2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フランス人間国宝展。

人間国宝と言われる人たちがいる。 濱田庄司だとか富本憲吉だとか芹沢硑介といったよく知られた人ばかりじゃなく、漆芸や金工や竹工芸などのあまり名を知られていない人たちも。 坂田藤十郎、中村吉右衛門、坂東玉三郎といった存命の歌舞伎役者も人間国宝で…

素心伝心(続き×2)。

藝大のクローン技術、法隆寺の金堂やバーミヤン東大仏の天井壁画ばかりでなく、どんなものでも再現してしまう。下世話な言葉を使えば、「手当たり次第何でもござれ」状況である。 こうとしか撮れず、読みづらいが。 ミャンマーのバガン遺跡、タジキスタンの…

横綱不在でも成り立った。

日馬富士が引退し、白鵬、稀勢の里が途中休場し、地味な鶴竜ですんなり決まりか今場所は、と思っていたら、その鶴竜が終盤、悪癖のはたきを連発ずるずると負け続けた。 横綱なんかいなくても初場所、十分に成り立った。 3時すぎニュースから相撲中継に切り…

素心伝心(続き)。

藝大の「素心」を初めて目にしたのは、一昨年の夏前であった。バーミヤンの東大仏天井壁画の復元展示の折り。 今回は、「素心伝心」。 なんてことをやってくれたんだ、イスラム原理主義ってものは。 「アッラー アクバル」の叫びと共に。 一昨年の「素心展」…

素心伝心。

藝大の美術館は、時折り面白い展覧会を催す。藝大ならではってもの。クローン文化財と呼んでいるものもそれ。 素心伝心。 「素心」は、一昨年のバーミヤン石窟の天井画再現の時に現れた。その後、昨年のバベルの塔の再現時にも使われている。常日頃の心とか…

北斎 −富士を超えてー展。

2年以上前からあべのハルカス美術館が大英博物館とのコラボ、共同プロジェクトを進めている、ということは流れていた。とっておきの目玉として、小布施の祭り屋台の天井画も持っていくとも。 それは剛毅な、と思っていた。 大英博物館での北斎展、昨年5月…

雪だ。

雪だ。雪が降った。 3時ごろから降りだした。積もるかなと思っていたら、4時すぎからこれは積もりそうだなとなってきた。 雪が好きである。毎年、今ごろになると雪を待ちわびる。楢山参りを待ちわびるおりんばあさんの心となる。 去年の関東は雪が降らなか…

運慶展。

日本人が知っている仏像で最もポピュラー、誰でもが知っているという仏さまは、東大寺の大仏さまではないか。日本人で東大寺へ行ったことがないなんて人は、おそらくいないであろうから。東大寺へ行けば、大仏殿へ入る前に南大門を通る。 だから皆さん自ずと…

マジカル・アジア(続き)。

アジア各地には、吉祥、魔よけ、祈り、呪い、・・・、不思議なパワーにまつわる品が多くある。昨日の続き。後半。 アジアン・マジカル、てんこ盛り。 アジア企画となると出てくる幾つもの占いが店を出す。 2度や3度いい結果が出なくても、最後には「吉」と…

マジカル・アジア。

東博の東洋館がリニューアルオープンしたのは平成25年(2013)1月。もう5年になる。速い。 時折り行っている。収蔵品がそう変化しているわけではないが、面白い。また会えたなって馴染みの品もあったりして。 年に一度ほどは何らかの企画展示を行っ…

意固地になるな。休め、稀勢。

初場所4日目を終えて1勝3敗の稀勢の里、今朝、「最後までやり抜く」、と語ったそうだ。 稀勢の里、我を立てるというか我を貫くというタイプの力士であるが、それにしても誰か、稀勢の里にアドバイスをする男はいないのであろうか。 「意固地になるな。休…

稀勢、ひとりで悩むな。

今日、イギリス首相のテリーザ・メイは、「孤独担当相」を新設したそうだ。 EUからのブレグジット、イギリスという国自体がヨーロッパでの孤独感を感じているのであろうが、その国民の多くの人も個人としての孤独感を感じているようなのだ。で、「孤独担当…

稀勢が担う日本。

稀勢の里が勝った瞬間、国技館はウワーという歓声に包まれた。テレビを通してその模様が日本全国に伝わった。 日本中のテレビで大相撲を見ている好角家、相撲ファン、ホッとひと息ついたのではなかろうか。よかったって。稀勢の里のファンであろうとなかろう…

