2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

八坂神社。

円山公園の中を抜けるとすぐ八坂神社。祇園さんである。 主祭神は、素戔鳴尊(スサノオノミコト)。 朱の灯籠が目につくようになるとお寺さんではなくお社、祇園さんである。 上方左に見えているのは、八坂神社の本殿。 本殿。重文である。 20人ばかりの中…

知恩院。

青蓮院門跡を出、知恩院の方へ。 少し歩くとこの門がある。 黒門。 小ぶりで落ちついた瀟洒な門。 黒門を過ぎ、なお歩くとこの門が現われる。 国宝、三門。 「華頂山」の額を掲げた豪壮な三門である。 その来歴はこのような。 そもそも、浄土宗総本山・知恩…

青蓮院門跡(続き)。

一年ぶりの京の寺、面白い。 こういう小さな石組みの庭があった。 「西方浄土」。こういうような説明がある。 <庭の世界には、古代より三尊石という石組みの手法があります。・・・・・。この庭はその三尊石を中心に西方浄土をイメージして作庭しましたが、…

青蓮院門跡。

ギャラリー青い風での光田節子展を辞した後、神宮道を三条通りの方へ戻る。 100メートル少しで、神宮道と三条が交差する三条神宮道。京都の街、タテヨコ双方の通りの名を併せて表記しているので、とても分かりやすい。 三条神宮道の交差点から、神宮道の…

光田節子展 何処かへは知らず飛びたった。

京都、地下鉄東西線の東山で降り、三条通りを3〜40メートル歩くと神宮道に当たる。 神宮道、平安神宮の大鳥居から真っすぐ延びている道。幾つものギャラリーが軒を連ねる。 大鳥居の左右に京都市美術館と京都国立近代美術館があるためであろう、とこの日…

ベトナム、戦争と平和。

東京都美術館へ、日本表現派の同人・山本宣史の作品を観に行く。 今週末までの日本表現派展、第57回。歴史がある。 今回展への山本宣史の出品作、≪下竜(ハロン)湾≫。 F150号。大きな作品である。 ンッ、水墨画かな、それとも、水墨に山本独自の膠彩…

ポップの王道。

ニューヨークに住んでいた、元郵便局員と元図書館司書の夫婦・ハーブ&ドロシーの、コンテンポラリー・アート(現代美術)のコレクションもなかなかのものであった。自分たちの稼ぎに見合った作品をコツコツと蒐めていた、魅力的なコレクターであった。 やは…

MOT遊び(5) 楽しみはいっぱい。でも、少し考えなくちゃ。

二つ乃至三つの企画展を見終わっても、まだMOTの楽しみはある。 常設展がある。「MOT COLLECTION」である。常設展とは言っても、その都度展示変えが行なわれている。 MOT、4500点の収蔵品を持つ。 今年、年間を通じてのMOT COL…

MOT遊び(4) あそぼー(続き)。

マンガの神様・手塚治虫とマンガの王様・石ノ森章太郎の特別展よりも、「オバケとパンツとお星さま」のあちこち、面白かった。 「オバケとパンツとお星さま」、昨日の続き。 「トラフのオバケ屋敷は”化(ば)かし屋敷”」、という部屋。 ”トラフ”って何なんだ…

MOT遊び(3) あそぼー。

石田宏の出版記念会があったり、先輩方のグループ展があったりで、「MOT遊び」途中であったが、あと少し続ける。 この夏のMOTの企画展の中、これが一番面白かった。 「オバケとパンツとお星さま」。こどものみなさんが好きそうなテーマであるそうな。 …

ゆとり、ゆったり風景画。

昨日の石田宏は、学生時代の同じサークル仲間。美術研究会、通称美研(ビケン)。但し、同じビケンであってもそのOB、前後10年ぐらいで集まるグループが異なる。大きな学校なので、何やかや。 今週初めから、私たちの上の世代のグループ展が催されている…

品川駅高輪口前居酒屋での出版記念会。

昨日、久しぶりで品川へ降りた。 品川駅、こんなに大きな駅だったかな、というくらいにデカい。新幹線の始発駅でもあるんだから、そうかもしれないが。高輪口で待ち合わせ、すぐ近くのビル地下の居酒屋へ。 毎日スケッチ、居酒屋スケッチの名手・石田宏の出…

MOT遊び(2) 神様と王様。

<いまや世界的な文化として成長したマンガ。その地位が確立したのは、マンガの可能性を大きく広げた”マンガの神様”手塚治虫と、それに呼応しマンガを育て上げていった”マンガの王様”石ノ森章太郎の存在があったからです>、と「手塚治虫×石ノ森章太郎 マン…

MOT遊び(1) フランシス・アリス。

5月にフランシス・アリスについて記した。第1期のメキシコ編のことを。 この夏、第2期のジブラルタル海峡編が催された。会場は、やはりMOT・東京都現代美術館。 MOTの企画展、いつも二つか三つ重ねて催されている。 この夏は、この三つ。 先ずはフ…

和字。

東アジアの国にとって、中国って国は何となく重苦しいよね。鬱陶しいって言ってもいいかもしれない。 いや、尖閣がどうこう、といったことばかりじゃなく昔から。日本とか、朝鮮とか、琉球とかっていったところにとっては。 しかし、それも仕様がないといえ…

二科、そして、六本木。

毎年8月、暑い日が続いている頃、久保寺洋子からの手紙が届く。一筆箋に記された文面は、毎年ほぼ同じ。 <毎日、暑い日が続いておりますが、・・・・・。又、二科の季節が参りました。よろしかったら、おさそいあわせて、おでかけ下さい>、というもの。チ…

十変百化。

「十変百化」なんてヘンな言葉だなー、そんな言葉はないよ、と思われるお方は正しい。「千変万化」という言葉はあるが、「十変百化」という言葉はない。 しかし、常に「千変万化」の1/100程度の変化を遂げている人はいる。私は、「十変百化」と呼ぶ。犬…