見逃した。

まあ、毎日ほぼ連休のようなものだし、世間さまも連休だし、ということで日時や曜日の感覚が摩耗している。
今日、それが現実のものとなった。
ラグビー全国大学選手権の決勝、見逃してしまった。帝京対東海の決勝戦が今日であることをコロッと忘れていた。見たかった。残念。
帝京が勝ち8連覇を成しとげたが、33対26と1トライ1ゴール差。緊張感のあるゲームが展開されたようだ。
が、見逃した。残念だ。
初場所2日目の相撲は見た。
しかし、今日、日本相撲協会も大きな見逃しをやってしまった。見逃しというか、見落としというか、見誤りというか、いずれにしろ間違いを。
鶴竜対松鳳山の一番である。
立会い鋭く立った鶴竜、左を差し松鳳山を土俵際に追いつめる。土俵際、松鳳山、鶴竜の左手を小手にまき打っちゃる。行司軍配は松鳳山に上がった。が、物言いがつく。土俵に上がった審判の親方連中、ビデオ審判の意見を聴いた後、行司差し違いで鶴竜の勝ちと宣する。
おかしい。

土俵際に追いつめられた松鳳山、鶴竜の左手をたぐって小手にまき、振り投げる。

鶴竜の身体は飛んでいる。死に体である。

こちらから見ても、鶴竜の身体は死に体以外の何物でもない。
松鳳山の左足は、まだ宙にある。

松鳳山の左足も土俵外へついている。
しかし、鶴竜の体は完全に裏返し、飛んでいる。死に体である。

この図、感覚的に言っても鶴竜の負けである。
今日は私も見逃したが、日本相撲協会審判部の親方衆も、死に体の定義を見逃した。