国立駅前大学通り 彩の会展。

これも11月下旬、山宣のグループ展を見に国立へ行った。案内ハガキには、<大学通りも色づいて・・・>、と記されている。

国立駅前から南へ延びる大学通り、案外広い通りである。しかし、やはり常に比べて暖かな今年、山宣が言うほど色づいてはいない。

これは黄葉しているか。

すぐ近くの一ツ橋大学の構内へ入る。国立大学というもの、私には今ひとつ馴染めない。
それはさておき、イチョウの葉、そこそこ散り敷いている。

約束の時間が迫ってきた。Art Space 88 KUNITACHI での彩の会展へ。

山宣は2階にいた。
正面の作品は山宣・山本宣史の作品、山宣の膠彩画だ。

タイトルは、≪ローマの休日≫。なるほど、後ろはコロッセオ。

≪むべ≫。むべ、あけびの仲間。

この2点も。
左、≪ウィーリーの夢≫。右、≪ウィーリーの嘆き≫。
”ウィーリー”、山宣が度々描いているテーマ。”ウィーリー”、山宣の愛犬の名なんだ。

反対側の壁面。杉浦が来ている。
右端の作品は・・・

山粼佳子≪大晦日≫。
富士山なのに大晦日。大晦日の富士山、或いは、富士山での大晦日に、よっぽどの思い入れがあるのであろう。

伊良原瑛子≪月下≫。

ひと夜限りの月下美人、におい立つよう。


5時前、久木も来た。山宣を含め古い仲間4人、いざ出陣と相成る。
山宣からのハガキには、<駅近くに「松ちゃん」、「ウナちゃん」という古い呑み屋があり、・・・>、とも書かれている。「松ちゃん」は焼き鳥屋で、「ウナちゃん」はうなぎ屋だそうだ。共に国立では知られた店だそうだ。
まず「松ちゃん」へ行った。まだ暖簾も掛けられていないのに、店内はいっぱい、満席。仕方がない、「ウナちゃん」へ行った。驚いた。ここも満席。まだ5時前、店の灯もはいっていない、というのに。
ウィークデーの5時前である。私たちはリタイアしたジジイであるから、5時であろうと4時であろうと、関係はない。しかし、暖簾が掛けられる前から店に入っている連中は、ジイイばかりじゃない。まだ仕事をしている時間だろう、と思われる連中もいる。ま、国立の連中は、暇人が多いのかもしれない。
私たちは仕方がない。普通の居酒屋へ行った。どういう店だったのか、今は思い出せないが。