2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本さまざま。

いつか、、岡田武史をどこかの国の代表監督に、と思っていた私の夢は、ベスト8入りを逃した昨日のゲームで、儚く潰えた。 しかし、昨日は泣けた。今日も、時折り泣けてくる。なにしろ、今日のメディアの報道すべて、感動的なものばかりだもの。 昨日、テレ…

私には夢がある。

「私には夢がある」、マーティン・ルーサー・キングが発した言葉として世に知られている。 "I have a dream"で始まる、1963年のワシントン大行進の時の演説の冒頭のこの言葉、20世紀アメリカの名演説の中でも白眉、と言われる言葉となった。 実は、私…

主従二人(石の巻)。

松島見物で深い感慨に浸った翌日、旧暦5月10日(新暦6月26日)、主従二人は松島を発ち、平泉を目指す。 <十二日、平和泉と心ざし、あねはの松・緒だえの橋など聞伝て、人跡稀に・・・・終に路ふみたがへて、石の巻といふ湊に出>。 いつもながら芭蕉…

主従二人(松島)。

W杯、決勝ラウンド第2試合、アメリカ対ガーナ戦、ガーナが2対1で勝った。 前評判は高かったが、決勝ラウンドに駒を進めたアフリカの国は、ガーナのみ。ベスト8にガーナが進み、FIFA幹部、就中アフリカでのW杯開催に力を入れていた会長のブラッター…

主従二人(塩竈)。

昨日は、日本にとっての大一番があったので、主従二人の追っかけ、1日遅れた。 一昨日、塩竈神社の近くに泊まった芭蕉と曽良の二人、25日(旧暦5月9日)の早朝、塩竈神社に詣でる。 慶長12年、伊達正宗によって修復された塩竈神社、大変きらびやかな…

存在と時。

人間という存在を選ぶことはできない。自らの意志とは関係なく、みな誰しも生れてくる。 しかし、サッカー選手という存在は、自らの意志で選んだものであり、自らに責任を持っている。 今日未明の決戦に快勝し、日本中熱狂した。だが、それは付随するもの、…

主従二人(宮城野、壺の碑、末の松山)。

6月20日(旧暦5月4日)、白石を発った主従二人、名取川を渡り仙台に入る。5月4日、菖蒲を葺く日であった。 この日は雨もやみ、時々は太陽も顔を出していたようだが、白石から仙台までは、直線距離でも40キロ近くある。もちろん、道は曲がってもいる…

主従二人(飯塚、笠島、武隈)。

今日の新聞で知ったが、サルコジは、スポーツ担当相の南アフリカ滞在の延期を指示していた、という。フランスは、大臣をW杯に派遣していたんだ。ゴタゴタの治まらないフランス代表チームの収拾にあたれ、と。 W杯サッカー、日本にとっても、国民的関心事で…

気持ちよく酔う。

日中、所用あり新宿へ出る。久しぶり。人が多い。 夜、トップの座は譲ったが、まだ事業活動に携わっている方にご馳走になる。私よりも年長だが、生産活動に関わる日常を送っておられる人は、お元気だ。停滞の許されない事業活動、常に前を向いているからであ…

キャプテン・C.ロナウドとチョン・テセ。

終わってみれば、7対0。FIFAランキング世界3位のポルトガル、ランク三桁、105位の北朝鮮を完膚無きまでに打ち破った。 雨中の決戦、スリッピーなピッチ、実力差以上の大差となった。経験の差が大きかった。特に、ゴールキーパーに。 ポルトガルの…

欧州列強、苦戦。

今、グループF、イタリア対ニュージーランド戦が終わった。1対1の引き分け。 イタリアは、前回、ドイツ大会の優勝国。今回も優勝候補のひとつである。しかし、そのイタリア、今日のゲームを入れ、2戦して勝ち点2。つまり、2引き分け。勝てない。 たし…

勝ちにいったか?

ないものねだりを承知で言う。岡田武史は今日、本気で勝ちにいったか、と。 遥かに格上の国との対戦、まず守りを固め、失点を防ぐ。あわよくばドロー、引き分けに持ちこみたい。もし勝つとしたら、相手に隙が出た時のカウンター。岡田武史、そう考えていたで…

主従二人(しのぶの里、佐藤庄司が旧跡)。

福島に泊まった翌日、今日6月18日(旧暦5月2日)、主従二人は、文字摺石を見るためにしのぶの里(忍ぶの里、信夫の里)へ行く。 文字摺りとは、染色の一種で、石にしのぶの葉を摺りつけ、そこに絹布を押し当て、その模様を摺りだす、というものらしい。…

主従二人(間違い)。

ワールドカップの中継を見ながらブログを書いていると、やはり、間違いが出てしまう。 頭も、目も、キーを打つ指も、サッカー観戦7割、芭蕉の追っかけ3割、ということになってしまう。 昨日の「主従二人(あさか山)」、間違えた。 昨日、6月16日(旧暦…

主従二人(あさか山)。

ワールドカップ一次リーグH組、スペイン対スイス戦、今、前半が終わった。 優勝候補の筆頭であるスペイン、圧倒的に押してはいたが、スイスのディフェンス固く、0対0で折り返す。 昨日のG組、コートジボワール対ポルトガル戦も見応えがあった。 クリスチ…

