2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章。

昨日の『さざなみ 45Years』のジェフとケイトの79歳と70歳の夫婦、何を今さらといったことを思い煩っている。特にケイトは、老人そのものと言っていい。 ところが同じイギリス人でも、元気印の年寄りがいる。80歳を目前にしてである。 イギリス…

さざなみ 45Years。

イギリスのある田舎町でのお話しである。週末の土曜日に、結婚45周年のパーティーをしようとしている老夫婦がいる。夫のジェフは79歳、妻のケイトは70歳。子供はいないが、引退後の生活をごく普通に送っている。 しかし、週初めの月曜日にスイスから一…

レヴェナント 蘇えりし者。

何日か前、今年のアカデミー各賞ノミネートが発表されたが、昨年はこの作品が話題となっていた。『レヴェナント 蘇えりし者』である。 監督のアレハンドロ・イニャリトゥが、その前年の『バードマン あるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡』に続き2年連続で監…

シン・ゴジラ 現実対虚構。

去年の秋ぐらいの頃であるが、映画を観てるっていうヤツなら「シン・ゴジラ」を観ないことには話にならないってことが言われていた。 オリンピックがあったりパラリンピックがあったりで暫らく触れていなかった映画のことを、暫らく続けようと思っている。 …

稀勢に綱。

一日中出かけていたので、稀勢の里の口上を聴くことはできなかった。帰ってきたのも遅かったので、夜のテレビニュースもすべて終わっていた。ネットでは見たが。 稀勢の里の横綱への昇進は4日前、初場所14日目に白鵬が敗れ稀勢の里の優勝が決まった時に決…

稀勢の涙。

先場所千秋楽、昨年11月27日のこの雑ブログのタイトルは、「稀勢のため息」とした。 3人の横綱を倒しながら、その後栃ノ心に敗れた後に思わず漏らした「ああーあぁー」という稀勢の里のため息に、稀勢の里がとても愛おしくなった。ここ一番で踏ん張れな…

よくも言えるよ。

この男には恥の観念がないらしい。「私たちは一つの国家であり、他人の痛みは自らの痛みです」なんて、よくも恥ずかしくもなく言えるものである。 国家を分断させたのは、いったいどこのどいつなんだ。「他人の痛みは自らの痛みです」に至っては、それこそま…

すみだ北斎美術館(続き×2)。

常設展示室の中は暗い。 展示物だけが浮かんでいる。 幾つものタッチパネルがさまざまな話題を提供してくれる。 このようなパフォーマンスも。 ここは「絵手本の世界」。 こう描けばいいよって。 一筆画の・・・ お手本帖。 これは・・・ こういうもの。 北…

すみだ北斎美術館(続き)。

昨年11月末に開館したすみだ北斎美術館の杮落とし・開館記念展は、「北斎の帰還 幻の絵巻と名品コレクション」。 ≪隅田川両岸景色図巻≫7メートルに及ぶ紙本着色一巻、素晴らしい肉筆画である。海外に流出し100年余、まったく行方の知られていなかった…

すみだ北斎美術館。

大相撲初場所、今日から終盤戦に入った。 既に日馬富士と鶴竜は休場し、星一つの差で追う白鵬も万全ではない。いよいよ単独トップの稀勢の里の優勝場所となる気配が濃厚となってきた。これで優勝できなければ、それこそ豆腐の角で頭をぶつけなきゃならないよ…

東博へ初詣(続き×3) 若冲。

去年の夏前、上野は伊藤若冲で盛り上がっていた。生誕300年を記念する若冲展、東京都美術館には長い列が続いていた。 私は3度行った。しかし、その行列に並ぶ気力がなく、いずれも戻ってきた。一度は夜間開館で雨が降っている、という入るには条件のいい…

東博へ初詣(続き×2) 暁の鳥。

特別2室。 「暁の鳥」、鶏、ニワトリだ。 鈴木春信≪鶏合せ≫。中判 錦絵。 「鶏合せ」、闘鶏である。 鈴木春信≪鶏に餌をやる男女≫。中判 錦絵。 ウヌッ、「・・・・・男女」?。二人の女ではないんだ。 右側の人物は明らかに女である。ということは、左側の…

