2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Team Border展。

Team Border、年代も性別も違えば外国人も混じる5人組。そんなところがボーダーなのか。 そのひとりが小澤潔。 銀座8丁目金春通り、月光荘画室3。 入口に、このような小さな看板が掛かっている。 額縁に入った案内ハガキも。 「11月だヨ! 全…

湾岸TOKYO 林貞吉写真展。

この春の頃、林貞吉から知らせがきた。「この秋、個展を開くことが決まった」、と。 もう4、5年前となるが、冬に柴又へ、夏に葛西臨海公園へと案内してくれたのが林貞吉である。その頃の林貞吉、江戸川区と葛飾区を毎日タテに、ヨコに、歩きまわっては写真…

稀勢のため息。

隠棲しているのだが、あちこち出歩いている。一年納めの九州場所もテレビ桟敷に座るのは3、4日であった。 先場所、全勝優勝を飾った豪栄道の綱取り場所と言われていたが、そんなことになるわけがない、と思っていた。先場所全休の白鵬も出てくるし、大関に…

禅展。

禅の教え、「即心是仏」と言われる。 すべての事物が心であり、心の外には法はない、と説く。 心とは何か、心はどこにあるのか、心はとらえられるのか、という議論が続いていく。 今月初めの東博正門前の看板。 平成館内の垂れ幕。 ≪臨済義玄像≫。 一休宗純…

博物館でアジアの旅(続き)。

東博と上海博物館のコラボ期間には、さまざまなイベントが催されている。 東博研究員によるスペシャルツアーばかりでなく、博物館で太極拳、中国伝統の剪紙(切り紙)体験、アジアンぬりえ、日中韓の伝統衣装を着ての記念撮影(これは時折り行われているが)…

博物館でアジアの旅。

東博、というより国立博物館の会員となって30年以上、おそらく40年近くとなる。 安い年会費で、常設展なら年中フリーパスだから時折り訪れる。また、時間つぶし、時間つなぎで訪れることもある。館内のソファに座って休憩する。東洋館横のレストラン・ゆ…

我孫子国際野外美術展(続き)。

布佐市民の森の中をノソノソと歩く。 クラゲのようなものが風に吹かれている。 我孫子国際野外美術展、幼稚園児の一般参加の作品もあれば、実行委員であるデザイン事務所の作品もある。 布佐らしい。 タイトルは、oyogu、泳ぐ。 たしかに泳いでいる。 …

我孫子国際野外美術展。

我孫子から成田線で少し入る。布佐という町がある。 田舎町であるが、東京への通勤圏ではある。その布佐で開かれる我孫子国際野外美術展、第19回となる。 <これまでに30ヶ国以上から招聘した作家は100名を超え、アーティスト・イン・レジデンス制度…

アーツ千代田3331 小畑多丘”ノリトグラフ”。

アーツ千代田3331には、幾つものギャラリーが入っている。しかし、やっているのかどうか、よく分からないところが幾つもある。 Gallery KIDO Pressは開いていた。 階段の踊り場にはこのようなポスターが貼ってある。 小畑多丘”ノリトグ…

アーツ千代田3331 家計簿は火の車。

アーツ千代田3331、さまざまな複合施設である。 大きな企画展を催すメインのギャラリーの他、幾つものスペースを持つ。3331 GALLERYもそのひとつ。 斜めになっているが、 こういうタイトルの作品。 タイトルは、なんとも下世話なものであるが…

アーツ千代田3331 文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」(続き×2)。

文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」、足早に通り過ぎるつもりであった。が、アーツ千代田3331の地階の奥にまだ展示が残っていた。 そもそもアーツ千代田3331、廃校になった中学校を改装したもの。地方の過疎地での学校が廃校になること…

アーツ千代田3331 文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」(続き)。

国立新美術館での新槐樹社展へ行くようになってから、毎年2月中旬には、同じ美術館で催されている文化庁のメディア芸術展も見ている。もう何年か。若い人であふれているが、歳よりにも面白い。 アーツ千代田3331での20周年企画展「変える力」も面白い…

アーツ千代田3331 文化庁メディア芸術祭20周年企画展「変える力」。

樂土の森が、緑の中での自然物とアートの融合による空間であるならば、アーツ千代田3331は、東京のど真ん中での人工物とアートとの出会いの場と言えようか。 図らずも、こちらも20周年となる文化庁メディア芸術祭企画展「変える力」、先般、そのアーツ…

