バンコク散歩(23) ワット・プラ・シー・サンペット。

次いでワット・プラ・シー・サンペットへ。
バンコクの王宮にワット・プラケオ・エメラルド寺院があったが、ワット・プラ・シー・サンペット、アユタヤ朝のそのようなもの。アユタヤ王朝の守護寺院。

このようなものが見えてきた。
車を降りて歩く。

目の前に僅かな品物を並べて商っているおばあさんがいた。

この中がワット・プラ・シー・サンペット

入る。
アユタヤ王朝中期に建てられたチェディーと呼ばれる3基の仏塔が目に入る。
セイロン様式の仏塔だそうだ。

域内、そう広いわけではない。ゆっくりと歩く。

このようなところも。

流れた時間を感じさせる。

3基の仏塔が残っている。

ここには、昨日のワット・マハタートで見られたような首や胴体から上が刎ねられた仏の姿はない。

しかしここには、1500年に高さ16メートルの黄金の仏像が建造されたという。

が、1767年、侵攻してきたビルマ軍により破壊されたそうだ。

アユタヤもビルマも同じ仏教国なのにどうしてって思うが、隣同士ってどうもそうなんだ。

破壊の限りの中でもこれらの仏塔は残った。

さほど大きなものではないが、美しい。

この天日干しレンガの仏塔のすぐ側には・・・

仏塔などに登っちゃいけない、とのあの注意書きの看板が。
下の方には、許可なしにドローンを飛ばすことも禁止、ということも記されている。

ひと回りした。戻る。

外へ出る。車の方へ戻る。
笠を被り、修行服のようなものを着ている人がいる。

昼飯の食堂へ向かう途中、気がついたら窓のすぐ横を象が通りすぎていった。

前を見たら、そこにも象が。
昼飯はそこそこ大きなホテルの食堂でのバイキング。タイ風、西洋風、中華風の料理が多く並んでいるが、あまり食いたいというものはない。ビールと共に幾つかを食う。外国人向けの食事場となっているらしく、次々と団体客が入ってくる。
1時間後、ガイドが迎えにきてバンコクへ帰る。高速を走って。

バンコクの町並みが見えてきた。

暫らく走るとぎっしりの車の中。バンコク名物の渋滞だ。
バンコクに帰ってきたって感じがする。
3時ごろホテルに着いた。


12年前、アユタヤへバスで行った時にはアユタヤの博物館へまず行き、遺跡はひとつしか行かなかった。首を刎ねられた仏さまが多くあった寺院跡の遺跡であったが、何という名の遺跡であったのか憶えていない。
暑くて、何度も町中の食堂で休んでいたことは憶えている。
ガイドに案内された今回は、有名どころの遺跡を3か所見て回った。
呆気ない気もするが、年寄りには丁度いい、とも思う。