2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

一瞬の夏、そして、夢。

4月下旬に、NHKの画面から撮ったアマチュアボクサー、内藤律樹の写真を載せたことがある。 高校3冠を取り、ロンドン五輪を目指している、という若いボクサー。その時、父親のカシアス内藤については、またいつの日にか、とした。その日の深夜に流された…

番付。

大相撲秋場所の新番付が発表された。 野球賭博問題で謹慎処分を受けた力士、全休扱いとなり、全員降格となった。幕内で謹慎処分を受けた6力士、すべて十両へ落ちた。解雇された琴光喜の穴もあり、十両から幕内への昇進9人となった。で、面白い番付となった…

お月さま。

夜、たまに散歩に出る。 散歩といっても、10分か20分程度。日中まったく外に出なかった時などに。まあ、気休めといえば、気休めにすぎないが。 3日前の8時すぎ、東南の方に、丸いお月さまが出ていた。交差点のところで写真を撮った。 一番上が、お月さ…

早熟のアルチザン。  

猛暑は続いている。それでも処暑も過ぎ、朝夕少しは和らいだかな、という感じを受ける。で、夕刻、千葉市美術館へ行く。 「田中一村 新たなる全貌」展観る。 奄美の画家として知られる田中一村だが、生れは栃木。幼少の頃東京へ移り、30歳で千葉へ。千葉市…

スマート。

一昨日ピョンヤンに入ったジミー・カーター、今日出国した。北朝鮮に拘束されていた米国人を連れて。 空港への出迎え、見送りは、6カ国協議代表の金桂冠だったようだ。私人としての訪問であるから、こういうものかもしれない。もちろん、カーターが行くから…

ガチンコ、そして再編へ。

アレレ、昨日まで菅直人支持だった鳩山由紀夫、一夜明けた今日、一転、小沢一郎支持に変わった。 で、小沢一郎、民主党代表選、つまり総理への出馬を表明した。「不肖の身でありますけれども・・・・・」、と言って。これで、勝負の行方、分からなくなった。…

リーダーの目。

総理を辞めた後、顔の色艶もよくなったように見える鳩山由紀夫、菅直人と小沢一郎の間を取りもっている。自らは、菅支持を打ち出し。 おそらく、来月の民主党の代表選、小沢が出ようが出まいが、菅が勝つだろう。総理続投となる。困った。 今日、経済3団体…

男女の機微。

世界で最も短い詩形と言われるが、たった17文字でひとつの世界を創ってしまうのだから、たしかに俳句は、そうなのだろう。 約束事はあるが、どこに出すわけでもない者にとっては、そんなことお構いなし。我々凡夫にも作ることができるし、小学生坊主にだっ…

支え合い。

プロの歌い手であるからといって、皆さん歌が上手いわけではない。しかし、中には、この人は上手いなー、という人がいる。高橋真梨子は、そんなひとりだろう。 ともかく上手い。音が崩れない。ペドロ&カプリシャスのボーカルとして「ジョニィへの伝言」で、…

うれしい日。

忙しい日であった。しかし、嬉しい日であった。娘が結婚した。 入籍も済んでおり、新生活もしていたのであるが、結婚式は、ひとつのけじめ、やはりうれしいものである。 大学時代はやっていなかったそうだが、高校まではサッカーをやっていた、という婿殿、…

県、または地方。

高校野球決勝戦を観る。この夏の大会を観るのは、この試合が初めて。甲子園、暑そう。 沖縄の興南対神奈川の東海大相模の一戦。両チームともエースが素晴らしいらしく、ずっと連投で勝ちあがってきた、という。ということは、今日あたり打撃戦、点の取り合い…

米軍。

昨日夜のニュースで、アレッと思ったことがある。アメリカ軍戦闘部隊のイラクからの撤退が完了した、と言っていたので。 おかしいな、アメリカ軍、まだまだイラクに居るんじゃないか、と思って。たしかに、まだ5万人強のアメリカ軍、残っている。彼らは、イ…

今に繋がる戦後の動き。

どんなに有能な人でも、場を得ないことには、その力を発揮できないものである。運ということもあれば、人と人との繋がりということもある。 敗戦後、知米派の外交官は大勢いた。語学に堪能な人も多くいた。しかし、GHQとの関わりが非常に重要な敗戦後の数…

立派な行い。

昭和の8月、戦争の、終戦、敗戦の8月、立派な軍人の話で終えよう。 聖将と呼ばれる、陸軍大将・今村均である。 今村均は、東京で、大本営の中枢で、指揮を取っていた軍人ではない。前線の司令官として戦っていた軍人である。 開戦直後、第16軍司令官とし…

責任と自裁(続き)。

<日本の歴史を見渡しても、昭和ほど数多くの遺書が書かれた時代はない>、と梯久美子は『昭和の遺書 55人の魂の記録』で書いている。 そりゃそうだ。遺書を書いて然るべき年代の人たちばかりでなく、あらゆる年代の人が、いつ死んでもおかしくない局面に…

