進んでるな。

五輪サッカー準々決勝、昨日の女子、今日の男子、共に勝った。これでベスト4。着々と歩を進めている。
グループリーグ初戦で優勝候補筆頭のスペインを破った男子、グループリーグを1位で通過。波に乗っている。力以上のものが出ている。今日の準々決勝のエジプト戦も、相手に退場者が出たとはいえ圧勝した。
ワールドカップ・チャンピオンのなでしこには、金を取って当然、ということが約束事となっている。W杯チャンプは、凄かった。しかし、幾つもの運にも恵まれていた。
アメリカとの決勝戦の後半、時間切れ間近、コーナーキックからのボールの澤穂希の同点ゴール、技術もあろうが、神も憑いていた。それが、PKに持ち込み、勝利した源であった。解りやすく言えば、ついていた、運が良かった。
なでしこジャパン、必ずしも絶対の力があるわけじゃない。しかし、W杯のチャンプであるが為、五輪でも金メダルを期待される。監督も選手もそれを公言する。背伸びしてるな、そうせざるを得ないのかな、私はそう見ている。
昨日の準々決勝では、ブラジルに勝った。しかし、終始押されていた。敗れたブラジルの監督、こう言っている。「日本は、優勝を狙うチームではない」、と。押していたゲームを落とした悔しさもあろう。ゲームを終始押し、数多くのシュートを打ちながら、ゴールポストに嫌われゴールが奪えなかった悔しさ。それでも、なでしこジャパンはブラジルに勝ち、準決勝へ歩を進めた。
しかし、なでしこジャパン、圧倒的に強いワケじゃない。もうそろそろだろう、と考えている。
翻って、男子の関塚ジャパン、ここまで来るとは思わなかった。着実に歩を進めている。1968年のメキシコ五輪以来44年ぶりのベスト4。思いの外、と言っていい。
44年前には、釜本、杉山の二枚看板で銅メダルを取った。ひょっとすると今回は、違う色のメダルを取るかもしれない。
いずれにしろ、進んでいる。終幕へ向け着々と。