リオパラリンピックへ行っている北朝鮮の選手、やはり故国へ帰らざるを得ないんだろうな。

若くして優秀な人はいる。科学の分野においては何の不思議はない。
しかし、通常一般の世界においては、30前後の若者はまだまだ経験が少ない若造だ。そのような若造に権力を委ねたらどうなるか。困ったことになるのは、理の当然。
今日、北朝鮮は核弾頭実験なるものを行なった。ノドンやテポドンに乗せてアメリカや日本を攻撃できる核弾頭、という触れこみだ。
32歳の金正恩、何を考えているんだ、なんてことを言ってもはじまらない。
いい年をした北朝鮮の男が「我が国は最強の宝剣を手にした」、なんてことを言っている。本心とは思えない。悲しい言葉である。
リオパラリンピックへ行っている北朝鮮の選手たち、やはり故国・北朝鮮へ帰らざるを得ないんだろうな、と考える。
開かれた世界を目の当たりにした北朝鮮の選手たち、それでも経験不足の若造が号令をかける国へ帰らざるを得ないのであろう。
アメリカの能力をもってすれば、豊渓里の核実験所をピンポイントで破壊することなど容易いであろう。また、ビン・ラディンを襲ったことからすれば、金正恩を消し去ることなど容易いことであろう。やっちゃえ、と思う人も多かろう。
が、そうもいかない。ほとんど多くの人は、理性というものを持っているから。
今、リオにいる北朝鮮の選手たちも理性を持っている。しかし、それでもなお、パラリンピックが終われば北朝鮮に帰ることになるだろう。
帰らざるを得ない。
理不尽だな。