした。タクシー会社を教えてもらい電話した。 すぐに来たタクシー、5、6分でここへ着いた。バスターミナルからさほど離れていない。 44、5年前には鉄道の駅から歩…

オホーツクふらふら行(20) 浜頓別へ。

枝幸で同じ宗谷バスであるが浜頓別線に乗り換える。連絡はいい。 浜頓別行きのバス、またも乗客は私ひとりであった。 枝幸、オホーツク沿いでは大きな町なんだが。人がいない。 オホーツク海に沿って走る。 前方にオホーツク海に突き出た山が見えてきた。 窓…

オホーツクふらふら行(19) 枝幸へ。

雄武で北紋バスから宗谷バスへ乗り換える。待ち時間は25分ばかり。 枝幸への宗谷バスの雄武バス停。 雄武バスターミナルに停まるこのバスで枝幸へ。 発車時間となっても乗ってくる人はひとりもいなかった。雄武町、人口4000人強。都会地の人から見れば…

オホーツクふらふら行(18) 雄武へ。

前日夜、紋別バスターミナルを6時59分に出るバスに乗るので、迎えのタクシーの予約を、とホテルのフロントに頼んでおいた。「バスターミナルはすぐ、5分もかからない。7時10分前でもいいが、15分前に来るように言いましょう」、とのこと。 朝、7時…

ジャック・アタリの言葉。

「この事態に至っては」、という時のNHK、ジャック・アタリを引きだしてくる。 いつの時だったか思い出さないが、今までにも2、3度そのようなこと、ジャック・アタリが出てきた覚えがある。 昨夜11時からのETV特集 「緊急対談 パンデミックと世界 …

リーダー。

どの業種に自粛要請の網を掛けるか、昨日の国と東京都との折衝、強い権力を持つ国が押しきるだろうと思っていた。 が、どうもそうではない。 東京が休業要請を出すとしていたデパート、ホームセンター、理髪店などは、自粛要請をしないとなった。自粛要請の…

国と東京、そして東京と他の道府県。

一昨日の安倍晋三の「緊急事態宣言」は遅きに失したとは言え、少し前、全所帯に布マスク2枚を送付する、と表明したヘンな男とは同じ男とは思えないものであった。どうこうと文句をつけている連中もいるが、なかなかのものであった。 人との接触を8割少なく…

安倍晋三の賭け。

今日、内閣総理大臣・安倍晋三、特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令した。 対象地域は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、そして福岡の7都府県に。5月6日までの1か月間。 名古屋市長・河村たかしは、どうして名古屋、愛知県を入れないんだと文…

オホーツクふらふら行(17) 紋別の町。

とっかりセンターを出た後、海洋交流館の食堂へ戻る。何々と頭に付いていないシンプルなラーメンを食った。 暫らく休んだ後、3時ごろ紋別市内のホテルへ。海洋交流館の人に市内へ行くバスを訊く。ここを出てすぐ左の方にあるとのこと。 出てすぐ左手にバス…

オホーツクふらふら行(16) とっかりセンター。

海洋交流館からすぐの所に「オホーツクとっかりセンター」がある。 オホーツクタワーと砕氷船・ガリンコ号の運営会社であるオホーツク・ガリンコタワー株式会社が、とっかりセンターをも運営しているようだ。 雪の中にオホーツクとっかりセンターがある。 小…

オホーツクふらふら行(15) ガリンコ号。

紋別の砕氷船・ガリンコ号へ乗る。 赤く塗られたガリンコ号、1月10日から3月末まで運行。150トンであるので、網走の砕氷船・おーろらの3分の1以下。 港を出る。 なお、後ろに見える船は、パトカーならぬパトロール船、いざと言う時の救助船のようで…

オホーツクふらふら行(14) オホーツクタワー。

紋別の海洋交流館、砕氷船が出るガリンコ・ステーションと、その先の海上に突き出したオホーツクタワーで構成されている。 砕氷船には12時発の便に乗ることとし、それまでオホーツクタワーの方へ行く。タワーまでは約1キロあるが、送迎の車が待っている。…

オホーツクふらふら行(13) 紋別へ。

前掲の宮脇俊三著『旅は自由席』の中に、「0番線の話」という一章がある。 0番線とはどういうものかということも記されているが、ここでの本旨とは離れるので触れない。が、宮脇俊三がこの短い文章を「小説新潮」1989年1月号に書いたころには、全国に…