2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

桜狩りの道すがら(5) 花水木。

桜花の盛りを過ぎたころから、あちこちで見られた。そこいらの庭先にも、並木にも、公園にも、小さなものから大きなものまで、いずれも花をいっぱいつけていた。 白いものの方が多いが、赤系統のものもある。載せたのは、共に1週間ほど前のもの。白い花の方…

「我慢と執念と意地」、と鈴木は語る。

毎年この日に行われる柔道全日本選手権、テレビ観戦。 ここ数年、本命なき混戦状態が続く。昨年の覇者・高橋和彦は、はやばやと姿を消した。若手のホープで、昨年の無差別級の世界王者・上川大樹も。 しかし、鈴木桂治が優勝するとは思わなかった。 鈴木桂治…

四十九日。

今日、3.11東日本大震災の四十九日。満中陰。 49日前、突然、生と死の狭間・中有の世界に投げ出された3万に近い人たち、無念ではあろうが、満中陰を迎えた今日、すべての方々が極楽浄土へ迎え入れられたに違いない。 昨日、天皇、皇后は、宮城県の被災…

桜狩りの道すがら(4) 金縷梅。

時折り通る道沿いに、植木屋がある。植木を売っているのではなく、作庭や庭の手入れをしているのだろう。 建物の横に、庭というか畠というか小さな地面がある。石燈籠が立っているが、さしたる木があるとも思えない。 半月ほど前、端の方に赤い花をつけた木…

桜狩りの道すがら(3) 木蓮。

チェルノブイリでの事故から、今日で25年。ウクライナでの追悼式には、メドベージェフも出ていた。福島にも、25年は来る。 今日は、木蓮。 桜木のように、公園や並木道に植わっている木ではない。あちこちで見かけるが、ほとんどは他人さまの庭の中。撮…

桜狩りの道すがら(2) 辛夷。

「本当の無所属」の若い男、落ちた。100票ばかり足りなかったようだ。基礎票、足場のない徒手空拳、地方議会選に於いても難しかったようだ。 次ぎの市議選までの4年間、彼はどうするか。飯も食わねばならないだろうが、歯を食いしばり、辻説法をするのじ…

桜狩りの道すがら(1) 椿。

地方選の投票で近くの小学校へ。市議選候補の皆さん、ほとんど無所属。 言っていることも、まあ似たようなもの。財政再建とか、子育て支援とか、と。今回ひとつ加わったものがある。安全で安心できる町作り。これも皆さん同じように言っている。 前回の選挙…

今年の桜、これでオシマイ。

もう蕾をつけてるかな、と思い近所の公園に行ったのは、ひと月少し前。その後、毎日ではないが、近場の公園や桜木のあるところを歩いていた。 とは言っても、近場ばかり。半径1キロあるやなしや、といった範囲である。その程度でも、公園は幾つもあるし、学…

夢見の桜。

あまり見ないのだが、夢を見た。見てもほとんど憶えていないのだが、ボンヤリと憶えている。昨夜というより今朝、明け方に見た夢。 桜の樹があった。満開であったような気がする。多くの桜木があったような気もするが、大きな桜木が一本だけであったような気…

名残りの桜。

夕刻、近くを散歩する。ゆっくりと歩き、ドトールあたりでコーヒーを飲みながら文庫本を読む。時には、居酒屋に入り、少し飲む。 早い時間の居酒屋、客はあまりいない。そういう時には、カウンターの端で熱燗を飲みながら文庫本を読むこともある。少し時が経…

八重桜。

近所の桜木、ほとんど散った。ソメイヨシノには、ポツリポツリと残花が見られるのみ。 数は少ないが、赤味の勝った花をつけている桜木は今が盛り。 名前は知らないが、八重桜。 すべり台やブランコで小さな子供が遊ぶ近場の小公園、ソメイヨシノの間に間に八…

シュールというより懐かしさ。

10日ほど前に観た「シュルレアリスム展」、面白かった。 ”シュルレアリスム”、その言葉が持つ響きや意味合い、どこか懐かしいものになった。”シュル”といい”シュール”といい、今や古典となった。アヴァンギャルドじゃなくなった。面白いが、正直に言えば、…

今を生きる愛。

何があろうと、今を生きている。世間的には厳しい境遇だが、死の影などカケラもない。こむずかしいことなど、考えもしない。いい映画だ。 ボクサーにしろレスラーにしろ、彼らを扱った映画には、いいものが多い。特に、主人公がプアホワイトの場合には。 近…

これも、救いなのかな?

