主役。

党員資格停止処分を受けているということは、党内での被選挙権もないし選挙権もないことだ、ということ、つい忘れてしまう。
それ以前に、党員でもないのだろう。それとも、党員ではあるのかな。いや、資格停止だから、そんなことはない。
しかし、今回の主役も、やはりその人。
今まで何度も、”小沢一郎よ、いいかげん身を引き、水沢へ帰れ”、と書いた憶えがある。”そこで好きな釣り糸を垂れ、碁を打つ生活に入れ”、とも記した。
しかし、小粒で迫力のない男が、次の日本のトップになるのか、という現実を突きつけられると、小沢にやらせたら、ということも考える。フラフラと腰が定まらず、我ながら不見識極まりない、という思いはあるのだが。
社会保障と税の一体改革、また、復興財源、避けて通れない問題であろう。増税論議が。その借金、GDP比200%を超え、先進国中ダントツ一位の国なんだから。
この問題にまともに向き合っているのは、野田佳彦のみ。各種世論調査では、人気の高い前原誠司も、腰が引けている。しかし、野田佳彦が総理になることは、ないだろう。候補者中では、国民にダントツ人気の前原誠司が、勝つことも、四分六の確率で難しかろう。
”オイ、お前、そんなこと言って、恥ずかしくないのかよ”、という小沢一郎へのおべっか発言を口にしている海江田万里が、六四の確率で、次ぎの総理になるのだろう。寂しい。
おべっかを使う海江田万里が、日本のトップになるくらいなら、おべっかを使われる小沢一郎本人に、トップの座に座ってもらう方がいいのじゃないか。愚にもつかぬブログの、気軽なジジイの、見識のない考えかもしれないが。
”小沢史観”からの脱却、なんてことを前原誠司は言っている。だが、”小沢史観”なんて生煮えの言葉以前に、国民の間には、”小沢幻想”という、論理では割り切れない思いもあることは事実。
善悪、好き嫌いは問わず、主役は、小沢。