2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大人(たいじん)がいたな。

台風が来たので30分遅れで始まった。NHKスペシャル、「日中外交はこうして始まった」である。サブタイトルに、「命をかけた秘密交渉」とある。40年前の舞台裏。 写真の上の方、真ん中のカラー写真は、40年前、日中国交回復の署名をした後の田中角栄…

日中40年。

戦後の宰相3人を選ぶとしたら、吉田茂と共にこの男は入るだろう。カクさん・田中角栄である。あとの一人は、それぞれの人のお好みでいい。 1972年の今日、北京で日中の国交回復の共同宣言が交わされた。それから丁度40年。 40年前の今日、共同宣言…

凄いなー。凄いなー。

このひと月ばかりの間にはパラリンピックもあった。8月29日から9月9日にかけて。 オリンピックに出てくる選手も、常人とは異なる人ばかり。いずれの人も、傑出した能力を持っている。だが、パラリンピックの選手もそれに負けない。それどころか、凄さで…

久しぶりに相撲のことを。

前回の綱打ちは、2007年5月のことだから、5年4か月ぶりの綱打ちとなる。その白鵬の綱打ち以来5年余、今日、日馬富士の綱打ちが行われた。朝青龍の突然の引退からでも2年半、白鵬、一人横綱を張ってきた。それも、昨日で終わった。 東西に横綱が揃い…

パリ+リスボン街歩き (79) 極東。

リスボン滞在4泊。丸4日。夕刻に着き、夕刻に発つ。 市街から空港までは近い。都内の人なら、羽田のようなもの。タクシーでトランクの使用料(スーツケースをトランクに入れると、1.6ユーロプラスとなる)を含めても10ユーロ前後。 タクシー料金、東京…

パリ+リスボン街歩き (78) 坂と川。

今日のタイトルは、「坂と川」。昨日は、「丘の町、港町」、似てんじゃないか。そうなんです、似てるんです。 実は、そろそろ終わりにしようと思っている。しかし、昨日のサンタ・アポローニア駅近辺の写真をみていて、ンンッ、と思った。リスボン市街東端の…

パリ+リスボン街歩き (77) 丘の町、港町。

リスボンを立つ日、昼前、アルファマ地区の東の端の方へ行った。飛行機が出るのは夕刻、それまでの時間を。地下鉄ブルーラインの終点、サンタ・アポローニア駅へ。 地下鉄車内の路線図。 リスボンの地下鉄、赤、青、黄、緑の4路線しかない。その内、市街地…

パリ+リスボン街歩き (76) 花屋。

青物市場の中には、生花を扱っている店もあった。 このような店である。 しかし、この同じ建物の中の別の通路にこのような所がある。両側にズラーと花屋が並んでいる。 店構えも、すぐ横の青物市場とは異なる。整然としている。 こういう大きな花輪というか…

パリ+リスボン街歩き (75) 市場。

市場があったので入った。 リスボンでは、Aと二人、寝る前に飲むワインとつまみを近所のコンビニで買う程度。デパートにも行かないし、土産に類するものもほとんど買わない。必要があり、ガムテープを近所の雑貨屋に買いに行ったぐらい。買い物など、ほとん…

パリ+リスボン街歩き (74) 石畳。

ヨーロッパは石の文化だ。あちこち、石畳の町が多い。 リスボンも石畳の町である。舗道も広場も。 ベーシックというか、オーソドックスというか、とてもシンプルな石畳。 このようなものも。 折り紙の風車模様だ。 こういう何やら主張しているヤツも。 これ…

パリ+リスボン街歩き (73) 夜のアルファマ。

共にパリで育った二人がリスボンで出会う。この男と女、二人共ワケあり、暗い過去を持つ。 監督・アンリ・ヴェルヌイユの映画、「過去を持つ愛情」である。ついでながら、アンリ・ヴェルヌイユの本名は、アショド・マラキアン、”ン”で終わるアルメニア系の男…

パリ+リスボン街歩き (72) グルベンキアン美術館(続き×2)。

グルベンキアン、さまざまなジャンルの美術品を蒐めているが、家具や調度品も。 家具や調度品といっても、このような物。 マリー・アントワネットが愛用していた机であるとか・・・ ベルサイユ宮殿で王や王妃が使っていた調度品であるとか、という物。 凄い…

パリ+リスボン街歩き (71) グルベンキアン美術館(続き)。

アルメニア、南カフカース(コーカサス)の小さな国だ。カフカースの小さな国々、昔から北と南の大きな国、ロシアとオスマントルコに虐められてきた。今でもそうである。チェチェンやダゲスタンなどの北カフカースの国々、ロシアから酷い扱いを受けている。 …

パリ+リスボン街歩き (70) グルベンキアン美術館。

1978年に死んでいる。30年以上も前になるから、60代以上の人でなければ覚えてはいないだろう。 旧ソ連の政治家に、アナスタース・ミコヤンという男がいた。鼻下にヒゲを蓄えた小柄な男であった。1917年の革命にも参加しているオールド・ボルシェ…

