2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

薬、そして、GPH。

薬というものは凄いものである。尋常なものではない。 禁煙薬を飲みだしてから一か月になる。服用一週間後からタバコを吸わなくなった。50年以上に及ぶ喫煙がピタリと止んだ。禁煙の苦しみもない。不思議なものだ。凄い薬だ。しかし、その代償も凄い。副作…

孫生まる。

昨夜半、今日への橋渡しの時間、孫が生まれた。 出産に立ち会った婿殿から電話があった。今、生まれた、と。電話を取ったカミさんは欣喜雀躍、「よかった、よかった」、の連呼。それを聞いた私は、「そうか、生まれたか」、と一応冷静を装うが、心の中では、…

禁煙チャレンジ、ブログ休載。

タバコとの付き合いは長い。高校の頃からだから50年を超える。 若い時、長く結核療養所に入っていた時も吸っていた。結核の治療、大気、安静、栄養という時代ではなくなり、パス、ヒドラ、ストマイという化学療法の時代になっていたこともある。隠れて吸わ…

表慶館の佛。

お釈迦さまが悟りを開かれたのは、紀元前5世紀半ば過ぎ。不思議なことに、その後500年以上、佛像が造られることはなかった。礼拝の対象は、仏舎利や仏塔(ストゥーパ)など。 最初に佛像が造られたのは、クシャーン朝の版図の二つの地。今の、パキスタン…

スカイツリーに鳥。

東京スカイツリー開業まであと半年。あちこちに”スカイツリー、このアングル”、といった写真が出ている。 しかし、このアングルは、まだ見たことがない。東博の本館と平成館の間から見えるスカイツリー。狭い隙間から、スカイツリーの上半分が見える。時折行…

ヨコハマトリエンナーレ2011(11)。

日本郵船海岸通倉庫の裏口を出ると、すぐ目の前には、こういう風景。 正面向こうの先は、新港ピア。横浜だなあー。 電柱が邪魔だが、その一部を取り出すと、フェルメールの『デルフト風景』。 右側の向こうには、ベイブリッジを吊る塔が見える。横浜だ。 左…

ヨコハマトリエンナーレ2011(10)。

アートというもの、所詮は個人の営為である。個の世界を創り出す。 「OUR MAGIC HOUR」はいいとしても、「世界はどこまで知ることができるか?」は、なかなか大変だ。世界とのつながり、世界への発信、アートというもの、もとより、主張すること…

ヨコハマトリエンナーレ2011(9)。

この部屋に入った時、作品がどこにあるのか、暫く解らなかった。 この人は何かを見ているようだ。しかし、どこにあるんだ。 少し歩いていると、あった。 天井から床まで、薄くて細いテープが張られている。見る角度によって、見えたり見えなかったりする。よ…

ヨコハマトリエンナーレ2011(8)。

現代美術、インスタレーションが多い。今回のヨコトリでも、その半分ほどはインスタレーション、と言っていいかもしれない。 一昨日のオノ・ヨーコの『迷路の中の電話』も、昨日のヘンリック・ホーカンソンの『倒れた森』も、山下麻衣+小林直人の『土から作…