我孫子国際野外美術展。

我孫子から成田線で少し入る。布佐という町がある。
田舎町であるが、東京への通勤圏ではある。その布佐で開かれる我孫子国際野外美術展、第19回となる。
<これまでに30ヶ国以上から招聘した作家は100名を超え、アーティスト・イン・レジデンス制度による国際交流もこの美術展の大きな軸となっています。・・・>、とパンフにある。
布佐の町のあちこちで開かれているが、メーン会場である布佐市民の森へ行った。JR布佐駅で降り、バスで数駅。

バス停を降りると、こういう看板がある。

入っていく。
暫らく進むと、ここが会場の模様。

第19回展のパンフ。

吉藤敏男≪登竜門≫の前。
右側の女性、フランス語で通訳をしていた。

野点をしている人がいた。
後ろに見える作品は・・・

竹トンボのようなこういう作品。

門倉光正≪風 / Wind≫。

この作家、<百花譜に挑んでみたかった>、と語っている。

メイプルソールとアラーキーの「花」に触発され。

「花」が続く。

こういうもの。

今回海外から招いたアーティストは、オーストリア、ドイツ、香港、ギリシャ、ブルガリア、UK、とのこと。
中のひとり、ギリシャのアーティストの作品。
オルガ・プラスティラ≪日本の自然の中のキクラデス像≫。

「ギリシャ人のアーティストとして、キクラデス文明の目を通して日本文化探索の旅をしています」、と作家は語る。
キクラデス文明なんて初めて知った。
クレタ文明よりも古いそうだ。

それぞれの作品には、スタンプラリーのこのような赤い箱がついている。

どこやら裏道、裏街道のようなところを歩く。

と、赤く細い線のようなものが空中に現れる。

こういうもの。
”Uptraft”、「上昇気流」という意。
<昇り龍をイメージして・・・>、ということだそうだ。昇り龍か。昇り龍であれ降り龍であれ、この作品、とても気に入った。
いい。

あちこちにある赤いスタンプラリーの箱、とても洒落てる。

正直言って、きつかった。
アップダウンがあるんだ。
森って、アップダウンがあるのだったのか。
下った先の方に何やら見えている。

これ、青野千穂≪ブランコ≫。

≪ブランコは二つの反する極の間を行ったり来たりして、どちらでもあり、どちらでもない≫、と作家。
そうだ。
そうでなければ、連続運動できないもの。子供たちが遊べないもの。

色のついたペットボトルが並んでいる。ぐるっと。

わだ幼稚園の子供たちとerizoという人とのコラボ。
erizo、あまり幼稚園児に関わらず、ちびっ子たちを自由闊達に、と頼みたい。
明日、続ける。