正月2日。

箱根駅伝、途中から見る。
往路優勝は東洋大、総合4連覇を狙う青学が36秒差で続き、次いでトップと1分56秒差で早稲田、以下、拓大、法政、・・・、・・・とゴールしたあたりで、NHKに切りかえる。
正月2日は、ラグビー大学選手権準決勝の日である。
第1試合の明治対大東文化戦、後半に入っていた。明治、トライを重ね、43−21で勝利、19年ぶりの決勝進出を果たした。実は、昨年の正月2日、準決勝の場に早慶明の姿はなかった。今年も正月2日の準決勝に歩を進めたのは明治だけ。早稲田と慶應はこの場にいなかった。今年は明治が気を吐いた。
大学ラグビーでは、早明、また、早慶明、古くからのライバルである。しかし、ここ10年ばかりの帝京の一強状況の中では、大学選手権の決勝、いや準決勝に早稲田と言わず慶應か明治のいずれかが歩を進めていればホッとする。
第2試合は、大学選手権9連覇に向かっているこのところの絶対王者・帝京対東海戦。
ゲーム開始直後、わずか22秒で東海がノーホイッスルトライを挙げた。驚いた。ゴールも決まり東海の7−0。

その後、帝京が2トライを挙げ2ゴールを決め、前半を帝京の14−7で折り返した。
が、試合内容はほぼ互角であった。ボール支配率も極端に偏っていない。
東海大、絶対王者・帝京に対し互角の戦いを挑んでいた。両校ともミスが少ない。ディフェンスが堅い。
実は、昨年の大学選手権の決勝は、帝京対東海、今日準決勝で当たったこの両校であった。この対戦、リアルでは見ていない。33−26で帝京が勝ち、大学選手権8連覇を達成した。
今年の準決勝の両校、前半は互角の試合運びであった。グッゲーム。

しかし、後半に入ると帝京がジリジリと押していく。
後半13分すぎ、東海ゴール前の帝京ボールのスクラム。

帝京、ゴールポスト近くに飛びこみトライ。
トライを挙げた選手は見えないが、20番の選手の陰になっている。

これで帝京、19−7となる。
ゴールも決まり21−7に。2トライ2ゴール差となる。

帝京ゴール前で東海も攻める。が、帝京の堅い守りをなかなか崩せない。
逆に帝京にトライ、ゴールも決められ28−7に。
その後、東海1トライを挙げる。帝京も1ペナルティーゴールを。帝京、31−12。

帝京の31−12で後半の40分がすぎ、あとワンプレイのホーンが鳴る。
この後の東海、なんとかあと1トライをとフェーズ9まで攻めを続けたが、押し出されノーサイドとなる。

紅いジャージーの帝京、決勝へ。

7日、帝京vs明治となる。
明治、ライバルである早慶両校の思いも背負って、絶対王者・帝京に立ち向かってもらいたい。
正月2日はラグビーの日。今年はこうして過ぎていった。
来年の正月2日、ラグビー大学選手権準決の場に早稲田が出てくることを、秘かに思い、願う。