安倍晋三の賭け。

今日、内閣総理大臣・安倍晋三、特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令した。
対象地域は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、そして福岡の7都府県に。5月6日までの1か月間。
名古屋市長・河村たかしは、どうして名古屋、愛知県を入れないんだと文句をつけている。感染状況ということもあろうが、東京圏、大阪圏に加えるに北九州が入っているのに、名古屋が入っていないのにカチンときたのではあるまいか。河村たかしらしい。が、冗談はここまでにして・・・
夜7時からの安倍晋三の記者会見を見ていた。
安倍晋三、国民の協力、国民の皆さまへのお願いをしきりに口にする。国民の皆さまの行動変容を、と。
安倍晋三は、日本国民に賭けたんだな、と感じた。日本人の生真面目さ、従順な国民性に、と。明日以降、7都府県の知事は具体策を打ち出していくだろう。7都府県民に。しかし、それは自粛要請であり、せいぜい指示である。罰則はない。日本人の生真面目さに対する賭け。
安倍晋三は、日本はロックダウンを行うことはないし、する必要もない、と語っている。中国や欧米の国々のようなロックダウンはしない、と。中国や欧米の国々から見たら、ゆるゆるの対処であろうが。
安倍晋三の賭けは、1か月後にはまず最初の答えが出るであろう。
GDPの約2割、事業規模108兆円の緊急経済対策は、私にはキチンと理解はできないが、GDPの約2割って聴くだけで、安倍晋三、頑張ったじゃないかって思える。
今日の記者会見の中でどこの記者だったか、イギリス首相・ジョンソンが感染しICUに入っていることに絡み、もし総理が感染した時には、という質問をした。「もし、意識がなくなるような場合には麻生副総理が」、と答えていた。が、麻生太郎は困るよ。安倍晋三に何とか持ちこたえていってもらうよりないよ。今は。
アッパーカットを食っても平気の平左、殴った拳の方が痛いのじゃないか、といったイギリス首相のボリス・ジョンソンでも新型コロナウイルスには簡単に罹ってしまう。何と言うか、だんだん身近になってくる。