袋井でインド宿。

愛野の駅まで送ってもらい、袋井へ。ホームには、昼に較べれば少ないが青いユニフォームを着たサッカーファンがいた。が、皆さんどうも元気がない。 それもそのはず・・・ 翌日の中日新聞社会面。 ボブ・ディランが長い沈黙の後、ノーベル賞受け入れを表明し…

樂土の森 現代美術展(10) 地下の舞台。

自然のものと融合した芸術空間を指向する樂土舎の活動、地中を掘った構造物も造っている。 「地下の舞台」。 揺蕩うような曲線を描く石組みで囲まれた「地下の舞台」、背面には鉄板と鉄柱が立ち、地には草と苔。とても優美。 「地下の舞台」、2009年に造…

樂土の森 現代美術展(9) 石ノ舞台・失われた窓枠vol.4。

樂土の森の建造物、木や土や鉄や石やさまざまな素材が使われている。が、これはずいぶん大きな石を細工したのではないか、と思われる建造物がある。 「石ノ舞台」である。 向こうの突き当たりに見える。 「石ノ舞台」。 大きな石が組み合わされているように…

樂土の森 現代美術展(8) 風乃家・哲学する絵。

山下洋輔のピアノ、第1部のおり、30分に及ぶ即興演奏の最後、山下洋輔、ポン、ポン、ポン、ポン、ポン、と同じ音を繰り返した。少し間をあけ5回、同じキーを叩いた。 その後、山下洋輔、種明かしをした。 「ここに5点の絵がかけられているから」、と。 …

樂土の森 現代美術展(7) 風乃家・山下洋輔+山内啓司コラボ。

樂土の森の建築プロジェクト、2002年にはこの建物が造られている。 シックな建物。 「風乃家」。 その窓への写りこみが面白い。 巧まずしての造形。 柱のオブジェがクネクネっと。 見惚れる。 樂土の森、総合芸術の場である。 この日、山下洋輔の公演が…

樂土の森 現代美術展(6) みずのいえ。

樂土の森に入ってすぐ、このような建物がある。 「みずのいえ」。 2014年に造られている。 左側は、食堂・レストランとなっている。 「カフェナート」。 メニューがかけられている。 テーブルには・・・ 樂土舎20周年記念の文字が。 よく見ると、アリ…

樂土の森 現代美術展(5) 土の家(茶室)・ハンガール−フ。

昨日記した「工房・樂土の間」は、樂土舎創設初期の1998年に造られている。その後2003年にはユニークな建築物が造られる。 「土の家」である。茶室。 「土の家」、茶室が見える。 ごつい鉄の扉から入る。 扉の下には、このプレート。 「土の家」。 …

樂土の森 現代美術展(4) 工房・樂土の間。

「笑門」と書かれた注連縄がかかる黒い建物は、とても横に長い。入って左側に穴窯の跡地があり、右側は工房となっている。 左側の穴窯の跡地。 河瀬和世の和紙インスタレーション≪昇≫が見え、長橋秀樹+渡辺五大+山本浩二の壁プロジェクト≪The blad…

樂土の森 現代美術展(3) The blade to divide。

穴窯の跡地での河瀬和世の作品≪昇≫のすぐ右側のところでは、このような作品が・・・ うっ・・・ 薪を境にしてこのような作品が。 凄く薄いアルミ箔が貼られているんだ。 長橋秀樹、山本浩二、渡辺五大のコラボ≪The blade to divide≫。 アル…

樂土の森 現代美術展(2) 昇。

樂土舎の活動のひとつに「建築」がある。 今までに幾つもの建築のプロジェクトが成されている。そのひとつが、「工房」と「穴窯跡地の地中の家」が入った建物である。 この建物。 横に長い。 入口の上に注連縄がかかっている。 「笑門」と記されている。おめ…

樂土の森 現代美術展(1)。

木とか、草とか、石とか、土とかがある。鉄もある。そういう言わば自然にあるものと人間が融合しあい、新しい空間を生みだしている。 さまざまなスタッフやボランティアの人たちもいるようだ。樂土の森アートプロジェクト・現代美術展、新しいアート・コミュ…