2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

パリ+リスボン街歩き (55) ジェロニモス修道院。

実は一昨日、奥多摩へ行った。学生時代の仲間7人。案内人は、奥多摩在住ウン十年、という男・N.Y.。 多摩川の上流の川原沿いを歩き、小さな美術館を3館訪ね、旧青梅街道の青梅宿を歩いた。その後、青梅の居酒屋で打上げの飲み会。濃密な一日であった。し…

パリ+リスボン街歩き (54) 大航海時代があった。

ツーリスト・インフォメーションでリスボンカードを買った。幾つかの地図も貰った。 早速、国立古美術館へ行こう。リスボンの国立古美術館、ポルトガルを代表する美術館である。 コメルシオ広場の前を市電の15番線が通っている。国立古美術館、テージョ川…

パリ+リスボン街歩き (53) リスボンカード。

翌日、先ずはリスボンカードを買いに行く。 パリでは、地下鉄や電車(RER)のカードと美術館のカード、いわば定期券が別々である。しかし、リスボンでは同じ。 地下鉄(縦横無尽のパリとは異なり、4路線しかないが)も、バスも、市電(1両でコトコト走…

パリ+リスボン街歩き (52) パリからリスボンへ。

7月初め、「パリ+リスボン街歩き」、幕間に入った。 1週間ばかりの幕間にしようか、と思っていた。それが、2か月近く経ってしまった。 法事で関西へ行けば、まっすぐ帰らず、民博や通天閣、また、京都の美術館やお寺、あちこちへ寄ってしまう。その内、…

ラムとゴンゾー。

フロリダ半島のすぐ下、すぐ南はキューバ。そのすぐ下、すぐ南はウサイン・ボルトのジャマイカ。その右、東にドミニカ。その右、東にある島が、プエルトリコである。 プエルトリコ、アメリカの自治的未編入領域、つまり自治領、ありていに言えば保護領、属領…

ブックフェア(続き)。

東京国際ブックフェア、毎年7月初旬に4日間。日本最大のブックフェアである。確か、来場者は世界40数か国から、と聞いたような気がする。 連日、規模の大小、有料、無料は問わず、多くのセミナーが開かれている。 今回の出展社の中では、大日本印刷のブ…

ブックフェア。

葛西臨海公園には、大きな観覧車があった。大きな観覧車、先月初めにも見た。葛西臨海公園の少し先、やはり東京湾岸のビッグサイトへ行った時。 名のとおり、ここはデカい。 そこから見える大きな観覧車。少し先、お台場の観覧車。 東京国際ブックフェアへ行…

葛西臨海公園水族館(続き)。

思えば、水族館へ行ったのなど、子供が小さい頃、恐らく30年近く前。池袋のサンシャインの上の水族館へ行って以来。今も小さな子供たちやその親御さんたちは多い。 夏休みとあってか、小学生坊主やお嬢ちゃんたちも多い。 この坊主どもやお嬢ちゃんたちは…

葛西臨海公園水族園。

昨日の子供たちが戯れている噴水、葛西臨海公園の駅前にある噴水である。 葛西臨海公園、たまに京葉線で通る度、浦安があり、ディズニーランドの舞浜があり、臨海公園を越えると新木場、何か日常から離れた感じを持っていた。車窓から見える光景、どこか目に…

涼。いや、それよりも希望を感じた。噴水と戯れる子供たちを見ていると。

今日も暑かった。陽は中天にあり、地を焦がしていた。 夕刻、と言ってもまだ陽が高い4時すぎ、駅前の噴水に子供たちがいた。 駅前の噴水。誰でも中へ入れるようだ。 2つ3つ、せいぜい4つか5つぐらいの子供が戯れていた。 この子たちは少し年かさ、6つ…

米中。

「オイ、いつまでオリンピックネタやってんだ。もう、終わってから1週間にもなるんだぞ」、と言われるだろうな、ということは解っている。しかし、今日もオリンピック。 金メダルを最も多く取ったのはアメリカ。メダルの総数が一番多いのもアメリカ。 金メ…

ユニオン・ジャック。

イギリスがあれほどメダルを取るとは思わなかった。金29、銀17、銅19、総計65。金は、米中に次いで多い。よくぞ取ったな、というほど。日本では中継されない種目に得意なものがあるのだろうが、それにしても凄い。 閉会式は、さまざまな色に染まるユ…

五輪、歴史、主権、そして、感情(続き×2)。

波多野澄雄の『国家と歴史』、歴史問題を考えるテクストとして相応しい。 太平洋戦争敗戦後、連合国によるものでなく日本が戦争犯罪人を裁く「自主裁判」構想(閣議決定したが、潰えた)、1952年の中曽根康弘の天皇退位論(天皇には戦争の「形式的責任」…

五輪、歴史、主権、そして、感情(続き)。

オリンピックに重なった今年の8月15日、メダルを賭けたサッカー日韓戦があることだけでも熱いのに、李明博の言動が、それをさらに増していった。 韓国大統領として初の竹島上陸。前代未聞、失礼千万な、天皇への”来るなら、謝罪しろ”発言。昨日の韓国で言…

