稀勢、ひとりで悩むな。

今日、イギリス首相のテリーザ・メイは、「孤独担当相」を新設したそうだ。
EUからのブレグジット、イギリスという国自体がヨーロッパでの孤独感を感じているのであろうが、その国民の多くの人も個人としての孤独感を感じているようなのだ。で、「孤独担当相」という大臣を新たに設けたそうだ。
稀勢の里もひとりで悩んでいるのではないか。稀勢の里の「孤独担当相」が必要だ。
稀勢の里、「おしん横綱・隆の里」の鳴戸親方に育てられた。しかし、鳴戸親方は急逝、隆の鶴の田子ノ浦が親方となる。しかしである。隆の鶴は最高位が前頭8枚目という力士、年も若い。師匠とはいえ、横綱の稀勢の里にアドバイスをすることなどできないのではないか。
稀勢の里自身、他人の意見などあまり聞きいれる男ではないようだ。自らの殻に閉じこもる、というタイプの男らしい。
力士仲間で親しい男がいるかどうか。高安との仲はいいようだ。しかし、これは兄弟子としての弟弟子への可愛がり。友ではない。
31歳となるが、ガールフレンドもいない模様。酒もあまり飲まないようだ。
稀勢の里、自らの世界に閉じこもっている、という感がする。
稀勢、意固地になるな。ひとりで悩むな。
あと1、2番負けたら休むがいい。横審や協会ばかりじゃなく日本国民すべて稀勢には甘いのであるから、それに甘えるがいい。
昨日、今日、日中外出していた。だから、相撲中継を見ていない。
が、夕刻には気になりスマホでチェックしている。昨日も今日も稀勢の里と白鵬が揃って敗れていた。その取組みは夜のスポーツニュースで見ている。
白鵬は明らかに違和感を覚えている。その相撲に。
張り手、かち上げは許さない、という横審の申し渡たし、明らかに白鵬に対しマイナスハンデを課した処置である。白鵬、苦しんでいるが、乗り越えるであろう。
稀勢の里は悩んでいる。ただひとりで。
ひとりで悩むな、稀勢。
酒豪揃いの力士の中でさして酒を飲まない、というのも少しどうかという感もする。少なくとも、ひとりで悩むな、稀勢の里。