近所の桜 2014。

今年の桜、少し遅い、と言われていた。
でも、3月17日、近所の中くらいの公園へ偵察に行った。小さな丘の公園。この近辺では、宴会のできる公園として知られている。

3月17日。
近所の小さな丘の公園の桜木、まだ裸木であった。

しかし、近づいてよく見ると、小さな蕾が見える。

1週間後の3月24日、また小さな丘の公園へ行った。どうなっているか、と。
1週間前と同じ木のはずである。しかし、ほとんど状況に変化がない。多少蕾の数が増えている、か。

5日後の3月29日、今度はどうか、とまた行った。
5分咲きぐらいであろうか。咲いていた。

その1週間後の4月5日、小さな丘の公園へまた行った。学生時代の古い仲間と、東博の桜を観に行った翌日である。
オー、満開となったようだ。

しかし、近づくと、花びらが散ったところも多い。
どうも、盛りは過ぎたようである。

それでも、7〜8人のグループが宴会をしていた。
5時前ぐらいの頃であったろうか。
この後、その近くの小さな公園へ寄り(ここの桜木も盛りは過ぎていた)、ドトールで少し休み、帰路、市役所の横の小さな公園へ寄った。

時刻は6時を越えていた。
公園内は薄暗い。

四阿(あずまや)の向うに桜木がボーと浮かぶ。

その先、市役所の別館である。明かりが点いている。
この日は土曜日、休日だ。その日に出てきて仕事をしているヤツがいるらしい。3月末、年度内に決まりをつけられなかったんだ、と思われる。公務員、ドジなヤツでもクソ真面目なんだ。
それはともかく、その前に桜木がある。
ボーと浮かんでいる。

4月7日、反対側へ歩いて行った。反対側の小さな公園へ。
私の散歩、半径4〜500メートル以内。それより先は、遠出である。電車かバスに乗る。
散歩の範囲内のここは、この日でも満開であった。

この桜木も。
青空の下。

2日前の4月10日、また市役所横の公園へ行った。
この日、日中の状況、このようなものであった。市役所別館前の桜木、盛りは過ぎたが、桜木としての主張はしている。

そうは言っても桜蘂、あちこち積みしいている。

別方向に一本、満開の桜木があった。
白い花色。花期も遅い。大島桜の系統かな、と思われる。

近寄ると、こう。
今を盛りである。
     花びらやいまはの息のあるごとし     長谷川櫂
     人体冷えて東北白い花盛り        金子兜太
     さまざまの事思ひ出す桜かな       芭蕉