番付。

大相撲秋場所の新番付が発表された。
野球賭博問題で謹慎処分を受けた力士、全休扱いとなり、全員降格となった。幕内で謹慎処分を受けた6力士、すべて十両へ落ちた。解雇された琴光喜の穴もあり、十両から幕内への昇進9人となった。で、面白い番付となった。
おかげで、栃乃洋、土佐ノ海、春日王といったベテラン力士が幕へ帰った。素直にうれしい。
土佐ノ海、インタビューを受け、ベテランらしく、「イレギュラーなことなので・・・・・」、と言っていたが、何かまやしない。土佐ノ海にしろ、栃乃洋にしろ、春日王にしろ、この3人の取組みを、幕内で見ることに喜びを感じる人は多くいる。私もそうだ。
それにしても、”地位が人を作る”、とよく言われる。このこと、たしかにそうだ。
一人横綱の白鵬、まさにその境地に達しつつある。力士代表との気概を持つ白鵬、やや優等生的なきらいはあるが、今日もきちんと対応していた。これで、連勝記録もさることながら、何年か先の引退時、貴乃花に次ぐ一代年寄は当確だ。
それよりも、秋場所は十両が面白くなる。
何しろ、十両の東の筆頭が豪栄道、西の筆頭が豊ノ島なんだから。横の文字が、関脇や小結、三役であってもおかしくない。それが、十両なんだから。二枚目には、雅山もいる。
彼らには、”地位が人を作る”、にならないようにしてもらいたい。まあ、大勝ちするとは思うが。