クールな殺し屋、かな?。

これもアメリカ南部ルイジアナでの物語。ただし、場所は川べりのどこかの村ではなく、多くのヤクザが巣食う町・ニューオーリンズ。
刑務所を出たチンピラ2人が裏社会の賭場を襲う。時代は2008年、オバマがマケインと大統領選を争っていた時である。ということは、たった5年前のお話なんだ。

裏社会の賭場を襲い金を奪った実行犯は、刑務所を出たばかりのチンピラである。しかし、その背後に黒幕がいるんじゃないか、とも思われる。以前にも、そのようなことを仕組んだワルがいたんだから。
凄腕の殺し屋が雇われる。ジャッキー・コーガンである。扮するのは、当然ブラッド・ピット。
それにしても、このポスターに刷りこまれている”その男は優しく、殺す”、とはどういうことだ。

脚本・監督は、アンドリュー・ドミニク。
ブラピともなると、監督との文字の大きさの比率、この程度になるのも必然か。

ブラピ扮する新しいタイプの殺し屋・ジャッキー・コーガン、ワルでセクシー。
「誰もが泣き、命乞いする。見てられない」、「だから、優しく殺す」。命乞いをする時間を与えないんだ。瞬時、短時間で殺すんだ。

ブラピ扮するジャッキー・コーガン、こう言う。
「信じるものは、オレの腕と金」、と。そして、こうも。「アメリカは国じゃない。ビジネスだ。さあ、金を払え」、とも。
このお話、オバマがマケインと戦っていた2008年のことなんだ。リーマン・ショックの年でもある。わずか5年前のこと。信じられる?
クールな殺し屋ってことにも、そうなのかな?って思っちゃう。