我孫子国際野外美術展(続き)。

布佐市民の森の中をノソノソと歩く。

クラゲのようなものが風に吹かれている。

我孫子国際野外美術展、幼稚園児の一般参加の作品もあれば、実行委員であるデザイン事務所の作品もある。
布佐らしい。
タイトルは、oyogu、泳ぐ。

たしかに泳いでいる。

イギリスからの招待作家であるこの作家の作品には、まいった。
作品がどれだか分からないんだ。

竹藪の中の折れた竹がそうなのか、とも思う。

いや、木橋の下のこの箱のようなものがそうなのか、とも考える。
結局、分からなかった。

森の中、矢印に従ってゆっくりと進む。

この竹を用いた作品。

≪OLD・POP・UFO≫。
作家がそう言っている。”OLD・POP・UFO”、と。

上の方にこのような作品があった。

このような作品。
が、近くまではいかなかった。

最初入ったところに出てきた。

このテントのところに。

アレッ、入った時にいたフランス人、まだいる。

それより、布佐市民の森へ来た時最初に会った和服のようなものを着ている人、マッサージのようなことをしている。

鈴木雅≪青空もみほぐし≫。
作品番号、第1番である。
鈴木雅、こう記している。
<アートの語源はラテン語の「ars(アルス)」、これには技術や資格という意味が含まれています。つまりアーティストは元をたどれば職人であったのです。職人である自分が行う青空もみほぐしは、もしかしたらアートの源流なのかも?>、と。
そう。
アーティストとアルティザン、攻めぎあうものでもあり、結びあうものでもあり、と長年にわたり過ごしてきた。

森へ入って初っ端に見た龍の作品≪登竜門≫、鋭い爪がある。

尾までずいぶん長い。

「登竜門」って、”Gate to success”って言うんだ。
またひとつ勉強した。

ほどよいお年であると思われるが、とても美しい面立ちの女人、まだ野点の席におられた。

この近辺、まだ幾つもの作品がある模様である。が、もう疲れた。
すぐ先の方にもこういう作品があるが、近寄らない。
それはそうと我孫子国際野外美術展、その一部を見ただけだが、面白かった。