樂土の森 現代美術展(4) 工房・樂土の間。

「笑門」と書かれた注連縄がかかる黒い建物は、とても横に長い。入って左側に穴窯の跡地があり、右側は工房となっている。

左側の穴窯の跡地。
河瀬和世の和紙インスタレーション≪昇≫が見え、長橋秀樹+渡辺五大+山本浩二の壁プロジェクト≪The blade to divide≫が見える。

そして建物のこちら側は、「工房・樂土の間」。
1998年に造られている。樂土舎創設すぐの頃。

煙突のついたドラム缶がある。
暖をとるためのものか。いや、何らかの創作に関わっていたものかもしれない。
後ろには、樂土舎創設20年の軌跡を示すパンフなどが貼ってある。

美術と共に、踊り、音楽、・・・。その活動の幅は広い。

その奥。
突き当たりの先にも部屋があった。工房だ。

ここには畳が敷かれている。

入口の方を振りかえる。

台の上にさまざまなアルバムがある。
ここにも樂土の森20年の軌跡が。

一冊を開く。
田中泯が踊っている。

右上に、今年の「創設20周年・樂土の森アートプロジェクト2016」のパンフレットが。

右手に河瀬和世の白い和紙が見える。
穴窯跡地と工房との結界か。

壁、趣がある。
コンテンポラリーアートとわびさびの世界、その融合、思いの外、相性がいい。