バチカンにエクソシストの養成講座があるそうだ。なんでもエクソシストの数が足りないらしい。 悪霊や悪魔に取りつかれた肉体から、悪霊や悪魔を追い出す”悪魔祓い”、どの宗教でもよく聞くこと。しかし、宗教の原始形態の名残りじゃないか、と思っていた。 …

受け容れる死。

死する若者たちの物語である。切なく哀しい物語である。 若くして死するから、切なく哀しいのではない。若くして死ぬことに疑問を抱かず、それを受け容れていることが、切なく哀しい。 カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』の映画化。監督は、マー…

ヒアアフター。

死を思う三者三様の物語が、並行して進んでいく。 東南アジアのリゾートで、恋人と休暇を楽しんでいたフランスの女性テレビキャスターは、大津波に遭遇し、死の淵を彷徨う。薬物中毒の母親を共に庇ってきたイギリスの少年は、突然の事故で、双子の兄を失う。…

夜の桜。

夜、近場の公園へ桜を見に行く。 常の年なら提灯が下がっているのだが、もちろん、今年はそのようなものはない。それに、盛りも過ぎている。風も吹いた。 人、だれもおらず。 暗闇の中、桜花がボォと浮かんでいる。 月も出ていた。お月さまもひとつ齢をとり…

「桜の樹の下には」。

ごく単純な思いで、柴田俊一著『新 原子炉 お節介学入門』(2005年、一宮事務所刊)を読む。 ”次代に何を残せるか。戦わないで得られる、将来の「国産エネルギー」のための体験的基礎講座”、とサブタイトルにある。 何も、原子炉の構造や臨界のことを知…

レベル7。

このところ大きな地震が続く。3.11の余震だそうだが、余震とは思えぬ大きな地震。 今朝の震源地は、千葉沖。東北から関東にかけ、南北500キロの範囲、地殻変動が起こっている。どこでどう地中の岩盤が動いても不思議ではない。 今日、原子力安全・保安…

大震災一か月。

大震災から一か月が過ぎた。 夕刻、大きな地震があった。震源地は、福島県浜通り。マグニチュード7.1.福島や茨城では震度6弱。地震、収まらない。 気象庁の地震履歴では、今日だけでも7〜80回の地震が起きている。震度6弱ばかりじゃなく、5弱も3回…

夕桜。

投票終了と同時に、石原慎太郎の当確が出た。当然だ。日本の首都、今どきヘンな男を選んだら笑われる。 統一地方選といっても、私のところでは何もなし。県議会議員選があるのだが、自民と社民の現職二人、無投票当選。民主は、候補者も立てられない。55年…

桜に烏。

一昨日、近場の桜を見ていたら、カラスが一羽飛んできた。 スゥーと飛んできて、桜木の枝にとまった。 近寄ると、黒い鳥、やはりカラスだ。 花の蜜を吸うでもない。啼きもしない。 しばらく首を動かしていたが、またスゥーと飛んでいった。 ”梅に鶯、柳に燕”…

乃木坂の桜。

昨日までと打って変わり、曇天。風も強い。 古くからの友人と待ち合わせ、乃木坂の国立新美術館へ。その後どこかの花見へ、ということだったが、寒くもなってきたので、周りの桜木を見て今年の花見とする。 新美術館(右)の近場の桜木。満開だ。 すぐ隣りの…

「春光呪詛」。

今、夜11時40分。つい今しがた、大きな地震があった。 震源地は宮城県沖。マグニチュード7.4。津波警報が出ている。三陸沿岸、追い打ちとならねばいいが。 大きな揺れだった。仙台では震度6強。私のところは震度4らしい。3.11の昼すぎ以来、10…

修羅。

春、始まりの季節。 桜が咲けば、一年坊主のランドセル。明るい希望を思わせる。 しかし、春はまた、不気味な季節でもあり、残酷な季節でもある。このこと、今に始まったことじゃない。 今ごろの桜木、一日見ぬうちに五分を通り越し、六、七分咲きとなってい…

清明。

今日、清明。 暦通りの青空。吹き抜ける風も、季節の変わり目を思わせる。 近所の桜木、どこもみな三分咲き。 昭和7年(1932年)の今日より少し前、病床の宮沢賢治、こう詩っている。 だめでしょう とまりませんな がぶがぶ湧いているですからな ゆうべ…

享受とリスク。

ここ何日か、高濃度の放射線物質で汚染された水が、海中へ流れ出ている。止めようとしたが止まらない。 ”本当はいけないこと”だが、今まで溜めていたより低い濃度の汚染水を海中に放出し、そこへ高濃度の汚染水を入れる、という玉突きのような作業をしている…

初花。

近くの公園。咲いていた。 あちこち、ちらほらと。震災の年の初花。 中には、このような枝もある。 この木は、2〜3日前から花をつけていたのだろう。

8年前の今日。

桜花、ちらほらと咲いているようだ。 昨日、Iからの誘いがきた。今年は、少人数で行くことにする。夜間照明は自粛されているため、いずこの桜にするかは、その時次第。 大地震、大津波、かてて加えて原発事故。66年前、日本中が焼きつくされ瓦礫の山とな…

異空間、なんだけどもな。

理事長の放駒、沈痛な表情で、こう語る。「いわば仲間、それをこれほど多く処分するのはつらい」、と。 日本相撲協会の八百長問題、協会は、今日、大量の処分を下した。現役幕内力士6名、十両8名、幕下以下年寄り含め9名、計23名。監督責任を問われた親…