オホーツクふらふら行(30) 小樽港。
朝、そろそろ食堂へ下りて行かなきゃな、と思っていたら電話がかかってきた。「もしよろしければ、食事をお部屋の方へ運びましょうか?」とのこと。そうしてもらった。
ゆっくりと食い、10時半ごろチェックアウト。この日は新千歳から16時の便で帰る。
小樽港へ行くことにする。小樽港、前夜行った小樽運河の少し先。中央通りをゆっくり歩く。
前夜は暗くて気づかなかったが、面白い光景がある。
「明治の森」と記されている。
明治眼科という大きな眼科医院の前庭に木が植えられている。明治37年創立の明治眼科の100年記念の時に造られたそうだ。明治37年は、1904年だから、それから100年、2004年に造られたようだ。
「森」とは少し大袈裟とも感じるが、樹木では、ヤマボウシ、コブシ、ナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジなどが植えられている。雪に埋もれているが草・木では、コグマザサ、クマザサ、ヘメロカリス、コゴミが植えられている、と記されている。
これも面白い。
古いレンガ張りの建物の電気屋である。「大同商會」と書いてある。右から左へ。
小さくて分りづらいが、<テレビジョン、ラヂヲ、炊飯器、蓄音機、・・・、色々取り揃へております。>と記されている。その横には色々取り揃えている商品の絵。商売になっているかなー。
すぐに小樽運河。
前夜と同じアングルだが、夜の静寂の中の方が趣きがあるな。
運河を渡れば港町である。
港はこの先。
雪に埋もれている建物がある。
どうも市の方で除雪をする所と、そうでない所があるようだ。
港に出た。
長い埠頭がある。が、船の姿はない。
後、帰る時に「小樽港インフォメーションボード」というものがあった。それによると、小樽港には6本の埠頭がある。この今見えているのは中央埠頭のようだ。
その対面。ボードから言えば、港町埠頭となる。この埠頭にも船はいない。
こういう注意書きがある。
その先にはこういう立て札。
こういうものも。
中へは入ることはできない。
ここは第3号埠頭。
ここには船が入っている。
港だ。
向こう側は色内埠頭。
舫い綱。港には付きもの。味がある。
消火栓があった。
コンクリートの壁にこう記されていた。
帰路、こちら側から。
戻る。
ここらあたりが、港町のはずれというかとっかかりという所。すぐ先の小樽運河を渡って帰る。
ところで、このトラック、雪を積んでいる。除雪した雪をこうして捨てに行ってるんだろう。