「春光呪詛」。
今、夜11時40分。つい今しがた、大きな地震があった。
震源地は宮城県沖。マグニチュード7.4。津波警報が出ている。三陸沿岸、追い打ちとならねばいいが。
大きな揺れだった。仙台では震度6強。私のところは震度4らしい。3.11の昼すぎ以来、1000回近くの地震が起こっている、という。震度2か3程度の揺れには慣れっこになったが、震度4となると少し身構える。
福島第一原発は異常なし(これ以上の異常があって何とする)とのことだが、それより、避難所にいる人たちは恐かったろう。
今日も日中暖かく、近場の桜木、ほぼ七、八分咲き。
しかし、この春、残酷だ。
宮沢賢治著『春と修羅』所載の詩、「春光呪詛」。
いつたいそいつはなんのざまだ
どういふことかわかつてゐるか
・・・・・
春は草穂に呆け
うつくしさは消えるぞ
(ここは蒼ぐろくてがらんとしたもんだ)
・・・・・
ただそれつきりのことだ
(おおこのにがさ青さつめたさ)