2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新潮社写真部のネガ庫から。

これも夏の盛り7月下旬の頃、病を得、暫らく会っていない伊藤から電話があった。新潮社創業120年記念の写真展をやっている、行かないか、と言う。伊藤、現役の頃は幾つもの雑誌に携わっていた。ハイブラウな雑誌に。 7月下旬、何人かの仲間と行った。 …

Prints 6展。

女性の時代になってきた。生きている人の半分は女性なんだから、当たり前のことなんだが。 今日も、金のかかり過ぎるオリンピック・パラリンピック施設の見直しで、森喜朗と小池百合子がドンパチをやっているが、どう考えても、森喜朗は守旧派の悪代官であり…

休場の白鵬 低迷の豪栄道を走らす。

言葉の用い方の誤りなどは承知の上、敢えて今場所の総括をすれば、今日のタイトル、上のようになるのではないか。かっての文化国家(今は文化国家とは思えない)である、あの大国の顰に倣い。 大相撲秋場所、今場所は稀勢の里の綱取りの場所であった。 足の…

チューリッヒ・ダダ100周年展。

サブタイトルに、「ダダイスト・ツァラの奇跡」まではいいが、「と荒川修作」とついている。この後の部分が気に食わない。 なぜ荒川修作なんだ。60年代ネオダダの連中なら吉村益信やギューチャン・篠原有司夫ならどうなんだ。単に荒川修作が世界に通じる名…

中村吉右衛門展。

中村吉右衛門、1963年に早稲田に入っている。で、伝統に従い中退している。 できの悪い私は、8年間在籍、実力者教授の力技で、おそらく超法規的処置で卒業となったが、できの良い連中は、2、3年でやめていってしまう。それが早稲田の伝統のひとつ。吉…

あゝ新宿展。

スペクタクルとしての都市、というサブタイトルがついている。1960年代の新宿である。そう、60年代の新宿はスペクタクル、熱かった。 夏前、早稲田の演博で、60年代新宿を問う展覧会が催された。 演博へ行くのは久しぶり。 ふんどし一丁の唐十郎と吉…

うちわと風鈴展。

パラリンピックも終わった。 暫らく、この夏の幾つかの展覧会を記そうと思う。 夏前、河瀬さんからはがきが来た。 こう記されている。 昨年は、浅草寺の四万六千日の日に行った。 今年はそれを過ぎた日。 地下鉄の浅草で降り、吾妻橋を渡る。 ギャラリー ア…

パラリンピック、閉会式。

リオの夜は日本の朝。 リオでのパラリンピック、閉会式となった。目覚ましをかけておいたが、起きるのはきつい。時計が鳴る度に止めるところを押す。 きりがない。 やっと起きた時には、選手入場も終わっていた。 「こおろぎ」って、コオロギだよな。 自然の…

パラリンピック、男子走り幅跳び決勝 T42(切断、機能)。

速いものだ。 リオパラリンピック、今日ですべての競技が終わる。 車いすラグビーは健闘した。 予選リーグで世界ランク1位のアメリカと競り合った。 延長に入り、56対55。 残り4.8秒、会場はUSA、USA。 日本、57対56、1点差で敗れる。 が…

パラリンピック、 追っかける。

昨日、加藤紘一の自民党と加藤家合同葬が青山斎場で行われた。 葬儀委員長は自民党総裁・安倍晋三。久しぶりに趣き深い面々が顔をそろえた。加藤紘一が対決姿勢を示した森喜朗をはじめ、福田康夫、小泉純一郎、河野洋平、野中広務、古賀誠、麻生太郎、菅義偉…

パラリンピック、駆け足で。

リオパラリンピックが始まって半分ぐらい経ったのかもしれない。何やかやで、半分も見ていない。半分どころか、さほど見ていないのかもしれない。 それにしても、パラリンピックって、オリンピックに比べめったやたらに競技種目が多い。 視覚障害にしても、…

加藤紘一、カープ、そしてパラリンピック。

加藤紘一が死んだ。表舞台から消えて久しいが、ある種の思いがある。 保守本流、宏池会のプリンスであった。一度は総理をやらせてやりたかった男であった。 資質も持ち味もまったく異なる3人、山崎拓、小泉純一郎とのYKK、性格などが違った3人であった…

リオパラリンピックへ行っている北朝鮮の選手、やはり故国へ帰らざるを得ないんだろうな。

若くして優秀な人はいる。科学の分野においては何の不思議はない。 しかし、通常一般の世界においては、30前後の若者はまだまだ経験が少ない若造だ。そのような若造に権力を委ねたらどうなるか。困ったことになるのは、理の当然。 今日、北朝鮮は核弾頭実…

リオパラリンピック、始まる。

車いすの選手がいる。杖を突いた選手がいる。手首がない選手がいる。腕がない選手がいる。目が見えない選手がいる。知的障害がある選手もいる。 リオパラリンピックが始まった。今日、開会式。 ブラジルだ。何か演奏している。 7歳のパーカッショニスト。ブ…

二科のブル。

ここ数年の団体展、会員、会友、その他の応募作の展示ばかりじゃなく、ほかに何やらの展示を催している。 100回に近づいた二科でも、岡本太郎や東郷青児の特別展示があった。 一昨日、昔の仲間で二科展を見に行く前、久保寺洋子から、 <小澤様、色々お手…

第101回二科展と松ちゃん。

二科展の季節が来た。 国立新美術館会場内の、久保寺洋子の作品前で昔の仲間と待ち合わす。学生時代の絵の仲間の皆さん、今でも年に何度も発表している人もいる。が、仲間内で連れだって観に行くのは、今では久保寺洋子の二科展だけとなってしまった。久保寺…

伊東マンショの肖像。

今日、ヴァチカンではマザー・テレサが聖人に列せられた。 日本人で聖人に列せられたのは、1597年豊臣秀吉により長崎で磔の刑となった二十六聖人。 日本にキリスト教がもたらされたのは、1549年。フランシスコ・ザビエルによること学校で教わった。…

洛中洛外図屏風 舟木本。

今でも稀に「天子さまは東京にお貸ししているだけや」、と言う人がいるが、ことほどさように、やはり都は京都なのかもしれない。 「洛中洛外」なんて京都以外じゃ聞かないもの。東京でも奈良でも、もちろん大阪でも。洛中洛外図屏風、いわば都・京都の名所巡…