リアル初詣。

焼酎のお湯割りを飲みながら、いかにうつらうつらしながら書いていても、テレビ画面に向かっての初詣はやはりいけない。
今日、昨日のブログを見ていて、やはりまずいなと思った。いかに富岡八幡宮や明治神宮というビッグネームであろうと、いや、ビッグネームであるからこそ余計にいけない。初詣になってない。反省した。第一、テレビに向かってはお賽銭もあげていない。賽銭箱がないんだから、あげようにもあげられない。
「失敗してもやり直せるところ。これが初詣のいいところ」、と昨日の知恵泉でも言っていた。近場の神社へ初詣に行こう。今日は寒くもなさそうだし、何日間も外へ出ないのもよくないし。
で、歩いていける近場の神社へ行った。家から歩いて15分ほど。テレビを通しての初詣ではなく、リアル初詣に。

この石段を上がったところの大宮神社。

桜の時期には何度か載せたことがある。
花の頃、この近場では最も人が訪れる桜木が多い丘の上。

以前初詣に行った近場の神社は、筑波山から飛んできた大きな注連縄のある神社や、お賽銭を投げ入れると「おめでとうございます」という大きな声が社殿の中から返ってくる、というような神社であった。
大宮神社のことは、地味な神社、鄙びた神社という印象があった。が、リアル初詣にはその鄙びた神社に行くことにした。
参道、向こうの方に日の丸が見える。

日の丸の向こうに鳥居があり、その向こうに社殿が見える。

横の石仏には松飾りが。

こちらも。

日の丸が交差する。
このような日の丸、2月11日、建国記念日の靖国神社でもあったかどうか。

年配の男女がいる。
その会話から、どうやら夫婦のようである。おじいさんは、竹の箒を持っていた。

大宮神社幣殿。
銅板葺流造。

お賽銭を投げ入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼し、願いごと。
これはいつもの決まりごと。孫娘とその一家の安寧のみ。
正月に来た孫娘、昨年は五郎丸ポーズとその女の子バージョンであったが、今年はピコ太郎のPPAP、「アイハバペン アイハバナポー ンッ アポーペン ・・・・・」を披露して帰っていった。

大宮神社である。

幣殿の前、小さな札が立っている。

文字が消えかかっているが、かろうじてこう読める。
<大宮神社、祭神 天鈿女命、境内○○○、由来 建立創建は千数百年前と思われるが詳らかでない ・・・・・>、と。

このような小さなお社が多くある。

幣殿の裏へまわる。

この小さな石塔にも松飾り。

幣殿の後ろに本殿。
瓦葺流造。

本殿から幣殿を見る。

大宮神社、摂末社、小さな境内神社を幾つか持つ。
このお社は、

八幡神社。

このお社は、

大杉神社。
大杉神社、慶長12年(1607)創建、となっているが、そうかなー。

おみくじが結ばれている。
昨日までは社務所が開いていたのであろう。

来た道を戻る。

ここにも小さな石仏に松飾り。

振り返ると、男が一人参拝している。幣殿の前に小さく見える。
三が日すぎの鄙びた神社、参拝の人はこの人以外誰も見なかった。
摂末社の八幡神社や大杉神社へもお賽銭を投じ、お祈りをした。やはり初詣はするべきだ。リアルでなければ感じない厳かな霊気を感じる。
その後、バスに乗って飲み屋のある近場の駅へ行き、少し飲み食いする。
何年ぶりかの神社へのリアル初詣であった。