ヨコトリ(8) アート・ビン。

第5話、6話、7話、8話、9話、とヨコトリの「忘却めぐりの旅物語」は続く。
しかし、先を急ぐ。
前回、3年前のヨコハマトリエンナーレ、ヨコトリは、10回少しでブログを閉じた。今回もその程度で幕を引こうと考える。あと4、5回で。
横浜美術館のエントランスホールへ戻ろう。

下の方にマイケル・ランディ作≪アート・ビン≫が見える。
なお、右の方に羽を休めている大きな黒い鳥は、吉村益信作≪大ガラス≫。
1960年代、日本のアートシーンを撹乱したネオダダ・オルガナイザーの拠点・新宿のホワイトハウスは、新宿百人町の吉村益信のアトリエ。この大きなカラス、その新宿のホワイトハウスで制作されたものだろう。その”大ガラス”、今では1960年代日本を代表する作品のひとつとなっている。

アート・ビン(アートのゴミ箱)、大きい。その高さ、7メートルもある。
アート・ビン、「皆さん、アートの失敗作や何やかやを放りこんでください」、というもの。
ウヌッ、その横には、古い仲間の連中が、既にいる。

前のシーンから1時間ほど前のアート・ビン。
右手の方に、アート・ビンへ作品を放りこむための階段が見える。
この日は9月下旬、ヨコトリ開幕から2か月近く経っている。それにしては、アート・ビンの中へ放りこまれている作品、少ないんじゃないかなー。それとも、誰でもが放りこんでいい、というワケではないのかなー。

アート・ビン(アートのゴミ箱)へ近づく。
自転車のようなものも入っている。

パンダが描かれたものも。

第10話、第11話の新港ピアへ行こう。無料のバスに乗って。