予想外れた。

第一回目の投票での野田佳彦の得票、三桁に乗せたのには、意外な感じがした。
復興にしろ何にしろ、日本という国を考えた場合、避けては通れない財政規律の問題に、まともなことを言っていたのは、野田佳彦ひとり。あとの皆さんは、腰が引けていたり逆行であったり。
野田の言うこと、まともであるが、国民にとっても、民主党の議員にとっても、ニガくなる。だから、野田佳彦が選ばれることは難しかろう、と思っていた。一昨日、そう書いた。影どころか、真の主役・小沢一郎もシャカリキになっていたし。しかし、私の予想は、外れた。
第一回目の得票、三桁に乗せた時、野田佳彦の勝ちは決まった。2、3位連合どころか、2、3、4位連合がなっていたんだから。民主党の議員の皆さん、まあ、良識ある判断をしたのじゃないか。
何よりも、TPPにしろ3党合意にしろ、考えが変わることは、まだいい。言うことがコロッと変わること、政治家の常。どうこう言うほどのことではない。しかし、票ほしさに、臆面もなくおべっかを使う男が、民主党の、日本のトップにならなくて、よかった。
だが、真の主役は、したたかだ。早速、牽制球を投げている。水沢に帰り、釣りをしたり、碁を打ったりの生活には、まだまだ入らないらしい。国民にとって、困ることは困る。しかし、ヒールの魅力は、ある。捨てきれない。
私も、困っているんだ、この男には。この男に対する考え、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、フラフラしてしまうので。いかにヒール好きとはいえ、この男には。
そう言えば、今日、秋場所の番付けが発表された。
魁皇の引退で、横綱、大関に、日本人力士の名はなくなった。それは、いい。致し方ない。ハングリーなヤツがいないのだから。
それよりも、朝青龍の名を聞かなくなって久しい。ヒール・朝青龍、どうしてるかな。相撲取りも、優等生ばかりになった。朝青龍に代わるヒールは出てこない。少し寂しい。
残るこれといったヒールは、政界の小沢一郎のみ。この男には、これからも楽しませてもらいたい。
私、何か、不謹慎なことを書いているのかな。どうも、そのようだ。このへんで、措いとこう。