「朝鮮日報」を見てみれば。

スケート、韓国の選手は、強いな。
500メートル、昨日の男子に続き、女子でも、韓国のイ・サンファという選手が勝った。
イ・サンファ、絶対の世界女王、ジェニー・ウォルフとの一騎打ち、ともいえる勝負を制した。2本目の勝負は、凄かった。先行するイ(李)をウォルフが追い、抜き去り、引き離すかに見えた。が、最後の直線で、イが猛追、みるみる差を詰めた。ウォルフが、一瞬早くゴールしたが、両者のタイムは、共に、今日初めての37秒台を叩きだした。
ウォルフ 37秒83、イ 37秒85。2/100秒差だった。1本目のタイム差で、イにアドバンテージがあったので、1,2本合計で、5/100秒の差で、イ・サンファが勝利し、金を取った。500メートルで、男女共、同じ国の選手が優勝したのは、オリンピック史上初のことだそうだ。
それにしても、韓国のスケートは強い。それで、「朝鮮日報」のオンライン版を見てみた。韓国じゃ大騒ぎしてるんだろうな、と思って。たしかに、社説で取り上げられたり、今日までで、金3、銀1、を取り、総合2位に浮上した、なんてことも出ているが、日本の新聞には出ていない、周辺記事が、幾つも出ている。
男子500を制した、モ・テボム(昨日、私は、モー・テビョムと記したが、どうも、正式には、モ・テボムというようだ)は、子供の頃から型破りな男の子だったとか、金を取った昨日が、21歳の誕生日だったとか、車とバイクが好きだとか、という記事。
15位に終わった、イ・ギュヒョクは、ワールドカップや世界選手権では、常に1,2位にきている選手だが、オリンピックには、勝てない。今まで、5度オリンピックにでて、一度もメダルが取れなかった。今回も、とか。
また、今回のオリンピックの表彰台は、韓国系2世の、ジェイムズ・リー(韓国名、イ・ジュンヨブ)氏が、デザインしたものだ、とか。その前振りとして、モ・テボムが、日本人選手を両横に最上段で、金メダルを受けとった、という記述もあったが。
さらに、こんな記事もあった。
アイスホッケー、NHLの選手を除き、今度のオリンピックの出場選手の中で、昨年、2009年の収入のトップは、キム・ヨナである、との記事。フォーブスが、この10日の電子版で発表したものだそうで、キム・ヨナの昨年の収入は、800万ドル(7億2千万円)。アメリカのスノーボードのスター、ショーン・ホワイトと同率首位だそうだ。
日本の全国紙には、こういう記事は出ないな。
浅田真央の、昨年の収入が幾らだとか、スノボーのショーン・ホワイトと年中戦っている、腰パンの悪ガキ、国母和宏の年収が幾らだとか、というような記事は。時には、「朝鮮日報」の記事を見るのも面白い。
それは別にしても、スケートの韓国勢、強い。まだまだメダルを取るだろう。