2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ライバル物語は面白い。それも、お互いが相容れない二人であればあるほど。 相撲の世界で言えば、栃若、栃錦と初代若乃花よりは、現理事長・北の湖と相撲界を離れざるを得なかった輪島の二人。 角界を離れた後、国技館へ足を踏み入れることがなかった輪島へ…
「困ったなー、うちの王様にも」、という王様は幾らもいるが、この人も困った王様だ。 150年前の1864年、わずか18歳でバイエルン王国の国王に就いたルートヴィヒ2世である。 個人としては、気の毒な面はある。 父王の死により急遽王位に就いたこと…
天正19年(1591年)2月28日、雷鳴とどろく中、一畳半の茶室で、千利休は切腹した。亨年70歳。 茶頭として、織田信長に仕え、豊臣秀吉に仕え、天下並ぶ者ない茶人となった。しかし、秀吉の怒りを買い、切腹にいたる。 詫びを入れれば、との動きも…
パリの大きなアパルトマン、「アクセサリーを選ばないと」、と呟く男。目の前には、山のようなクロムハーツのシルバー・アクセサリー。「いつも探し物ばかりだ」、と続ける。 白髪をポニーテールに、極端に高い襟のワイシャツ、濃いサングラス。シャネル、フ…
どのような仕事にも、何らかの面白さはあるだろう。単なるメシのタネ、というばかりじゃなくて。 出版業もメシのタネを得るビジネスである。しかし、単に収益を上げるビジネス、ということばかりじゃなく、自らの思い入れを強く打ち出すことのできる仕事であ…
昨日のブログ、<・・・・・その中にギューチャンの名がない>、で終わっている。 途切れている。なんとー。 眠っちゃったんだ。どうも。 頭の中、ボーとしてしまったらしい。この写真のように。 昨日は昼間から酒を飲んでいた。外では深酒をしないが、家で…
ギューチャンとキューティーの二人に目をつけたら、面白いドキュメンタリーが撮れるに決まっている。そうは言っても、20代後半の5年近く、ギューチャンとキューティーの二人に密着していたザッカリー・ハインザーリングのディレクション力は凄い。アカデ…
少し古い話になるが、昨年秋から今年の春先にかけ、よく知られた人物をモデルとした映画が続いていた。 2か月少し前、そのような映画を追っていた。 ダイアナ、スティーブ・ジョブズ、ルノワール、ヴァン・ゴッホ、ジャッキー・ロビンソン(ジャッキー・ロ…
東京画廊+BTAPのこちらの壁面。 ≪コカコーラをデリバリーするカエル≫と≪ジャンヌ・ダルク≫の間に、大きな平面作品がある。 ≪バーミューダ・ファンタジー≫。 キャンバスにアクリル。天地244.4×左右367.5センチ。1995年の作。 デカイ作品、ギ…
暫らく桜狩りに出ていたが、戻る。 桜狩りの前は、ハイレッド・センター、工藤哲己、そしてネオダダ新作展であった。その銀座のギャラリー58の女性から、「ギューチャンの作品は、今、東京画廊でも展示されてますよ」、と教えてもらった。 で、当然のこと…
今年の桜、少し遅い、と言われていた。 でも、3月17日、近所の中くらいの公園へ偵察に行った。小さな丘の公園。この近辺では、宴会のできる公園として知られている。 3月17日。 近所の小さな丘の公園の桜木、まだ裸木であった。 しかし、近づいてよく…
2日、靖国神社の外苑途中から外へ出た。靖国通りを渡り千鳥ヶ淵の方へ歩いていた。 と、タンタタンタタタタタン、右の方から乾いた太鼓の音が聞こえてきた。 向うの方がボーと明るくなっている。多くの人が集まっている。 もう少し先はインド大使館であるが…
4月2日、靖国神社の後は、靖国通りを渡り千鳥ヶ淵へ。 この日、東京の桜は満開。夜となった千鳥ヶ淵は人でいっぱい。 千鳥ヶ淵緑道、桜花の下、人、人、人でいっぱい。 お濠にはボートも出ている。 それにしても、満開。 お濠の向うは皇居。 多くの桜木、…
この時季、東博の桜へも行くが、ほぼ毎年靖国神社の桜も見に行っている。 今年は、丁度1週間前の2日の夕刻、見に行った。 靖国の桜、満開であった。 地下鉄九段下で降り靖国神社へ。 大鳥居(第一鳥居)が見えてくる。桜も満開のようだ。それより、露店の…
東博の花見の後は、東上野の居酒屋「げんき」へ。 『ほろ酔い画帖 街々邑々』の石田宏の紹介。石田、居酒屋のことについては、ホントよく知っている。東上野である。まさに、恐れ入谷の鬼子母神だ。 石田から<汚いですが、悪くないです>、とメールが来た東…
庶民文化が花開いた江戸時代、浮世絵もその一翼。花のお江戸の桜木もさまざまに描かれた。 ≪桜下の四代目市村竹之丞と二代目三條勘太郎≫。 藤川吉信(生没年不詳)筆 細判 漆絵 江戸時代・18世紀。 初めて聞く名、生没年も不詳であるが、この描線から見て…
桜木だけなら、花の名所はあちこちにある。しかし、この時季、屋外ばかりでなく屋内でも花見ができるのは、東博を措いて他にはあるまい、と東博しきりに自慢している。何年か前から。 たしかにこの時季の東博、”期間限定”というものを展示する。 ≪観桜図屏風…
今年の桜前線、例年よりも進行が遅いと言われていた。が、何の何の、あっと言う間に開花した。 昨日、学生時代の仲間と東博の桜を見に行った。10人ちょっとの予定であったが、公私ともに忙しいという者や、体調を崩してという者や、この4月から孫の迎えが…
ギャラリー58、銀座4丁目、和光の裏の通りにあるのだが、古いビルなのでエレベーターがない。東京のど真ん中でもエレベーターがないビルもあるんだ。4階まで階段を上がる。 後もう少しという踊り場に・・・ こういう紙が貼ってある。 階段を上がることは…
ハイレッドセンターの3人も工藤哲己も、半世紀前の前衛、反芸術のスターであった。でも、私は彼らよりもネオダダの連中、なかんずく篠原有司男・ギューチャンが好き。 ネオダダの中で一番初めにニューヨークへ行った荒川修作は、好きじゃない。どこか計算高…
1960年代、前衛の時代であった。既成の諸々をひっくり返す。反逆、反抗である。 特に60年代初頭は芸術の世界でも前衛の時代、反芸術の時代であった。1930年代生まれの若い反芸術の旗手が生まれていた。 昨日のハイレッドセンターの3人や、新宿の…