大相撲 激動の年となるな。

大相撲、初場所初日である。大相撲の世界は、激動、激変の1年となるのじゃないか。そういう予感がする。 日馬富士が引退した。無念であったろうが、致しかたない。4横綱時代は、やはり長くは続かなかった。また、理事を解任された貴乃花は、不気味な沈黙を…

ミニ稀勢の里 8か月半。

上野のパンダ・シャンシャンは、生まれてから丁度7か月となった。 木登りをしたり、ママと追いかけっこをしたり元気である。それ以上に成長が速いのに驚く。 私のパンダ、ミニ稀勢の里でもある孫坊主は、生まれてから8か月半となる。 シャンシャンよりは1…

科博の犬。

東博へは時折り行くが、科博へはまあ行かない。同じ国立博物館であり、隣通しといってもいいような立地でもあるのに。 半年以上前になるが、久しぶりで科博へ入った。音声ガイドを借りて聴きながら展示を見ていたが、疲れてしまった。何度もイスに座り座り、…

東博の犬(続き)。

東博の犬後半は、大階段の反対側、 特別2室へ。 中へ入る。 東博では、「学芸員」と言わず「研究員」と言っているようだ。 朝鮮時代、韓国の画帖である。 桃源郷が描かれている。 このようなもの。 <黒犬が2匹見え>、と記されている。どこにいるのか。 …

東博の犬。

東博の犬は如何ばかりか、見に行った。5日に。 5日は曇っていた。 東博正門前の正月花もどこか落ちこんでいる風情である。 近寄ると華やかなのではあるが。 東博の「博物館に初もうで」も定着してきたようだ。 本館へ入る。 この垂れ幕は鳥の絵柄、毎年新…

戌年・いぬ年。

年賀状、出す数も来る数も少なくなっている。意識して、そのようにしてもいる。 今年は戌年、いぬ年である。が、来る犬の絵も少なくなった。その中から「これはっ」てものを何枚か。 黒い犬である。鋭く、鋭敏な犬である。 いずれにしろ日本犬であろう。 柴…

光明院と赤城神社。

一茶双樹記念館のすぐ近く、100メートルもあるかどうかという所にお寺がある。小さな寺・光明院。一茶と双樹の連句碑がある。 4日の日、時刻はまだ3時前。近場の街へ飲みに行く前に30分ばかり寄った。初詣である。 光明院。 右側の石柱に「双樹一茶・…

吉書と初凧(続き×2)。

なかのまのおくのま側。 右端は、「江戸角凧」。<武者絵凧 勇ましい子に育ってほしいとの願いで武者絵はよく描かれる>、と説明書きに。 欄間には「盃凧」(新潟・小千谷)。<盃を横から見た時の形をしているので名がついた>、と。 左の床には「沙羅双樹…

吉書と初凧(続き)。

双樹亭へは一茶庵の玄関から入る。 一茶庵の玄関を入ると正面にこの凧がある。 展示されている凧には、「いろは・・・」の記号が付けられている。これは「い」。「龍ヶ崎とんび」。<下総の地域一帯にあげられていた>、との説明がある。 大きく描かれた「祝…

吉書と初凧。

今日は出かけた。 茂野柰園さんから案内をもらっていた一茶双樹記念館へ。 小林一茶、流山の醸造家・秋元双樹のところに50回以上訪れている。 秋元双樹、醸造家であるが俳人でもあった。さらに双樹、一茶の支援者、タニマチでもあったのであろう。 で、今…

駅伝とHAGOROMO。

テレビを見たら、青学がトップを走っている。 箱根駅伝、昨日の往路は、東洋大に往路優勝をさらわれていたのに。36秒差なんて、いとも簡単にひっくり返したらしい。それどころか、どんどん差を開いている。 青学、横綱相撲である。 7区、8区、9区、トッ…

正月2日。

箱根駅伝、途中から見る。 往路優勝は東洋大、総合4連覇を狙う青学が36秒差で続き、次いでトップと1分56秒差で早稲田、以下、拓大、法政、・・・、・・・とゴールしたあたりで、NHKに切りかえる。 正月2日は、ラグビー大学選手権準決勝の日である…

心に残る。

2018年が明けた。それよりも、平成の世があと1年余となってしまった。 平成時代、今上天皇については思うところ多くある。何度も記したが、かけがえのない立派な天皇であった。憲法に留意されつつ、国民に歴史の何たるかを示された。その平成のカウント…