戌年・いぬ年。

年賀状、出す数も来る数も少なくなっている。意識して、そのようにしてもいる。
今年は戌年、いぬ年である。が、来る犬の絵も少なくなった。その中から「これはっ」てものを何枚か。

黒い犬である。鋭く、鋭敏な犬である。
いずれにしろ日本犬であろう。
柴犬かとも思ったが、この色づかい、甲斐犬であろう。

赤い犬である。ホワホワッと愛らしい犬である。
しかし、犬でないかもしれない。おそらく、そう。
でも赤い犬に思えてくるから不思議。
プードルであろう。

これは分かりやすい。犬のおまわりさんだ。
右の腰にピストルを提げているのだからすぐ分かる。
しかし、前に子供がいる。子供連れの犬のおまわりさんのようだ。
この顔は、紛うことなくブルドッグである。

これは疾走する犬である。
字でもあり、絵でもある犬である。
書き、描いた紙をハガキに貼りつけている。<犬二匹にひきづられつつ>、と。タッチは荒いが、芸は細かい。
ドーベルマンを思わせる。

我が家にも犬がいた。
これは2010年秋、2歳のころの我が家の犬、かわいい盛りのボンド。フレンチブルドッグである。
が、一昨年の春、急死した。
カミさんと結婚して40数年となる。が、私がどこへ行っていようとカミさんからの電話など、まあ掛かってこない。しかし、一昨年の3月末、カミさんから電話があった。瀬戸内の直島にいた私に。「ボンドが死んだ」、とのカミさんの涙声。
前夜まで普通であったが、朝、死んでいた、とのこと。カミさんにとっては、娘が結婚し家を出て行ったあとは、ボンドが子供同然であった。
医者の死亡診断書には、死因は急性出血性胃腸炎、とある。7歳9か月。人間でいえば60歳前後。フレンチブルドッグの寿命は他の犬種に比べ短命である。そうではあるが、あまりにも早い死であった。
なお、ボンドと共に写る右側のフレンチブルドッグの小さなぬいぐるみ、今でも我が家のリビングにある。いや、いる。


新しい年が明け、朝鮮半島情勢、動いていた。
きっかけは1日・元日の30分強の金正恩の演説。アメリカに対しては変わらないが、韓国に対してはガラッと態度を変えた。同じ民族である、話し合いをしようじゃないか、と。
今日、板門店で、双方閣僚クラスの会談がもたれた。11時間にわたって。
北朝鮮はピョンチャンオリンピックに参加するそうだ。選手ばかりか、応援団(あの美女軍団か)その他も。
そればかりじゃなく、軍用ホットラインの再開も。
韓国は力こぶを入れている。本気である。それに対し北朝鮮は・・・
本気でありや。あるいはミサイルの精度をあげるまでの時間稼ぎか。
判らない。