パリ+リスボン街歩き (69) ケーブルカー。

エレベーターを降り、少し歩いていたら、こういう電車があった。 市電とは違う。ケーブルカーだ。 リスボン、レトロ感溢れる乗り物が多い。 こちらから見ると、傾斜のある道を下っている。 このおじさん、ケーブルカーの線路内に入りこんでいる。 と、ケーブ…

パリ+リスボン街歩き (68) エレベーター。

坂の町・リスボン、そこそこの坂なら市電でも上り下りするが、垂直の移動はとても無理。そこで登場するのはエレベーター。リスボンへ着いた日の夜、夕飯を食べに行ったロシオの近辺で見たエレベーター、乗りに行った。 夜には灯がついていたエレベーター、こ…

パリ+リスボン街歩き (67) 市電(続き×2)。

市電28番線、マルティン・モニスからアルファマ、バイシャ地区を通りバイロ・アルト地区の西側のエストレーラまで走っている。実は、3度乗り換えた。 まず、中心部であるバイシャ地区のコメルシオ広場のあたりから、東のマルティン・モニス行きに乗った。…

パリ+リスボン街歩き (66) 市電(続き)。

このところのあちこちの市電、流線型になったり、2、3両が連結されていたりするものが多い。4、5年前に乗ったニースの市電がそうだった。ベルリンの市電もそうだったような覚えがある。ひどいものでは、ミニ新幹線のような姿形をしているものもある。こ…

パリ+リスボン街歩き (65) 市電。

市電、町中の路面電車、あちこちで案外残っている。東京の荒川線、大阪なら上町線や阪堺線、函館や広島、鹿児島にもあった。その他、まだあちこちに残っている。ヨーロッパの国々でも、市電というか路面電車はあちこちで見る。 しかし、昔ながらの市電、路面…

パリ+リスボン街歩き (64) 赤い屋根とテージョ川。

アルファマ地区、アップダウンのある坂の町、丘の町。昨日のカテドラルは、その丘の半ばあたりにある。そのカテドラルから少し歩いた所に、下を見渡せる場所がある。 このような所。展望所。 眼下に、テージョ川沿いのアルファマの町が見える。 左側のトタン…

パリ+リスボン街歩き (63) カテドラル。

アルファマを歩いていると、このような教会があった。カテドラルである。 イベリア半島、永くイスラム教徒の版図に入っていた歴史を持つ。スペインもポルトガルも。 当然、ここリスボンも。このカテドラルも、リスボンの地をイスラム教徒から奪回した後、イ…

パリ+リスボン街歩き (62) 下町。

バイシャ地区の東にアルファマと呼ばれる地域がある。テージョ川に沿っているが、すぐ丘というか坂になっている。下町だな、という感じががする町である。 地下鉄を降りテージョ川を背にして歩くと、こういう光景が見える。椰子の木もあり、陽もあたり、南国…

パリ+リスボン街歩き (61) バイシャ地区。

ヨーロッパの町、東京に比べればどこでもみな小さいが、リスボンもそう。でも、狭くはあるのだが、地域、地域によって街の香が異なる。 リスボン、坂の町だが、ここバイシャ地区は坂と坂に挟まれた所。低い町。前日、リスボンカードを買いに行ったツーリスト…

パリ+リスボン街歩き (60) 裏通り。

国立古美術館の帰り、裏口から出た。 そこは、階段でなく、そこそこの道である。但し、坂道。傾斜している。 リスボン、坂の町だ。あちこち傾斜している。 少し歩くとこのような街並み。 市電の走る通りへ出てみよう。この道を左へ折れて、坂を下っていけば…

パリ+リスボン街歩き (59) 国立古美術館(続き×3)。

テージョ川のすぐそば、しかも階段を上っていった所に建っているのだから、さして広くはないのかな、と思えばさにあらず。国立古美術館、とても広い。1階の奥の方には、ヨーロッパの絵画が展示されている。 このような部屋がずぅーと続いている。 聖アンと…

パリ+リスボン街歩き (58) 国立古美術館(続き×2)。

カルタ、カステラ、キャラメル、ジュバン、メリヤス、シャボン、タバコ、これらの言葉、元はといえばすべてポルトガルの言葉。まだまだあるが、みーんなポルトガルから喜望峰をまわり、インド洋を越え、極東の島国までたどり着いた。言葉ばかりじゃない。広…

パリ+リスボン街歩き (57) 国立古美術館(続き)。

「国立美術館」は何の不思議もない。どこの国にもある。しかし、リスボンのそれは、”国立”と”美術館”の間に、”古”という言葉が入っている。このような表記、他には知らない。 ムセウ・ナシオナルの後に、デ・アルテ・アンチガとなっている。”国立の古い美術…

パリ+リスボン街歩き (56) 国立古美術館。

大航海時代、多くの船乗りが領土と富を求めて船出したベレン。発見のモニュメントやジェロニモス修道院を見た。 ジェロニモス修道院など、ヴァスコ・ダ・ガマが切り開いたインド航路から生み出された香辛料貿易の富で造られたようなものである。 さてと、来…