2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「あのガキ、横綱になるよ」、と朝青龍が言ったそうだ。

大相撲9月場所、今日が千秋楽。 何やかやあり、三分の一程度しか見ることができなかった。が、彼のおかげで面白かった。朝青龍が、「あのガキ、横綱になるよ」、と言ったという逸ノ城の快進撃で。 初日恒例の協会挨拶。 理事長・北の湖の後ろには、新大関の…

久しぶりの横浜。

久しぶりで横浜へ行った。 古い仲間の連中と、横浜美術館の前で待ち合わせていた。3年ぶりのヨコトリだ。 みなとみらいでなく、桜木町から歩いて行った。久しぶりに日本丸を見ていこう、と思って。 桜木町で降り、ランドマークタワーの方へ歩く。2階の歩道…

マダム・イン・ニューヨーク。

インドの中流家庭の主婦がニューヨークへ行く。 ニューヨークに住む姉の上の娘が結婚することになり、その準備というか手伝いのためなんだが、式のひと月以上も前に行く。ビジネスマンの亭主と子供も二人いるのだが、姑も子供は自分が見ているので行ってこい…

めぐり逢わせのお弁当。

インドは世界一の映画大国であるが、その制作数ばかりでなく、質に於いても世界基準だな、と思われる作品を生み出してきている。 インド映画、すべてがすべて、歌って踊ってのマサラムービーではないんだ。 『めぐり逢わせのお弁当』、監督はリテーシュ・パ…

デリーに行こう!

ボリウッドのロードムービーである。 イヤー面白いのなんの、見知った所があちこち出てきて、久しぶりにインドへ行った気がした。 ムンバイの投資銀行の女社長・ミヒカとデリーの服地屋のオヤジ・マヌが、たまたま行き会う。ムンバイからデリーへ行く飛行機…

アクト・オブ・キリング。

前代未聞の手法、と言っていい。大虐殺を行なった殺人者に、その模様を再現させる。その映像そのものがドキュメンタリーであり、その様を撮ったドキュメンタリーでもある。 1965年であるから、間もなく50年となる。その年の9月30日、インドネシアで…

マンデラ 自由への長い道。

レーニン、スターリン、ヒットラー、チャーチル、ルーズベルト、また、ガンジー、毛沢東、近場ではJFKをあげる人もいよう。その善悪は問わず、20世紀の巨人をあげていくと、このような名が思い浮かぶ。 さらにあと一人、マンデラとなる。 ネルソン・マ…

メイジーの瞳。

ニューヨークに住む6歳の女の子・メイジーは、10日毎にパパの家とママの家を行ったり来たりしている。離婚したパパとママが、共に親権を持っているからなんだ。二人ともメイジーを愛してはいるが、身勝手な両親でもある。 パパは、アートディーラーをして…

LIFE!。

アメリカという国は、デカい国で人の数も多いので、いろんな人がいるんだ。 生身の人間ではなくAIと恋に落ちる男や、酒と女の日常を送るマッチョなテキサンや、おそらくその一生をド田舎で過ごしたであろう男や、酒と女に加えドラッグまみれの日常というウ…

her 世界でひとつの彼女。

今日の舞台は、近未来のロサンゼルス。カミさんから離婚を迫られている男・セオドアの物語。 『her 世界でひとつの彼女』、監督は、スパイク・ジョーンズ。アカデミー賞作品賞ほか5部門でノミネートされた。脚本賞を受賞した。 この春に公開された作品で…

ダラス・バイヤーズクラブ。

今日はダラスである。テキサンの話。テキサス、ある意味、アメリカの典型のひとつ。 1985年、酒と女の日々を送るテキサス男がいた。名をロン・ウッドルーフという。ロデオ・カウボーイである。ある日倒れ、医者からこう言われる。HIVの陽性反応が出て…

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅。

ネブラスカっていう地名に思い入れがある。 ネブラスカ、大きなアメリカの東西からもも南北からも、ほぼ中ほどにある。だから、東のニューヨークからも西のロスやサンフランシスコからも最も離れている。田舎であるに違いない。もちろん行ったことはない。 …

ウルフ・オブ・ウォールストリート。

ブラピであったり、ジョージ・クルーニーであったり、ジョニー・デップであったり、と今を盛りのハリウッドのドル箱スターは何人もいるが、今や、この男を外すわけにはいかない。レオナルド・ディカプリオである。 『タイタニック』のレオ様は、はるかな昔。…

アメリカン・ハッスル。

ハッスル(hustle)って、あの「ハッスルハッスル」のハッスルであるが、「詐欺」っていう意味もあるそうだ。これぞアメリカン・ムービー、ハリウッド映画の極み、と言える極上のエンタテインメント。 この春のアカデミー賞の作品賞は勿論、監督賞、主…

それでも夜は明ける。

あれやこれやとあり、映画のことごとも間遠となったが、これから暫らくの間、映画がらみのことを記す。 アカデミー賞の授賞式、毎年3月初めに行なわれる。今年は第86回目のアカデミー賞であった。今となっては半年遅れでナンであるが、まずその今年のアカ…

夏の記憶2014(3) 空と水。

昨日、今日、代々木公園で発生したデング熱の国内感染で、代々木公園の8割、明治神宮の一部が閉鎖された。 暫らく前ではあるが、代々木公園からずっと東へいった木場公園の北側、MOT(東京都現代美術館)の入口を入ったエントランスロビーの右手上のガラ…

夏の記憶2014(2) ハロー、サンキュー。

時折り遊びに来る孫娘、夕刻には風呂に入ったりシャワーを浴びたりしているが、その後は、素っ裸で部屋の中を走り回っている。孫娘、今、2歳9か月、この秋には3歳となる。まだそのような頃なのであろう。 それはそれでとても愛らしいし、とても美しい。 …

夏の記憶2014(1) 四万六千日。

暦の上では、ひと月近く前にすでに秋となっているのであるが、感覚的には、9月に入り夏は過ぎたな、という思いが強まってくる。 昨年に倣い、この夏の記憶を3題。 7月上旬、山本宣史のグループ展を観に浅草へ行ったら、偶々その日は四万六千日の日であっ…

台北 国立故宮博物院展。

北京の故宮博物院へは何度か行っているが、台北の故宮博物院を訪れたのはただ一度のみ。30年以上、いや、35年ぐらい前であった。胃を切り取ってからゴルフをやめたが、まだゴルフをやっている頃、名門コースである淡水でのツアーへ誘われた。 1日目は淡…