2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「聖地・大三島を護る=創る」 伊東豊雄展。

2006年に尾道と今治を結ぶ「しまなみ海道」ができて、推古天皇の時代、594年に創建されたといわれる大山祇神社のある大三島にはマイカーやバスがどんどん入ってきて、古くからの「聖地」が崩壊の危機にさらされている、と5日前に文化功労者に選ばれ…

プーシキン美術館展。

ロシアには時としてバカでかいものがある。モスクワのプーシキン美術館もデカいようだ。また、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に次ぐ収蔵品を持つというから、世界で二番目に収蔵品の多い美術館、ということにもになる。 西ヨーロッパ、特にフラ…

第61回新象展。

新象展、第61回、半世紀以上の歴史を持つ。 入口。 鯉のぼりのワークショップ、楽しみだ。 しかし、鯉のぼりのワークショップのところには誰もいなかった。イスなどもきれいに整頓されている。どうしたんだろう。 後で会場を出る時に係りの人に訊いて分か…

名作誕生 つながる日本美術展。

豪華な美術誌である『國華』の創刊は明治22年(1889年)、世界最古の美術雑誌であるそうだ。 明治政府の後押しで岡倉天心たちが創刊した。創刊の辞を岡倉天心が書いている。「美術ハ國ノ精華ナリ」、と。誌名の『國華』はそこからきたらしい。 大判で…

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝展(続き×3)。

今日のアルジャジーラ、”日本のジャーナリスト・安田純平は国へ帰った”という柱で、安田純平に関することをその発言も含め、日本の新聞で報じられているのに近く記している。3年余のシリアでの拘束からの帰還、なおかつカタールが一枚噛んでいる事案である…

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝展(続き×2)。

昨夜遅く、官房長官・菅義偉が唐突に「安田純平さんが解放されたようだ」という発表、トルコの日本大使館員が本人確認を行い、今日夕刻、安田さん本人の映像が流された。 「無事を確認」とのNHKの速報映像。 「私は安田順平、日本のジャーナリストです。…

命の十字路。

何日か前から伝わっていたが、日本時間今日夕刻トルコ大統領・エルドアン、イスタンブールでのジャマル・カショギ殺害に関する声明を発表した。 イスタンブールのサウジ総領事館での殴り合いでの偶発的事故での死、というサウジの発表を正面から否定した。 …

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝展(続き)。

リヤドからプライベートジェットでイスタンブールへ入り、サウジ総領事館でジャマル・カショギを殺した後すぐにリヤドへ舞い戻ったとされるⅠ5人の暗殺団の一人が、今日、リヤドの町中で交通事故のため死んだそうだ。 第一勘は、口封じであろう、ということ…

アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝展。

今月7日の「流山子雑録」で、アユタヤのワット・マハタートのことを記した。ワット・マハタートの仏たちは、ミャンマー軍によってすべて首を切り落とされている、と。人間は残酷、残虐なものだ、と。 その折り、その日トルコ政府が明らかにしたニュースを合…

ヤックとモック。

昨日朝、高橋からメールが来ていた。 一昨日に記した「バンコク散歩」の最終回についてのもの。その一部をコピペすると・・・ <きめ細かな記録映像一緒に行っているようで楽しかったです。 一つだけ。 最終回で、ヤックが「....仏さまには違いない」とされ…

バンコク散歩(25) シルキーパープル。

6月19日、はや帰国。 朝9時、バンコクへ着いた時予約してあったAOTのエアポートリムジン、既に迎えにきている。中年の女の運転手さんであった。約1時間でスワンナプーム国際空港へ着く。あまり話さないが、丁寧な運転。チップはずむ。 スワンナプー…

バンコク散歩(24) サイアム・パラゴン。

アユタヤからホテルへ戻り2時間ほど休んだ後、5時ごろ出かけた。 実は、バンコクへ行った翌日に王宮へ行く時にはガイドが、また、その翌々日に国立博物館へ行く時にもタクシーの運転手が、途中のあるところに近づくと「サイアム・パラゴン、サイアム・パラ…

バンコク散歩(23) ワット・プラ・シー・サンペット。

次いでワット・プラ・シー・サンペットへ。 バンコクの王宮にワット・プラケオ・エメラルド寺院があったが、ワット・プラ・シー・サンペット、アユタヤ朝のそのようなもの。アユタヤ王朝の守護寺院。 このようなものが見えてきた。 車を降りて歩く。 目の前…

バンコク散歩(22) ワット・マハタート。

ワット・ヤイ・チャイ・モンコンから10分ばかり走り、ワット・マハタートへ。 ワット・マハタート、著名なお寺である。著名である理由は二つある。そのひとつは、木にがっしりと挟まれた仏頭があること。あとひとつは、ビルマの軍隊に徹底的に破壊されたお…

バンコク散歩(21) ワット・ヤイ・チャイ・モンコン。

昨日記したが、アユタヤ王朝は14世紀半ばから18世紀半ば過ぎまで400年を超えて続いてきた。 チャオプラヤー川とその支流に囲まれたいわば中州にアユタヤの町の主要部はある。バン・パイン宮殿からアユタヤまでは約20キロ。30分弱でアユタヤに着く…

バンコク散歩(20) バン・パイン宮殿。

帰る前日の18日、アユタヤへ行った。 アユタヤはバンコクから北へ80キロ弱、1351年から1767年にビルマに滅ぼされるまで400年以上続いたアユタヤ王朝の中心地である。 そのアユタヤへの途中、アユタヤの20キロばかり手前に、アユタヤ王朝の…

バンコク散歩(19) テレビ。

好き嫌いに関わらず、今は何処へ行ってもアメリカと中国、ドナルド・トランプと習近平を避けては通れない。 ホテルの部屋にはこのようなテレビのチャンネル案内があった。 NHKも含め33局を見ることができる。 タイの地元局。 サッカーW杯が始まってい…

バンコク散歩(18) 街中。

昨日の午後、病院へ行った後、夜、映画を観に行った。その後、飯を食おうと食堂へ入りスマホを見たら、何と京大の先生がノーベル賞を受賞している。 本庶佑京大特別教授、医学生理学賞。このところの日本の得意分野だ。それにしてもこのところの日本、ノーベ…