責任と自裁。

日本敗戦の翌日、昭和20年の今日、8月16日、特攻作戦を発案、指揮したとされる海軍中将・大西瀧治郎が、割腹自決を遂げる。 その遺書にこう記している。 「特攻隊の英霊に曰す 善く戦ひたり深謝す・・・・・ 吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せん…

ご考究。

終戦の日。全国戦没者追悼式。12時、NHKの画面に向かい黙祷す。 終戦時、11歳であられた今上天皇は、76歳になられた。例年通り、皇后と共に出席された天皇、おそらく、国民の誰よりも深い思いを、その胸中に抱かれていたことであろう。 昭和20年…

決断。

昭和20年の今日、最後の御前会議が開かれた。 8月9日深夜から翌10日未明にかけての御前会議で、国体護持を条件としたポツダム宣言受諾の聖断は下っていたが、その文言に連合国から、ノーという返事が返ってきたからである。 『昭和天皇独白録』の「八…

中国文明。

今日は薄曇り。で、東博へ。「誕生! 中国文明展」観る。 中国王朝文明発祥の地、黄河のほとり河南省で発掘された文物が展示されている。4000年ぐらい前の夏時代のものから、900年ばかり前の北宋時代のものまで。 世界の4大古代文明は、ナイルのほと…

戦陣訓。

夜、NHKの「”玉砕”隠された真実・・・」という番組を見た。 昭和18年5月29日、圧倒的な米軍の火力の前に、アッツ島守備隊2638人の日本軍、玉砕した。 大本営、こう発表したという。「援軍も請わず、弾薬の要請もせず、玉砕をした。荘厳にして、…

鬼気迫る顔。

夜、何気なくテレビを見たら、”皇軍慰問「わらわし隊」”という画面が出てきた。 その内、森光子が出てきた。90歳。今、最も鬼気迫る顔を持つ人だろう。 去年、国民栄誉賞を受けた時も、森繁久彌が死んだ時も、春の園遊会で天皇と言葉を交わす時も、いつも…

確認と周知。

65年前の今日、8月10日、昭和天皇は重臣たちを呼び、ポツダム宣言受諾に関する彼らの意見を聞いている。 『昭和天皇独白録』中の「八月十日の重臣会議」について、昭和天皇こう語られている。 <十日には重臣を呼んで意見を聞いた。近衛、平沼、岡田、…

8月9日。

65年前の今日、原爆、長崎へ投下さる。 NHKの祈念式典中継を見つつ、11時02分、黙祷す。 広島での式典には参加した駐日米国大使・ルースは、長崎には出席せず。日程の都合がつかない為、との理由。そりゃそうだろう。広島も長崎も一挙に、というわ…

夜の蝉噪。

夜になり、蝉の声、一段と激しくなったようだ。 ジジジジジィ、と聞こえるヤツもいれば、濁音じゃなく、シに近い声で鳴いているヤツもいる。また、チに近く聞こえる鳴き声のヤツもいるようだ。この近辺、ほとんどが何処にでもいる、普通のアブラゼミばかりの…

暑い日。

3時、高尾の東京霊園へ。学生時代の友人の墓参。 14年前の夏の暑い日、突然逝ってしまった。さまざまな面で、世間の規範からはズレたところのある男であったが、才能豊かな男であった。初めの頃は、やはり学生の頃からの長い付き合いの友と二人で行ってい…

8月6日。

8時、広島からのNHK中継見る。8時15分、会場に合わせ、黙祷。 時々映るパン・ギムン、何やらひとりごとを言っているように見えた。後の挨拶の確認をしているようだった。駐日米国大使のルースは、終始厳しい表情だった。いずれにしろ、国連事務総長も…

寒い話。

連日の猛暑、一向に収まらないが、寒い話も続いている。 10日ほど前、”東京都足立区の113歳のおばあさんが、実は・・・”、から始まった100歳以上の所在不明の高齢者、全国で50何人とか60何人とか70何人とか、と連日報じられている。東京や千葉…

国連事務総長。

6日の広島平和祈念式典に参列する為、昨日来日したパン・ギムン(潘基文)、今日は忙しく過ごしたようだ。 早稲田で学生相手に講演したり、マスコミ各社のインタビューを次々こなしたり、菅直人その他の人と会ったり、と。核軍縮、核不拡散を話し、核のない…

暑っ。

夜8時ごろ外へ出たら、凄く暑かった。 この2か月間で、搬送された人は、2万人を超すそうだ。搬送ってのは、救急車で病院へ運ばれた人ということだろう。とても多い数だ。しかし、ほとんど外へ出ない私でも、こりゃ熱中症になるんじゃないか、と思ったこと…

核。

ユネスコの世界遺産に、ビキニ環礁が選ばれた。自然遺産ではなく、文化遺産として。 選定理由は、「核実験の威力を伝える、きわめて重要な証拠」。 冷戦時、ビキニでのアメリカの核実験は、12年間で67回。ソ連も、セミパラチンスクでせっせせっせと行っ…