オホーツクふらふら行(20) 浜頓別へ。

枝幸で同じ宗谷バスであるが浜頓別線に乗り換える。連絡はいい。
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浜頓別行きのバス、またも乗客は私ひとりであった。
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枝幸、オホーツク沿いでは大きな町なんだが。人がいない。
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オホーツク海に沿って走る。
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前方にオホーツク海に突き出た山が見えてきた。
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窓外のオホーツク。
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重機が見える。
海沿いで工事をしている模様。
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バスの窓外に、海に突き出た岬のようなものが迫ってくる。神威岬であることに気がつく。
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その少し後、右上、バスの進行料金を知らせる個所に「カムイ岬」と出てきたので。
司馬遼太郎の『街道をゆく38 オホーツク街道』は、稚内から浜頓別、枝幸、雄武、紋別、網走、斜里とオホーツク沿いを南下している。それとは逆に、オホーツク沿岸を北上している私、司馬遼の記述とシンクロするのにやや手間取る。しかし、神威岬のカムイが記されている個所ぐらいは触れておきたい。
<前方に、岬が出現した。岬は岩のかたまりで、二本角の犀が海に頭を突っこんで咆哮しているように怪奇である。「あれは、神威岬です」と、野村氏がいった。・・・>、と司馬遼太郎は記す。その前には、日本語の神とアイヌ語のカムイとの共通点について記されている。<アイヌの神も、古日本の神も、内容はかわらない。日本人は・・・>、と。神居古潭についても。
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窓の外、このような標識が時折り現れるのに気がついた。
鹿の絵と共に、「動物注意」と記されている。野生の鹿が国道に飛び出してくるようだ。
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この後泊まった稚内のホテルには、このようなものが貼ってあった。野生の鹿、案外大きい。ドンと当たれば、それ相応の事故となる模様。
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進行左側、陸側の光景。
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そして、進行右側海側、オホーツク側の光景。
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流氷が接岸したオホーツクの海が飛び去る。
バスは、凍てついたオホーツク沿岸を坦々と走る
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この少し後、浜頓別バスターミナルへ着いた。
この路線も、乗客は私以外ひとりもいなかった。