五輪、歴史、主権、そして、感情。

4年に一度のオリンピックの年、今年の8月15日は、終わったばかりだとはいえ、オリンピックの諸々と重なってしまった。 その諸々、常なら”余韻”というのが大方のところ、今回は”残滓”という要素が加わった。 前段は、韓国大統領・李明博の竹島上陸にあっ…

マラソンはアフリカに限るな、やはり(続き)。

ケニア勢2人とウガンダ1人、アフリカ勢3人の闘いは続く。 31.4キロ。キプサングとキルイのケニア勢とウガンダのキプロティクの並走状態変わらず。 31.6キロ地点の3人の脚。美しい。 細くてしなやか、必要な筋肉だけで成り立っている。 なお、こ…

マラソンはアフリカに限るな、やはり。

ロンドン五輪、昨日のマラソン、とても面白かった。 ケニア2人とウガンダの選手との戦い、見応えがあった。勝負もそうだが、彼ら3人の顔貌、これも良かった。 マラソンは、長時間をかけて見る競技。視覚的な要素も重要である。残念ながら、なまっ白い東洋…

男もいた。

きょうの読売のスポーツ面に、「味のある極限の顔」と題した、編集委員の手になる囲み記事がある。 ロンドン五輪も今日で終わちゃうがとし、味のある選手のことを記している。 レスリング女子48キロ級の小原日登美選手の、優勝を決めた直後の顔。バドミン…

国を代表している君たち、竹島問題を知っているのか。

こんなこと触れなくてもいいか、と考えていた。日韓戦のことである。 しかし、先ほど、今日未明のロンドン五輪サッカー男子3位決定戦の後、勝った韓国選手が、”独島は我々の領土”、というボードを掲げた、ということを知った。 触れざるを得ない。あえて触…

アレクサンドル・カレリンの名を聞いた。

昨夜遅く、吉田沙保里、やはり勝った。伊調馨と同じく、オリンピック3連覇。 吉田沙保里、決勝の相手はカナダの選手。吉田沙保里、計算しつくされた戦法をとる。吉田沙保里の代名詞・高速タックルをなかなか出さない。しかし、ここぞというところでタックル…

やはり、取った。

目が覚めると、伊調も小原も勝っていた。 二人共とは正直考えなかったが、ここは、「やはり、な」と思うべきじゃないか、と思い直した。レスリング女子なんだから。自信を持って大きく構えなきゃ。 今日、何度も何度も繰り返し流れたその映像を、何度も何度…

お待たせ、女子レスリング。

昨日遅くのサッカー男子、出だし豪快なミドルシュートを決めた時には、こりゃ勝つな、と思った。同点弾を決められたのは仕方ない。しかし、つい犯した、というミスから追加点を取られては、どうしようもなかった。 3位決定戦の相手は、ブラジルに敗れた韓国…

コーチ。

バレーボール女子の準々決勝、ついさっき終わった。中国との闘い、フルセットの末日本が勝った。バレー日本女子、24年ぶりのベスト4。 予想を上回る大健闘で、絶対の王者・中国と決勝戦でまみえた卓球女子団体、力の差は如何ともし難く敗れた。しかし、史…

8月6日。

今年の夏は、ロンドン五輪の夏である。しかし、今日だけは、忘れてはならない夏、広島の夏である。 広島平和記念資料館のウェブサイトを開く。まず、こういう文字が目に入る。 ”忘れてはならない夏がある。 昭和20年8月6日” その日から、67年目の夏。…

2時間幾らと、残り1秒。

所用があり日中外出、夕刻から飲み、8時過ぎに戻ると、女子マラソン、半分ほど進んでいた。先頭は、まだ集団。 そのうちだんだん篩にかけられ、35キロ過ぎだろうか、5人に絞られた。ケニアの選手が3人、エチオピアの選手が2人だったろうか。その後、ケ…

進んでるな。

五輪サッカー準々決勝、昨日の女子、今日の男子、共に勝った。これでベスト4。着々と歩を進めている。 グループリーグ初戦で優勝候補筆頭のスペインを破った男子、グループリーグを1位で通過。波に乗っている。力以上のものが出ている。今日の準々決勝のエ…

勝つ気、あるのか。

未だ金メダル0の柔道男子、最後の望みを100キロ超級の上川大樹に託すなんて、上川大樹に気の毒だ。 このクラスの代表、実は、こいつを出せば、という選手がいなかった。最終的に上川でいこうか、となった。でも、上川大樹、柔道の日本選手の中で最も期待…

三枚看板だった、と言ってやりたかったが。

3日前、柔道女子57キロ級で松本薫が優勝した。その後のインタビューで、柔道女子監督の園田隆二、こう言った。「すみません。二枚看板ではなく、三枚看板でした」、と。 48キロ級の福見友子と52キロ級の中村美里、この二枚看板の金は固いが、57キロ…

ウーン、今一歩。

1分53秒21を泳ぎ、トップとのタイム差、100分の25秒、2位とのタイム差100分の20秒である。 1分53秒と少し、つまり、113秒余でその差はコンマ2秒余。その差は限りなく少ない。紙一重。しかも、2位はあのマイケル・フェルプス、北京五…