2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

TOKYO 見えない都市を見せる展(続き)。

<1980年代、東京は華やかな文化都市でした>、と主催者は言っている。 それから四半世紀、バブルの崩壊や大震災を経てきた現在、<東京は文化都市として、どのような姿を世界に、またここに住む私たちの前にあらわしているのでしょうか>、と主催者は問…

TOKYO 見えない都市を見せる展

MOTの東京アートミーティング第Ⅵ回展、「TOKYO 見えない都市を見せる」、と謳う。 木場からバス、不便ではあるがここへはよく来る。 「”TOKYO”を読み解く10のキーワード」、このようなものだそうだ。 <1980年代、東京は世界的に注目され…

オノ・ヨーコ 私の窓から展。

「YES オノ・ヨーコ」展が水戸芸術館で催されたのは、2003年の今ごろである。その時の図録を引っ張り出すと、あちこちにリキの入った書きこみをしている。 1962年、銀座の村松画廊でのパフォーマンス会場に入ってきた髪の長い女、それがオノ・ヨ…

東洋文庫 孔子から浮世絵まで展。

昨日記した永青文庫での春画展は、日本初の春画のみの本格的な展覧会である。が、1年少し前、東洋文庫で、ある程度まとまった春画が展示された展覧会が催された。 永青文庫は、肥後の殿様・細川家のコレクション。東洋文庫は、三菱財閥・岩崎家のコレクショ…

永青文庫 春画展。

一昨年10月から昨年初めにかけて大英博物館で催された「春画展」は、9万人を動員し大盛況であった、という。その模様を当時、「藝術新潮」では大特集を組んでいた。このところの「藝術新潮」、その扱いに多少の違いはあるが、年に一回ほどは春画がらみの…

国立駅前大学通り 彩の会展。

これも11月下旬、山宣のグループ展を見に国立へ行った。案内ハガキには、<大学通りも色づいて・・・>、と記されている。 国立駅前から南へ延びる大学通り、案外広い通りである。しかし、やはり常に比べて暖かな今年、山宣が言うほど色づいてはいない。 …

一茶双樹記念館 小菊盆栽展。

11月下旬、その近場に用があったので、一茶双樹記念館へも寄った。庭は色づいているかな、と思い。 小林一茶、享和3年から文化14年にかけての15年間に50回以上、流山の醸造家・秋元双樹の元を訪れている。俳人と商家の大旦那、単なる俳人とパトロン…

ノエル。

1週間少し前、封書が届いた。 封を切ると・・・ 手触りのいいやわらかな和紙が折られたものが出てきた。 中ほどがほんのりと赤く見える。 開けると、Joyeux Noel の文字。 差出人は、河瀬和世。 河瀬さん、この春、横浜三渓園の旧燈明寺本堂で”縄文のいのり…

荻野美穂子展。

この人の絵を初めて見た時、こう感じた。 不思議な絵だな、面白いな、独自なものがあるな、凄いな、と。 クレパスで描いている。 日常見ている絵のほとんどは、その顔料は、油でありアクリルであり水彩であり、日本画である。クレパス画というものはほとんど…

黄金のファラオと大ピラミッド展。

「ホンコンに長いよ」の中国文明も長いが、ナイル沿いのエジプト文明もハンパじゃなく長い。どこからかってことにもよるが、まあ、5〜6000年と言ってもいい。 地下鉄の六本木駅から地上に出、六本木ヒルズの方へ歩く。 ヒルズでの催し物のポスターが貼…

始皇帝と大兵馬俑展。

紀元前221年と言うから、今から2200年以上前になるが、秦国の王・嬴政(えいせい)、中国大陸を初めて統一し、「始皇帝」を名乗った。 ひと月前の東博正門前。 秦、元々は小さな国であった。しかし、時代は春秋戦国時代。徐々に版図を拡大、ついには…

アート オブ ブルガリ展。

こんなのオレには関係ないなブルガリなんて、と思っていた。 「130年にわたるイタリアの美の至宝」なんて言っても、所詮はブランドものなんだろう、と。 ひと月少し前の東博正門前。 表慶館で催されているんだ、「アート オブ ブルガリ」展。 無味乾燥の…

ギャラリー新宿座 石田宏・街々邑々展。

今年も残り半月を切った。この雑ブログに何を記そうか、と考えた。 夏前から溜まっている映画もある。が、それは後回し、展覧会の模様を記そう、と思う。 昨日の夕刻6時すぎ、新宿3丁目の表通りから一本裏に入った道を歩いていた。石田宏の「街々邑々」展…

パソコン不調。

パソコンを買い替えてからひと月以上となる。何とか使っているが、時々おかしくなる。昨日もおかしくなった。 昨日のブログ「早稲田美研60−70 後片付け」、おしまいのほうの3枚の写真のキャプションが抜け落ちている。それ以前のところも、打ち直したも…

早稲田美研60−70 後片付け。

私たちの今回のグループ展、昨日が最終日。終わった。 しかし、ずっと体調がすぐれないこともあり、その模様昨日は記さず、今日も、また明日にしようか、と思っていた。一日延ばしに。 が、今日、仲間の吉岡から出展者宛にメールが来た。忙しくて行けなかっ…

早稲田美研60−70 第8回展。

早稲田美研60−70展、3年に一度から2年に一度となり、さらに今は1年半に一度の開催。第8回展となった。 いつも通り神田駿河台下の文房堂ギャラリーで。今週いっぱい。 7日、私が着いた時にはオープニングが始まっていた。 早稲田美研の私たちより上…

グループ展搬入日。

学生時代の古い仲間とのグループ展、今日、搬入日。第八回展となる。 1時から4時まで飾りつけ。体調が悪く来られない人もいる。私も風邪で頭が重く痛い。 故に、搬入日の模様、ネームは端折り、写真のみで追うこととする。 1時すぎ。 展示に取りかかる。 …

生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり。

3日前、信州に住む義弟が死んだ。 私の連れあいの妹の亭主である。知り合ったのは40年近く前、結婚の遅かった私が結婚する前後、10ばかり年下の彼は既に結婚し、子供もいた。 長野県は精密機器関係の会社が多いところで、彼もそのような会社に勤めてい…