6月15日。

1960年の6月15日から50年。 50年前のこの日、安保粉砕、岸内閣打倒を目指す全学連、国会内へ突入した。正門前の機動隊との衝突で、東大生、樺美智子が死んだ。 偶然だが、その前年、皇太子妃となった女性と同じ名を持つ。名前ばかりでなく、その…

岡田ジャパン、勝つ。

岡田ジャパン、ついに勝った。厳しいといわれていた初戦に勝った。 岡田ジャパンというよりも、岡田武史、ついに勝った、と言いたい。岡田、嬉しいだろう。ひと月ちょっと前、岡田が招集メンバーを発表した時には、ワールドカップの初戦、このようなメンバー…

ロゴと国旗。

今回のワールドカップ中継の冒頭には、まずこのロゴマークが出てくる。 動きのあるデザインである。躍動感が溢れている。使われている色は、濃淡はあるが、黒、赤、青、緑、黄、そして、白の6色。 開催国・南アフリカの国旗で使われている色と同じ色、6色…

マラドーナとメッシ。

いよいよ強国アルゼンチンが登場した。 英国のブックメーカー、ウィリアム・ヒルのオッズでは、アルゼンチンの優勝賭け率7.5倍、スペイン、ブラジルに次いで3位である。こんなこと書くこともないのだが、敢えて記すと、日本のオッズは、401倍である。…

マンデラのワールドカップ。

FIFAワールドカップ2010の開催地が南アフリカに決まったのは、2004年、チューリッヒでのFIFA総会でのこと。 南アフリカ招致団の中には、時の大統領・ムベキ、元大統領・デクラークと共に、ネルソン・マンデラがいた。マンデラがいた、という…

主従二人(須賀川 続き)。

須賀川の等躬の屋敷に着いたその夜、等躬に乞われ曽良を加えた三吟歌仙を巻いた、というところで昨日は終えた。 その後は、こう続く。 この宿の傍に、大きな栗の木があり、その木陰に庵を結び、隠遁生活を送るお坊さんがいる。西行が「橡ひろう」と詠んだ(…

主従二人(須賀川)。

白川の関を越えた主従二人、須賀川を目指す。 須賀川には、芭蕉の来るのを今や遅しと待っている、等窮という男がいるんだ。 そこまでの道中はこうだ。 阿武隈川を渡った。左の方に会津の磐梯山が高く聳え、右の方には岩城、相馬、三春の庄があり、常陸、下野…

主従二人(白川の関)。

いよいよ奥へ、細道へ入るぞ、とやや心許ない日々を重ねていたが、白川の関にかかって旅心定まった、と芭蕉は書いている。 主従二人、関東平野に別れを告げ、いよいよ奥州へ入る。その昔、平兼盛が「いかで都へ」、と便りをしようとしたというのも肯ける、と…

主従二人(遊行柳)。

321年前の今日、6月7日(旧暦4月20日)、芭蕉と曽良の主従二人、遊行柳を見に行く。 芭蕉は、こう書いている。 西行法師が、「清水流るる・・・・・」と詠んだ柳は、蘆野の里にあり、田の畔に残っていた。ここ蘆野の領主、戸部某(この人も江戸蕉門…

主従二人(殺生石)。

4月19日、現在の暦では、今日6月6日、前夜、那須湯本に泊まっていた主従二人は、殺生石に行く。 殺生石は、那須温泉の山陰にあり、硫化水素や炭酸ガスなどの火山性有毒ガスが噴出し、蜂や蝶の類が地表の砂が見えなくなるほど、重なりあって死んでいる、…

主従二人(雲厳寺)。

黒羽に長逗留している主従二人、雲厳寺へも行く。 雲厳寺の奥にある、仏頂和尚の山居の跡を訪ねたいと思ったのだ。この仏頂という和尚さん、鹿島の人だが、江戸深川の臨川寺にも逗留、黒羽近郊の雲厳寺にもしばしば滞在していたらしい。芭蕉とは、深川で知り…

政治家の資質。

4日前、鳩山由紀夫も小沢一郎も辞めた方がいい、一議員になった方がいい、と書いた。ついでに、菅直人も一議員になった方がいい、とも書いた。 2日前、鳩山と小沢は、一議員となった。しかし、菅は今日、一議員どころか総理大臣になってしまった。社長が辞…

主従二人(黒羽)。

何やかやあり、この10日ばかり、芭蕉と曽良、主従二人のおっかけには、手が付けられなかった。 実は、彼ら2人も黒羽に長期滞在しているので、まあいいや、という気もあった。主従二人、4月3日(新暦5月21日)から16日(新暦6月3日)まで足かけ2…

私も退きます。幹事長、貴方も。

一昨日の夜、”今頃、小沢、酒を飲みながら”こんなことを考えているんじゃないか、と思い、そうも書いたが、鳩山も、酒を飲みながら考えていたようだ。 小沢は、もちろん日本酒を。鳩山は、ウイスキーかブランデーだろう。私は、焼酎のお湯割りだった。 そん…

巨大なクモ。

ルイーズ・ブルジョアが死んだ。 彼女の名に馴染みはなくても、六本木ヒルズにある巨大なクモの彫刻を見ている人は多いだろうし、そういえば、そんな写真を見たことがある、という人もいるだろう。 「ママン」と題する、そのデカいクモの像を創ったのが、ル…