東博へ初詣(続き) 祝の鳥。

当然のことながら、東博特別1室及び2室では今年の干支である酉・鳥の展覧が。 特別1室。 信念を寿ぐ鳥たち。 東博本館特別1室では、まず「祝の鳥」。 特別1室会場内。 インドネシアのガルーダが。 パティック、臈纈染めである。 重文の舞楽面。 このよ…

東博へ初詣。

一週間前の先週金曜の夜、東博へ行った。特別展開催時の週末夜間開館。 世間さまではもう仕事が始まっているというのに、今ごろ初詣とはやや可笑しなものですが、これ先週の金曜日、6日のことですからね。 このところの年末年始、大晦日には格闘技(初めは…

品。

国のリーダーには「品」が求められる、やはり。 「品」って、「品位」、「品性」の「品」であり、「気品」、「品格」の「品」であり、「人品」の「品」である。 別に、「上品上生」でなくともいいが、せめて「上品中生」か「上品下生」ぐらいの「品」である…

見逃した。

まあ、毎日ほぼ連休のようなものだし、世間さまも連休だし、ということで日時や曜日の感覚が摩耗している。 今日、それが現実のものとなった。 ラグビー全国大学選手権の決勝、見逃してしまった。帝京対東海の決勝戦が今日であることをコロッと忘れていた。…

初場所初日 天覧相撲。

4時すぎNHKをつけたら、既に相撲は始まっていた。が、アナウンサー、舞の海とばかり話している。アレッ、北の富士がいない。どうしちゃったんだろう、と思っていたら解った。 北の富士、体調が悪いらしい。何でも昨年末心臓の手術をうけたそうだ。で、初…

富士塚。

今日、図書館を出た後一旦帰りかけたが、、少し飲んでいこうかと思い駅へ歩きだした。電車で10分たらずのところには多くの飲み屋がある。が、時間を見ると4時前、少し早いか。 で、駅の近くの神社へ行くことにした。初詣は3日前に大宮神社へ行ったが、ま…

ポピュリズムの極み。

アメリカのサイレント・マジョリティーにとっては、ドナルド・トランプは待ちに待った男なんだ。俺たちの仕事を取り戻してくれるんだから、と。 今日、トランプはメキシコに工場を建設する計画を立てていたトヨタを、名指しで非難した。「とんでもない!」、…

誕生、死亡、人口、年齢、そして尊厳。

昼夜問わず酒を飲み、なかなか手をつけなかった年賀状、昨日作りやっと出した。数は少なくなった。来る年賀状も少なくなった。 赤ん坊が生まれたというのは2通のみ。 ひとつは、何年か前結婚した知的でチャーミングな若い女性から。男の子の写真が2点も入…

リアル初詣。

焼酎のお湯割りを飲みながら、いかにうつらうつらしながら書いていても、テレビ画面に向かっての初詣はやはりいけない。 今日、昨日のブログを見ていて、やはりまずいなと思った。いかに富岡八幡宮や明治神宮というビッグネームであろうと、いや、ビッグネー…

テレビを通して初詣。

箱根駅伝復路、途中から見る。 往路、2位早稲田に33秒差まで詰められた青学、6区で引き離し、7区でまたも詰められるも、8区でまたも引き離している。ぶっちぎり状態に入っている。青学の3連覇は固い。 青学のアンカー・安藤、ゴールまであと1キロの…

GG グッドゲーム。

素晴らしい試合を見せてもらった。グッドゲームであった。 ラグビー大学選手権準決勝、昨年まで7連覇、絶対王者の帝京が決勝へ歩を進め、決勝でも勝ち8連覇となるな、今年もやはり、と思っていた。準決勝の場に早慶明の姿はないし、つまらないなとも。 ひ…

去年今年。

どうなるのか分からない年が明けた。 もうすぐ今月末には、あの、まさかまさかの人がアメリカの大統領になっちゃうのだから。 最も喜んでいるのはプーチンと、「アメリカはもう世界の警察官をやめる」、と言っているトランプの言葉が実行されることを願って…