ヤックとモック。

昨日朝、高橋からメールが来ていた。
一昨日に記した「バンコク散歩」の最終回についてのもの。その一部をコピペすると・・・
<きめ細かな記録映像一緒に行っているようで楽しかったです。


一つだけ。


最終回で、ヤックが「....仏さまには違いない」とされていましたが、タカハシの理解では、ヤックとモックは日本の狛犬や仁王像のようにいつも対で置かれていて、寺社を守っている門番のような存在と考えていました。


狛犬と仁王像に阿形と吽形があるように、ヤックは「鬼神」、モックは「猿神」.......う〜ん「...神」だからやっぱり「仏さま」!?>


というもの。
スワンナプーム国際空港の出発ターミナルに立つ、一頭地を抜くどころか十頭地を抜くような大きな像についてである。ヤックどころかモックというものもあり、それはこれこれ、という指摘、教示である。
ところでこのところの私、ネットではなく、書籍、本に重きをおいている。今は、アナログ回帰である。

確かに高橋が言うように一対の像、狛犬であり仁王像である。まさに寺社を守る門番である。
ヤックが鬼神であり、モックが猿神か。やはり、インド源流には違いない。

顔の色には幾つものバリエーションがある。

王宮の守護寺院・ワット・プラケオで見たヤック。

ワット・プラケオからチャオプラヤー川を渡ったワット・アルンのヤックとモック。
鬼の神と猿の神、右の方はハヌマーン・猿に見える。
で、左に少し見えているのはヤック・鬼神で、右はモック・猿神であろうか。


ところで、Webを使ってブログを記しているのに、こんなことを言うのは何なのだが、私は何時の頃からかネット検索をあまりしなくなった。皆、似たようなことが記されていたり言ったりしているからである。
ネットでの検索、便利と言えば便利ではあるのだが、一次資料は少ない。そのほとんどは二次、三次の追っかけが多い。その場に居合わせないのに、それはこうこうと書いている。疑似体験を自らの体験としているものが多い。その極端な例はネトウヨのヘイトスピーチであろう。皆、同じよう。見るに堪えない。
だから、検索をすること自体を少なくしている。で、ネット上ではいっぱい出ているヤックとモックのことも知らなかった。Wikipediaについても以前は参考にしていたが、いつの頃からかそうではなくなった。
さまざまなネット上のことを検索したりWikipediaを参考にしたりしなくなった。そのようなことにかまけていたら、他の人と同じようになる、平板なものになる、ひいてはどうでもよくなる、と思った故。
今、私が重視しているのは直感である。他は知らず、自らどう思うかである。それが正しいかどうか、客観性をもつかどうかなんて二の次である。
直感で記している。
で、ネット上では数多く出ているヤックとモックのことも知らなかった。できるだけ検索をしないのだから。どこを切っても金太郎あめのようにはなりたくないから。
ヤックとモック、一対の狛犬、仁王像、高橋に言われて初めて知った。


それはともあれ、今回のバンコク行き、元はと言えば、高橋がタイ政府観光局の写真コンペで最優秀賞を取った副賞を貰ったもの。
今、ヒョッと思った。
高橋は日本人ではあるが、泰国人でもあるんだ、と。半泰人、半分はタイ人なんだ、と。
高橋には、象さんのキャンプに連れていってもらったことがある。象さんがいっぱいいた。
大きな虎のいるところへも。ミャンマーへも。メコン川を渡り、ヴィザなしどころかパスポートもなしでラオスへも連れていってもらった。
今回は相棒のSと共に代参のつもりであったが、
<きめ細かな記録映像一緒に行っているようで楽しかったです。>
なんて、一緒に行ってくれていたんだ。
高橋重夫、どこまで優しいヤツなんだ。