パリ+リスボン街歩き (63) カテドラル。

アルファマを歩いていると、このような教会があった。カテドラルである。
イベリア半島、永くイスラム教徒の版図に入っていた歴史を持つ。スペインもポルトガルも。
当然、ここリスボンも。このカテドラルも、リスボンの地をイスラム教徒から奪回した後、イスラムのモスクの跡地に建てられたそうだ。

小ぶりではあるが、何やらガッシリとした姿である。イスラムとの抗争、ということとも何か関係があるのかもしれない。
しかし、やはり、カテドラル。正面の上部にバラ窓がついている。

中へ入る。
外から見た印象とはやや異なる。思ったより広い。

内陣の奥の方へ。祭壇の方へ。

堂内、こういうところも。

こちらは、二人づれや三々五々。

小さなローソクが灯されている所があった。
日本のお寺であれ神社であれ、カソリックであれプロテスタントであれ東方正教であれ、入るのが許されている所ならば、イスラムのお寺であれヒンドゥーのお寺であれ、どのようなお寺や教会でも、私は頭を垂れて、お線香やロウソクを灯す。
正直に言えば、このところ、いかなるお寺やモスクや教会でも、私がお線香やロウソクを灯して祈っているのは、孫娘の行く末の幸せのみである。はっきり言って、その他のことはどうでもいい。
ここでも、1ユーロ硬貨をドネイションボックスに入れ、ローソクを1本灯した。孫娘のために。

このような一角も。
内陣の後ろの方である。

堂内の後ろの方、つまり、このカテドラルの正面入口の上には、バラ窓。
外の光が明るすぎるのか、色が飛んでいる。でも、カテドラルのバラ窓である。